約 2,147,228 件
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/630.html
ブレスオブファイアIII (Part2/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。 7-289~292、 8-67~70・172~175・190~194、 10-295~297・587~590、 11-299~306、 まとめ内差し替え・追加スレ-62~63 289 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 16 ID ie5H4Hzk 203-205の続き オウガー街道を通る前に闇市に寄っていく。 ここは馬兄弟のいた組織が仕切っている不正流通マーケットだ。 街道を歩いていると噂のモンスターが現れた。 ガー「コイツが、モンスター‥ トラ‥、か?」 ワータイガーとの戦闘になるが、逃がしてしまう。 リヴェット山を抜けて久しぶりのウールオル街道へ。 しかしそこにはウインディアの検問がかかってた。 なんでもマクニール村で作物の不正流通があって、取調べ中のようだ。 仕方ないので村で時間を潰す。 村人の話によると、手傷を負ったトラがシーダの森に来ているらしい。 決着をつけるため、シーダの森へ。 リュウはあのトラが気になっていた。 森の奥まで行くと、リュウはガーランドを待たせて、一人でうなり声のする方へ進む。 そこはリュウにとって一番楽しかった頃の思い出の場所だった。 焼け落ちたアジトに近づくと・・・ 「‥‥‥リュウか?」 レイ、だった。 「‥‥オウガー街道で会った‥‥な?」 うなずくリュウ、レイは苦笑する。 「く‥ くくく‥ そうかよ お前だったのかよ!? いやいやいや‥‥」 「ゆかいだねぇ‥ リュウに、やられるとは! ‥‥結構、本気で戦ったんだが、なぁ」 お互いの無事を喜び合う二人。 レイはリュウとティーポの仇を討つため、オウガー街道で闇市に出入りする連中を 片っ端から襲っていたのだった。 「お前だけでも、生きてて 強くなったのを知って‥ ちっとは気が軽くなったけど‥‥」 「いや、違うな‥ やっぱり、俺は 思い知らさないと、いけねぇ‥ 俺の、弟達に手を出した、連中に!」 レイは何処かへ去って行った。 290 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 17 ID ie5H4Hzk 村へ行くと血ダルマになったズルスルを見つける。レイの仕業だ。 レイが向かったのではと、マクニール邸に行く。 ガー「しかし、トラ‥ レイが‥ ここの連中を恨むのは‥ 分からなくはないがな‥ 本当に悪いのは地主の方、だったのだろう?」 「竜殺しの、俺が言えたギリではないが‥ リュウは恨みを晴らす気は、ないのか‥? レイの様に」 リュウは首を振る。 そこへマクニールを捕縛したウインディア兵達がやって来た。 女の子がマクニールに向かって、ウインディアの名において捕らえる、とか言ってる。 もしかしてニーナ? マク「ちちち、違う‥ わわ悪いのは、私ではなく‥」 ニーナ「あなたが言ってる、組織のバリオと、サントという人物は心当たりがあります‥ しかし、彼らは‥」 ガー「もう、この世にいるはずは、ない‥ だな?」 ニーナ「ガーランドさん‥? それに‥ リュウ!?」 ガーランドは簡単に挨拶を済ますと、早めにマクニールを連れてくよう勧める。 ニーナはマクニールを連れた兵達を先に帰した。 「さ、説明してもらうわよ?」 ガーランドは天使の塔で別れた後の事を話す。 「俺も‥ 500年近く連中と戦ってきたが‥ 実は、竜の事を少しも知らなかった事に 最近、気がついたばかりだ‥」 「わかったわ‥、で?」 リュウ・ガーランド「?」 「?じゃないわよ その組織のアジト 闇市‥ だったかしら? 行きましょうよ」 ニーナはこの機会に、組織まで摘発する気だ。強引に手伝わされる事に。 「あ、そうそう マクニールは、大丈夫よ いくら、そのトラさんが強くっても‥‥ お城に入っちゃえば 手出しできないわよ、ね?」 291 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 22 ID ie5H4Hzk 酷い有様だった。 闇市へ行くと、組織の関係者のほとんどが倒れていた。 マクニールを狙う機会を失ったレイが、ターゲットを変えたのだ。 生き残った奴からレイの事を聞くと、組織のボスを追って北の関所へ向かったようだ。 ガー「昔‥ リュウ達を守れなかった分‥ 暴れるつもり‥ なのだろう、な」 ニーナ「そんな‥‥ 今更、そんな事しても意味ないわ‥ それに‥ ボスがやられたら取り調べ出来なくなる!」 関所へ行くとレイがボスを追い詰めていた。 ボス「く、くっそう‥ 何の‥つもりだ!? 俺が誰だか、知ってるのか?」 レイ「知ってるさ‥‥ 闇の組織を取り仕切る ミクバの大親分さん、だろ?」 闇市の事は許すからいたずらはここまでにしろ、とミクバ。ナイフを抜くレイ。 「何年か前‥ 俺達を殺しに来たあんたの子分も‥ 俺に、そう言ったよ‥ イタズラが過ぎるってな‥」 レイの一撃がミクバの胸を裂く。 「けど、あいにく俺はガキなんでね‥ いつでも、おいたが過ぎるんだよ‥‥」 リュウ達が駆けつける。 「‥‥‥リュウよお あの時、俺がこのぐらい強かったら‥ ティーポは死なずに済んだかなぁ‥‥」 ニーナ「!」 ミクバが巨大なモンスターに変身するが、リュウとレイは気づかない。 「なのに、俺は‥ 下らないコソどろのくせに 人を傷つけるのが、イヤだとか かっこつけて‥‥ エンリョする程強くもないってのに‥」 ミクバの不意の一撃でレイが倒れてしまう。 ミクバ「傷つけるのが、いや‥ か? 人食いトラが! 俺達の力は、傷つけ、壊し 殺すために‥ 神から与えられたものだ!」 「お前は、バリオ達を倒したという、ガキだな‥ ちょうど良い‥ まとめて、面倒みてくれる!」 激しい戦いの末、ミクバを倒す。 ミクバ「へ‥‥ 気が済んだか 人食いトラめ‥‥ こうやって、せいぜい気に食わない奴らをぶち殺すが、いいぜ‥‥」 「‥‥‥ま、あいにく お前の探してるらしいバリオとサントは‥ そこのガキが殺ったみたい‥ だがな」 レイ「!」 292 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 24 ID ie5H4Hzk レイ「‥‥竜の力、か そいつで‥‥‥」 「俺達の、カタキは‥ とっくの昔にリュウが‥‥ 片付けてた、って事か‥」 「俺が、してた事は何だったのかね‥‥ 今だって、リュウの助けがなけりゃ‥ 勝てなかっただろうし」 「どうだい、この次は俺と、お前とで‥ 俺達を見殺しにした マクニール村の連中をぶっ殺すってのは?」 「ドラゴンの力が、あれば‥ そんなの、一発だろ? なあ‥‥!?」 ニーナ「ちょっと! ウインディアの名にかけて そんな事は、許さないわよ!」 「ウソだよ‥ オウガー街道で、リュウにやられた時から‥ カタキをとるなんて 出来そうもないと思ってた‥」 「トラに変身さえすれば‥ マクニールだろうが組織だろうが‥ 何でも、ぶっ倒せると思ってたけど‥」 「結局、俺は‥ トラになる力を使いこなす事が、出来ずに‥ やたらに暴れてただけだ そんなのは‥」 ガー「そんなのは、本当の力では、ない‥ か?」 竜の力がもしそんな力だったら、何の疑問も持たず根絶やしにしただろう、とガーランド。 レイ「竜族は、戦争して 世界をぶっ壊そうとした‥ さっき、ミクバの言ってた壊す力じゃ、ないのか?」 ガー「恐らくは、同じような壊す力だろう‥ ミクバやお前とはケタが違うがな‥」 ニーナ「だから‥ リュウは世界を壊したりしないってば‥!」 レイ「なんで、そんな‥ 危なっかしい力が、ある?」 ガー「それが、分かるのは 竜族の滅んだ今‥ 我らの神だけだろう だから‥」 「だから、神様に会いに行こうってのか‥ そりゃ、すげーや‥」 レイは苦笑する。 「‥だったら、俺も一つ、聞いてみるか! 何故、俺やミクバみたいなヤバいのに力を持たせたのか?ってな‥」 67 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 47 ID mRUmnhix エッグノッグ街道まで来ると、ニーナが話を切り出した。 天使の塔へ行くには、またつり橋を渡ることになるが、今度は簡単には関所は通れない。 ウインディア王は、この前のニーナの家出をリュウ達のせいだと思ってるらしい。 そこでニーナはこれからやろうとしてた仕事、プラントの調査を手伝って欲しいと言う。 闇組織を壊滅させた手柄と合わせれば、王も文句を言えないと。 なんだか良い様に使われてる気がしなくもないが、言うとおりにする。 最近プラントも機械の不調で思うように作物ができず、機械の整備士も出て行き、 所長まで失踪して、いよいよ末期らしい。 プラントに行ってみると、モモが来ていた。久しぶりに会う。 モモ「なつかしーい ‥にしても リュウも大きくなったねー」 これまでの事、これからの事をモモに話す。 もう、このプラントは作物を作るどころではないらしい。 変異体の発生、ゴースト機械の爆発、何が起こっても不思議じゃない。 とにかく詳しい事を知ってる所長がいないとどうにもならない。 ニーナ「そういえば、モモさんはどうしてここに?」 モモ「‥天使の塔で、みんなと別れた後 ペコロスの事調べようと思って一緒に帰ったのー」 「でも、一人じゃ手に負えないから‥ ペレット所長に話を聞こうと思ったのね‥」 ニーナ「ペコロスもここにいるの?」 ペコロスは最近、プラントの近くの賢樹の森でいつも遊んでるらしい。 モモは所長がいないから仕方なく機械の整備をしていたようだ。 -賢樹- かつてこの世に『知』をもたらした賢人達が姿を変えたと言われる神聖な樹木。 古来より人々の心のより所とされてきた。 モモ「さ、ここよ ペコロスのお気に入り‥」 ニーナ「あれ‥‥‥、ペコロス? 今、何か‥ しゃべってなかった‥‥?」 ペコロスのもとに行く。 ペコ「ぷきゅ」 モモ「あなた、さっき‥ 何か言ってた‥‥?」 「ぷきゅ?」 ・・分からない。 「ま、いいわ‥ いらっしゃい、ペコロス これから、あなたが生まれた実験プラントを調べに行くわよ?」 68 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 49 ID mRUmnhix ペコロスを連れてプラントに戻ると何か様子が変だ。 どうやら機械が止まった上に、ハウスの中にゴーストガスが噴出したみたいだ。 ガスを浴びるとゴースト中毒になって危険なので、遠くから石でハウスを破る。 すると今度はカマドからガスが出た。カマドを調べると中に隠し通路を見つける。 その先はかなり近代的な設備になっていた。 ここはプラントの一部? 所長の隠れ家? モモが興奮してぶつぶつ何か言ってる。 「大したものだわ‥ 所長一人で、作ったのかしら それとも、他に技術者が‥」 「!」 「技術者‥!?」 リュウ「?」 「はっ!? んー‥‥‥、うん 何でもないのー‥」 中を調査するとパソコンを見つける。キーワードを打ち込まないと進めない。 モモがテキトーにペレットと打ち込んだら正解だった。 やはりここは所長が関係しているようだ。 さらに、モモはなんとなく気づいていたが、父・レプソルも関わっている事も分かった。 途中、目の前の実験室で爆音が聞こえた。 中を覗くとゴーストガスで変異したおばけなめくじが襲ってきた! ここでは変異体の実験をしているようだった。 父は自分にないしょで何をしていたのか?モモの疑念は膨らむ。 最後のキーワードを打ち込み、ついに所長と対面する。 所長の目的は自分のお母さんを生き返らせる事だった。 レプソルが妻を生き返らせるため、ゴースト鉱と賢樹を使うことを考えついたらしい。 しかし、レプソルは自然に反すると言って途中でやめて その技術で強化作物を作り始めたのだ。 ペレ「なぜ、いけない? 誰だって、好きな人が死んだら 生き返って欲しいと思うはずだっ!?」 「自然に反する‥? 利用できる物を利用して 何が悪いのだっっ!」 賢樹のエキスで醜悪なモンスター・キノコルゲとなったペレットを倒す。 モモ「私も‥ 何度も‥ お父さんが、生きてたらどうだろうって‥‥ 考えた事あるの」 「だから‥‥」 「でも、ま‥‥ お父さんが おかしな変異体の実験をやらなかった事‥ 分かっただけでも 安心だわよねー?」 「そーよ‥ ペレット所長のお母さんも こんな事されてうれしくないと思う‥」 生き返らせるための装置を止める。これで、所長のお母さんも安らかに眠れるだろう・・ キャンプ中 ニーナ「‥モモさんのお父様 どうして、実験をやめたのかな‥?」 モモ「死者を蘇らせるなんて事が‥ 不自然で、恐ろしい事だって気がついたのよ‥」 「機械が、大好きで‥ 機械の外の事にはまるで不器用だったけど‥ ばかじゃ、なかったのね」 ニーナが、これでリュウ達が東へ行けると礼を言う。 モモ「私も、たぶん‥ リュウ達と一緒に行くわ‥」 69 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 52 ID mRUmnhix リュウ達は詐欺師だと思われてるので、ニーナはレイ一人を連れてウインディア城に入る。 王と謁見した後、手形ができるまでニーナが城を案内していたが、 またハニーがついてきた事に気づく。 レイ「ま‥、チビはチビなりに 気になる物でも、あるんだろ」 母に挨拶するニーナ、あまり心配かけるなとたしなめられる。 王妃シーラは、ニーナがさらわれてから病気がちになっていた。 もう、ニーナはついて来れそうも無い。 そうこうしているうちに手形ができた。 会食の準備もできていたが、正体がバレる前にここを去らなければ。 しかし兵に城の外でリュウ達と一緒のところを見られており、仲間だとバラされてしまう。 ニーナは言い訳しようとして母と口論になる。 レイ「そう、きーきー言うなよ‥ いつか子供は‥ 親から離れていくもんだ 違うかい‥?」 王妃は激怒して、レイを捕らえようと兵を差し向ける。 その時ハニーが飛び出して地下へ走っていく。 ハニーを追っていけば、うまく逃げられるような気がすると、ニーナ。 地下にある開かずの扉をレイが開けると、祭壇のような機械があるが、行き止まりだ。 ハニーが機械をいじくると祭壇に光が下り、ハニーは光に包まれ消えてしまった。 これはトランスポートと言う、瞬間移動装置だったのだ。 この装置はこの世界ではオーバーテクノロジーに入り、 この時まで誰も使い方をしらなかった。 扉の外まで兵が迫っていた。 ニーナ「ごめんなさい、お母様‥ 私、やっぱり‥‥」 王妃「お黙りなさい! 王家の娘ともあろう者が そのような勝手‥ 許されると思うのですか?」 「私は、お母様も好きだし お城も大事に思います‥」 「でも‥ 私は‥‥ 私だから!」 母を振り切り、トランスポートを使う。 着いた先はウインディアのはずれ。見つかる前にリュウ達と合流する。 ニーナ「‥と、言うわけなの」 レイ「ま、この先‥ ウインディア王家と‥ 仲良くするのを 期待してもムダってこった‥」 「ごめんなさい、もう‥ 私、何をやってるのかしら‥‥」 70 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 54 ID mRUmnhix 再び天使の塔へやって来た。 途中ラパラに寄ったが、故障でまた船が無かった。 しょうがないので街道を使ったが、数年前の事も船のポンコツが原因だったようだ。 大戦後、竜族を滅ぼし使命を終えたガーディアンは、天使の塔で石の眠りにつく。 その時、神に合う事が許される。 塔を上り、祭壇の前に立つ。 ガー「‥石になる前に、リュウ お前を、神にひき合わせよう」 ガーランドが祈る。 「そして、問うがいい 神の、真意を‥!」 辺りが暗くなり、何者かの声が聞こえてきた。 ガ‥ ディアン‥‥ 神‥‥ ここには‥‥ 来な‥ い‥ ガー「!」 神は‥ 来ない‥ ガー「何者、だ‥?」 稲妻が走り、宙にピラミッド状の光の壁が現れた。中に女性の姿が見える。 「神に、会いたくば‥ 我を‥ ここから、出せ‥‥」 ガー「お前は‥、ディース‥‥?」 ディースは封印の鍵、ガーディアン・ガイストの名を告げると姿を消した。 ガーランドにも事態は良く分からないが、神に会う前に ガイストという天使を探すことになった。 ガイストの事はウルカン・タパの長老スーダマが知っていた。 ガイストは神に異を唱え、戦いから逃げ出したらしい。 西の集落にガイストがいると言う。 潮のダンジョン、タイドパレスを抜けると、クリフという 社会に適合できなかった、あぶれ者達が集まる村に着く。 ここにガーディアン・ガイストがいるはずだ。 172 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 02 ID 06PbHXjr 67-70の続き ガイストはクリフの奥にいた。ガーランドが事を説明する。 ガイ「神が、信じられなくなったら逃げ出しゃいいんだ‥ 俺みたいに‥」 「大体、ソイツ一人連れてって、どーすんの‥?」 「竜族の恨みを晴らすのに協力する‥? まさか、ソイツ一人でどうにかなると思ってるワケじゃないよな!?」 ガー「俺は‥、真実が問いたい‥」 ガイ「かーっ‥!変わんねぇなー、ガーランド 真面目な顔してそんな事、言うもんな‥」 ディースの封印を解くよう頼むが、ガイストはリュウと二人で話したいと言う。 ガイストは竜大戦の事を話し始めた。 ガイ「それこそ、数え切れない竜族をぶっ殺した‥ すまないと、思ってる‥‥、が 今更、争う気はないよな?」 うなずくリュウ。 ガイストの話でも、やはり竜族は無抵抗で殺されていったという。 世間じゃ竜族が起こした戦争だと言われてるが、本当は違う。 ガーディアンが一方的に竜族を狩っていたのだ。 「俺は、それがイヤになって逃げ出したのさ‥ ガーランドは、 最後まで神を信じて、つき合ったけど ずっと、迷ってたんだろうな」 自分としては真実なんてどうでもいいとガイスト。 考え直して、それでも本気で真実が知りたいなら、もう一度一人で来るよう言われる。 ガイストの部屋を出て、ガーランドと話す。 ガイストは昔から自分なりに納得しないと動かないという。 自分の力と血、そして神の真意・・ リュウ自身は本当に知りたいのか問われる。 リュウは思い出す。目覚めてから、これまでの事を。 生まれたと同時にドラゴンの力で人を殺め、表には出さないがその事をずっと悩んでいた。 また、時にはその力に助けられることもあった。 自分と同じ様な人間は他にはいない。 何故、自分は一人になってしまったのか? 自分は何者で、世界にとってどんな意味を持つのか? 今こそ、自分と向き合う時なのかもしれない。 リュウ「真実を知らねばならない」 173 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 05 ID 06PbHXjr 自分自身で神に会うことを決め、ガイストに会いに行く。 リュウ「神に会い、真実を知る」 ガイストは納得してくれたようだが・・ ガイ「んじゃ、ま‥ 始めますか」 「古臭いやり方とは思うが 俺にゃ、これしか能が無いもんで、ね‥」 ガイストの体が火の粉に包まれていく! 「いっちょ、戦ってもらうぜ 竜族よぉっ!」 ガイストが巨大な姿に変身した。 これがガーディアンの戦闘形態なのか、 襲い来るガイストに剣を抜く。 一対一の戦いをリュウが制す。 ガイ「はっ、やっぱドラゴンは強ぇや!」 ディースの封印は、ガイストが生きてる間は解けなかったのだ。 ひざを落とすリュウ。 「ま、気にすんな‥ ガーディアンになった時から俺達は、 死んでるのと同じだからな‥‥」 「ふう‥‥ しかし‥ この強さが‥ 神を恐れさせた‥?」 仲間達が入ってきた。倒れてるガイストを見てガーランドが驚く。 「いや‥ こうやって かつての敵でさえ 仲間にしちまう能力か‥」 リュウ「?」 「封印をはずす役目が無けりゃ‥ 俺も、行きたかったが‥ ガーランド、後よろしく‥」 ガイストはただの砂となってしまった・・・ 174 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 07 ID 06PbHXjr 天使の塔へ戻り、ディースの本体が安置されてる地下へ行く。 ガー「‥‥‥ディース」 封印が解けディースが目覚める。 ディ「ガーディアン‥‥‥?」 手招きするディース、近づいたガーランドを素手で殴り飛ばす! 「この、オタンコナスのガーディアンめっ!! よくも、このディース様を500年も閉じ込めたなっ! ぶっとばすよ!」 やっと自分を信じる気になったのかとディース。もう一発ガーランドを殴る。 「遅いんだよ、ばか!」 「でも‥‥ ぎりぎりで間に合ったか‥‥」 -ディースの回想- ドラゴンの叫びが聞こえる。 何て事を!! ガーディアン達の足元には親子だろうか、二匹の竜の死体が転がっていた。 ディ「何て事すんだい! この、オタンコナス!!」 ガー「これは‥ 邪悪だ そう、我らの神がおっしゃった」 「それが間違ってるって、何で気づかないんだい アンポンタン! あたしが、その神に会わせてやるって‥ 言ってるじゃないか!?」 ガイ「おい、ディース! 我らの神を貶めるのもそれくらいにしないと‥」 ディースがリュウに迫る。 ディースはハダカだ。リュウは顔を背ける。 「竜族が、皆死んでしまっていたら‥ 取り返しがつかなくなるところだったけど‥‥」 「まだ、この子が残ってる‥‥!」 ここは死んだ竜の気が強すぎる、場所を移そうと言う。 「西にある火山だよ‥ 分かったね、竜ちゃん?」 ディースは光に姿を変えて飛んでいった。 ニーナ「ちょっとぉ! 何、嬉しそうな顔してるのよ リュウ!?」 とにかく、ズブロ火山へ行くことに。 175 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 10 ID 06PbHXjr ズブロ火山のふもとにディースを祭った祠があった。 中には石盤があるだけだったが、リュウが触れると謎の空間に飛ばされた。 ディースが、蛇の様な下半身を持つ異形の姿で現れた。 これが太古から存在すると言われる伝説の大魔法使いの本当の姿だった。 遅れてガーランドも飛ばされて来た。 ガー「ここに‥ 我らの神が‥?」 ディ「違うよ、ばかだね‥ これから、そこへ行く道を教えてやろう、ってのさ!?」 ディースは長い間封印されて力を失い、 神の許へ連れて行く事も出来なくなってしまったのだ。 その代わりリュウの『目』を開き、道を見えるようにしてくれると言う。 ディースが杖に魔力を集中させる。 「ちーっと、痛いかもしれないけど‥ ガマンすんだよ?」 巨大な雷光がリュウを直撃する。 私の‥ リュウ‥ リュウ「!」 一瞬、誰かの声が聞こえた。 次の瞬間リュウの頭上に光が現れた。光は北を指し示す。 それが神の目だとディース。その先のずっと遠く、海の向こうに神がいると。 「後は‥ あんた達でがんばるんだよ‥ じゃ、行ってきな リュウ」 リュウが元の場所へ飛ばされる。 「ガーランド、あの子を頼むよ‥ 死なせるんじゃ、ないよ?」 ガー「俺の殺した、数多の竜族達にかけて‥ あいつが、俺より先に死ぬ事は‥ ありえん」 ガーランドもリュウに続く。 「ふう~~‥ これしきで、ヘバるとは あたしもトシかねぇ‥ ‥‥ま、そんだけ あんたも、ツライって事か?」 誰もいなくなった後、何かを見つめてディースはそうつぶやいた。 190 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 43 ID dKUF/63j 海に出るという事で船が必要になった。 世界中でも船は、ラパラ~ウルカン湾のミッド・シーでしか使われていない。 湾の外の外海は荒れ狂う海で、そこへ出て帰ってきた者の話など聞いた事がない。 船は故障中で、機械ギルドのあるジャンク村に預けてあるらしい。 ジャンク村の近くには機械浜と呼ばれる、何故か機械の部品が流れ着く所がある。 ここで部品をサルベージし、ジャンク村で修理して組み立て、 船でラパラに運んで、そこから世界中に機械が流通する。 そうやって世界は成り立っているが、実は機械を作り出すことが出来る人はいないのだ。 部品をテキトーに組み立てて動いた物を使ってるに過ぎない。 今はそれが精いっぱい。モモのように機械の原理を知ろうとする者は少ない。 ジャンク村に行くと船を引き取りにベイトが来ていた。 ベイト「あなた達は‥!」 船を使いたいと伝えるが、部品が足りなくて修理できないらしい。 例により手伝う事に。 機械ギルドの許可を貰って機械浜へ行くが、部品の良く取れる つぶれたコンテナ船には、危険だからと入れてくれない。 ガーランドが実力を認めてもらおうとサルベージを手伝う。 チーフと二人で、素手で直接ロープを引っ張る。 かなりの手ごたえだ、これが成功すれば一人前だとチーフが言う。 しかし、ロープにかかっていたのはモンスターだった・・・・ レイ「ゆかいだねぇ‥ オッサン これで、一人前とは‥」 アングラを倒すとチーフが実力を認めてくれた。 部品を探して、エンジンを修理してるモモに持っていく。 修理が終わり、一度船をラパラに戻しに行く。 ニーナ「海の上って、気持ちいいね リュウ‥?」 「この海を、ずっとずっと向こうに行けば‥‥ 竜族の事、リュウの事 全部、分かるかな‥?」 その時、この船とは比べ物にならないくらい大きな船がすぐ近くを通っていった。 それは黒船と呼ばれる謎の船で、いつもは外海にいるのをたまに見るが 最近はミッド・シーにも現れている。 黒船には人が乗ってる様子がなかった。 あの船は一体・・・? 191 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 45 ID dKUF/63j ラパラに着くとジグがやって来て、いいところを見せたいと船の操舵を買って出た。 ジグはやる気マンマンで船を出すが、外海の荒れように船が持たず、いったん引き返す。 「伝説の船乗り」にはなれなかったと肩を落とすジグ。 それは何なのか聞くと、ミッド・シーのどこかに 外海に行って帰ってきた人がいるという噂があるらしい。 「伝説の船乗り」の情報を集めに、漁村パーチへやって来た。 村長がこの事に詳しいようだが、機嫌が悪くて取り付くしまもない。 村長は体が弱って魚が食べたくなくなってしまったようだ。 どうやら故郷の料理が恋しいようなので作ってあげることにした。 故郷のメーカース地方に行き、名物料理を教えてもらう。 シースと言う、魚嫌いな人も食べられる、魚を使った料理だ。 各地で食材を集めて再びパーチへ。 リュウは心を込めてシースをにぎる。 村長「コイツぁ‥ 『シース』じゃねぇか!?」 村長がシースを口にする。 ――瞬間、村長の曇った心は日本晴れとなった! 「‥‥‥へっ! ‥‥‥サビが、目にしみやがるぜ!」 村長に伝説の船乗りの事を聞くと海流の書を渡された。 パーチの東の岩場に海流の激しい場所があり、そこにその男がいると。 潮の流れを読み、それらしい小屋を見つける。 小屋にはククルスという老人が住んでいた。 ククルスは言う、自分は外海を探検してきたのではなく、 外海の向こうから流れて来た人間だと。 なんとか向こうへ行く方法はないかと聞くと、 黒船に乗ることができれば、あるいは・・・と。 192 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 46 ID dKUF/63j 早速黒船に接近する一行、だが手立てがない。 モモ「こんなの、どうしろって言うのかしら、ねー? とりあえず‥‥‥」 いきなり黒船に向かってバズーカを打ち込むモモ。 「こんな事して止まるモンでも、ないしー‥」 ガー「来るぞっ!?」 モモ「?」 黒船が大砲を撃ってきた!砲撃がレイの目の前で炸裂する! 為す術なく退散するしかなかった。 レイ「‥ったく 何考えて発砲なんてすんだよ!?」 モモ「なによー‥ 私のせいって言うのー‥」 どうにか乗る方法をみんなと相談する。 「あいつがいきなり攻撃するから‥ でかい船が怒って反撃してきたんだよな?」 「なによー‥ 私が悪いんじゃないんだからねー‥」 レイはまだ根に持ってるようだ。 とにかく、攻撃を受けない後から全速力で突進して乗り込む作戦に決まった。 強引な方法で乗り込むことに成功する。 ここでククルスの話を思い出す。 黒船は本来自動船で、乗ってしまえば自動的に海の向こうへ着くはずだと。 ブリッジまで行き、システムを再起動させる。 全員ブリッジに集まると、神の目が発動した。 船は、神の目の指し示す方へ進んでいた。 向こうに着くまで何日かかるか分からないので、船の中でくつろぐ一行。 男部屋で話をしていると、突然警報が鳴り出した。 何事かとモモのいるブリッジへ集まると、船に異常が発生したようだ。 異常の発生したアッパー・デッキに行くと 二匹のモンスターが船に体当たりしていた。 アンモナイカを退治して船の中に戻るリュウ達。 数日後、リュウ達を乗せた黒船は無事外海を越えた。 誰も行ったことのない、彼の地へと・・・ 193 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 48 ID dKUF/63j ニーナ「とうとう、着いたね‥」 モモ「見たところ、あっちとあんまり変わらないわねー?」 レイ「どうだかね‥‥ 黒船ぐらいのでかいモンスターがいるかもよ?」 ガー「とにかく‥ 誰も詳しく知らぬ、土地だ‥ 気は抜かん方が良いだろう、な‥」 一行が船を泊めたのはコンビナートのドッグだった。 コンビナートでは人間と機械兵が共同で作業をしていて、スクラップを整理して 黒船が帰ってくるとそれを積み込むようだ。 ククルスが、黒船が機械をミッド・シーに運んでいると言ってたのは本当のようだ。 ここの人達は何のために自分達がそんな作業をしているのか 何も考えてない様子だ。 コンベアでコンビナートにスクラップが運び込まれているようだが 誰も どこから、誰が流しているか知りもしないし、知ろうともしない。 それどころかこの町の外の事すらあまり知らないようだった。 町から一歩出ると、スクラップと枯れた大地が続く、 荒涼とした世界が広がっていた。 194 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 50 ID dKUF/63j キャンプ中、ここにきて、それぞれが自分自身の考えを自問自答する。 レイ「こっちの連中 精気が、ねぇって言うか‥」 モモ「なんだか、機械兵みたい」 レイ「‥ゆかいだねぇ この先、何が出てくるか 分かったもんじゃ、ねぇ‥」 「‥‥怖いのか? 「バカ言え!? 俺は、自分で‥ ここまで来たんだぜ?」 「あっちで、気楽に盗人でもしてりゃ‥‥ ここに来る必要なんてなかったんだ‥」 だが、もう一人の自分は首を振る。 「ちっ‥、確かにビビってるかもしれねぇ‥」 「神様を探しに誰も知らない所に、来るなんて まともじゃ、ねぇ‥ 何だってんだ 竜の力ってのは‥!?」 ニーナ「絶滅した、竜族‥ ウルカンの、神様‥‥ 世界が変わっちゃうぐらいの 大きな謎なのかも‥」 「こんな事、ウインディアにいたら‥ 絶対、知らなかった」 「でも‥ お母様や‥ お城のみんなに迷惑をかけたわ‥」 「今、ここにいるのは 王女様で、いた事よりすごい事じゃないの‥? 「私‥ 勝手な事してるだけだもの‥」 「大切なのは、あなたが自分で決めたって事よ‥! モモ「でも、すごいわよー‥ 私達が使ってた機械が どこから来るのか分かったら‥」 ガー「‥うむ」 「父さんがここにいたら どう思ったかしらねー!? 「父さんだけじゃ ないわ 技術者なら、誰でも夢見る 機械の謎に近づいてるのよ? 「そうよー‥! 私が、その謎を突きとめるんだからー‥!」 ニーナ「明日からも、がんばろうね リュウ‥‥」 295 ブレスオブファイア3 sage 04/11/23 03 29 08 ID qUb1cEP1 |ω・`)ダレモイナイ…?トウカスルナラ イマノウチ ひとまず幼年期編終了まで。セリフとか超うろ覚えです。 まとめにもあるのでできるかぎり簡素に簡潔に、……なりませんでした_| ̄|○ダメポ キャラや用語解説はまとめサイトを参照して下さい。 ――この物語を、竜に捧げる。 ダウナ鉱山の地下から、ゴースト鉱に封じられた1体のドラゴンが発見される。 まあ普通に考えて生きてるわけがないので炭鉱夫たちは淡々と鉱石を破壊するが、 それはまだ生きていた。 こうして激しく乱暴に叩き起こされた最後の竜は、 わけもわからず恐怖に逃げ惑う工夫達を次々と焼き殺していくが、 その後捕らえられて闇市へ運ばれる。 辛くも脱出した竜はそのまま入れられていた檻ごと崖下へ転落。 そのショックか、竜は幼い少年の姿をとる。 その後、シーダの森に住むはぐれ者の虎人レイに拾われ、 以前同じように拾われてきた少年ティーポと3人で暮らすことになる。 グラウス山に棲むヌエを退治したことで村人達から感謝され、 図に乗った彼らは領主マクニールから税金を奪ってくる。 しかし、裏組織につながりのあったマクニールは、すみやかに 調子に乗った悪ガキどもに苛烈な制裁を与える。 馬兄弟にブチのめされ、3人はばらばらになってしまう。 生きているか死んでいるかも定かではない。 目覚めたときから既に親も仲間も死に絶えていたリュウにとっては、 もう他に頼れる身よりなどない。 二人はきっと生きていると信じて、彼等を探すことを決意する。 ひとまずウィンディアに向かうが、その途上で馬兄弟に見つかる。 リュウがドラゴンであることを知った彼らは、リュウを拉致ってウィンディア城へ。 力に目覚めたばかりのリュウは、まだそれを制御するすべを知らない。 馬兄弟はリュウを見世物にしようとするが失敗、地下牢へブチ込まれる。 気の毒になった王女ニーナは彼を助けに来るが、おせっかいなくせに 世間知らずな王女は馬兄弟にさっくり騙され、誘拐されてしまった。 なんとか逃げ出し、二人は地下墓地を抜けて地上へ脱出する。 さて、これから暫くは馬兄弟に追いかけられたり逃げ出したり捕まったり また逃げ出したりして話が進む。勿論レイやティーポのことも聞いて回るが、 彼らのことはひとまず青年期編までおあずけ。 迷い込んだ塔でゴースト研究者のモモを、彼女の父の友人の依頼で訪れたプラントで タマネギ似(つうかむしろタマネギ)の変異体、ペコロスを仲間にするが、 またまた馬兄弟に捕まる。ここで、彼らが主催する『漢羅強烈大武会』に 優勝したら自分たちを解放する、という約束を取り付けて出場することに。 なんとか決勝戦まで勝ち進むものの、前大会優勝者であるガーランドに あっけなく張り倒される。 優勝したガーランドは、その報酬としてリュウとその仲間を貰うと宣言。 話が違うと血相を変える馬(兄)を眼力で黙らせ、リュウたちを連れて出て行く。 何故自分たちを助けてくれたのかという問いに、ガーランドは「リュウが竜族だからだ」 と言い、「お前がその竜の血を知りたいと思うならば、 『天使の塔』へ向かわなければならない」と続ける。 一方コケにされてキレた馬兄弟は手下を集め、マジになってつっかかってくるので、 ガー様と一緒にこれをヌッ殺す。レイとティーポの仇は討った。 (注釈:「ガー様」……主に「ガーランド」と打つのが面倒なときとかに多用される愛称) 296 ブレスオブファイア3 sage 04/11/23 03 30 19 ID qUb1cEP1 ウィンディアで通行手形をゲッツし、さらに東へと向かう一行。 港町ラパラへ到着。ここから船を手配し、さらに東、『天使の塔』のあるウルカン地方を目指す。 だがしかし、そうそう簡単にいかないのが世の慣わしRPG鉄の掟。 山沿いをぐるりと迂回する街道は火山の噴火で道が塞がれているし、 灯台の灯が消えたことで船も港に戻ってこれないという。 とりあえず灯台の灯を再び灯してみたり、灯台に不法侵入していた 妖精の要請で傭兵……げふんげふん。彼女たちの隠れ家を襲うキュートな関西イルカと ゴテゴテ一本勝負をしたり、あまつさえへたれ会計士ベイトとギルド長シャッドの 愛のキューピットをしてみたり、しかし待てど暮らせど船は戻らない。 結局、火山内のダンジョンを抜けて先に進むことに。なら最初からそうしろよ。 ズブロ火山内部を抜け、もうすぐ出口というところで奇妙な老人が一行の行く手を塞ぐ。 「ぎひひひ…ここまで、手が回ったか…」 あかん。明らかにアッチの世界に行っちゃってるぞこのジジイ。 「ぎひひひぃ……聞こえるぞ…死んでいった者達の、恨みの声がなァ…!!」 相当にマズい電波を受け取っておいでのようですので、かろやかに始末する。 だが、なにか気になることを言っていたような……? やっとこ『天使の塔』のあるウルカン地方へ到着。幼年期編も終盤を迎える。 ガーランドの故郷でもある町ウルカン・タパで、ガー様はかつての竜大戦で ドラゴン相手に戦った天使『ガーディアン』の一人であることがわかる。 長老の許可を得て、『天使の塔』最下層へ。 塔の外見と同じ、巨大な三角錐の石碑。 広大な床を隙間無く埋める無数の骨、骨、骨。 ガーディアンたちの名を刻んだ石には、同時に一つの数字が刻まれている。 その中に見知った名前を見つけたリュウ。ガーランドは静かに語りはじめる。 400年前、世界征服を目論んだ竜の一族は戦を起こした。あまりに強大なその力に 対抗するため、一人の女神がウルカンの地に降臨した。 女神から邪悪と戦う力を得たウルカンの民は、邪悪を滅ぼす天使ガーディアンとなり、 竜族のほとんどをこの地に封印したのだという。 その後、ほとんどのガーディアンは眠りについたが、ガーランドは わずかに生き残った邪悪――竜族を滅ぼすため、この地に残ったのだとも。 「恐らく、お前は竜族の最後の生き残りだ」 「お前を封印すれば、俺の使命も終わる…行くぞ!」 297 ブレスオブファイア3 sage 04/11/23 03 31 40 ID qUb1cEP1 武大会決勝戦の時と違い、地に這わされたのはガーランドの方だった。 だがその表情は、何故か苦い確信に満ちている。 「やはり…!竜族が本気になれば、俺達などではとうてい敵わん…ならば、何故」 その言葉に疑問を感じたのか、リュウが近づこうとしたとき、 すぐそばに、首だけのドラゴンの亡霊が表れる。 果てが見えないほどに広大な地下墓地。 不気味さとは別に、言いようの無い冷気が身体を包んでいる。 それは、極限にまで凝縮された憎悪、そのものだ。 あまたの同胞を滅ぼした天使を殺せと囁く亡霊に、 とどめを刺せというガーランド自身の言葉に、激しくかぶりをふるリュウ。 追い詰められて絶叫した子どもの背後に巨大な影がさす。 「カイザー…ドラゴン……!?」 呆然と呟いた天使の目の前で、最強のドラゴンは本能のままに咆哮する。 崩壊をはじめた『天使の塔』には、うずくまるガーディアンの姿だけがあった。 暗闇の中。 自分の激しい息遣いだけが響く。 リュウはただただ闇雲に走り、逃げ惑う。 いつか見た夢に現れた長髪の青年が呟く。 「…俺たちは他の連中とは違う」 「一緒にいては、いけないんだ――」 聞いたことの無い声、見たことのない、でもどこか見覚えのある顔立ちと、髪の色。 暗転。 幼年期編 END ごめんなさい最後のイベントとか、気合い入れて書きすぎました_| ̄|○illi 大好きなんです、あの辺の流れ。とっても燃え燃えなんです。 青年期編はちょっと間あくかもですが、後日まとめて投下します。 587 584 sage 04/12/10 15 09 56 ID aEsY+wHJ 586 すいませんね。どっか行ったり、戻ってきたりして。とりあえず一部を。 残りも明日中に全部投下します。part8の190-194の続きから。 588 ブレスオブファイア3 sage 04/12/10 15 12 25 ID aEsY+wHJ 機械墓場を抜けてさらに北へ進むと、かつて人が住んでいたであろうコロニーに辿り着く。 街中を調べるとトランスポートを発見。これでさらに遠くへ行けそうだ。 ポートを起動して跳ぶが、着いた先は元の世界のコンテナ船だった。 行く時はあれだけ苦労したのに、帰る時はあっという間。化かされたような気分になる一行。 しかし行き先を調整すれば神の元へ行けるかもしれない。 コンテナ船から続く鉄塔でアンテナを調整し、聞いた事のない地名へと飛ぶ。 着いた先はドラグニール。ここも彼の地の廃墟の一つの様だが、集落ができていた。 村人はリュウの顔を見るなり宴を開いて歓迎してくれた。 なんと、ここは力を捨てた竜族が暮らす村だった。 村人はリュウの事を竜の御子と呼び、ここへ来るのをずっと待っていた様子だ。 夜、村を見て回るリュウに村人達は自分達の事を話してくれた。 敵の目を逃れるため力を捨ててここへ逃げて来た事、他の仲間は地下へ潜った事、 後者の何人かは子を宿し、竜族が再び甦る機会をうかがい眠りに就いた事。 そして今、リュウがここへやって来た。 「そう・・ 我々は、今・・ あなたの求める者の在る場所を教えることができる 宿敵、女神ミリアの・・」 リュウ「!」 「リュウよ・・ 真の竜の力を目覚めさせ・・ 女神を・・・・・・」 翌日、男三人で話をしていると長老がやって来た。 村の地下に住んでいる最長老が話があると言う。最長老は大戦を知る唯一の生き残りだ。 村の中心にある井戸を降りると、中はしっかりとした石造りの通路が続いていた。 通路の途中の壁画には女神と戦う勇者達の姿が描かれていた。(ブレス1?) 「よく来たの・・、リュウ わしは、最長老のボノ・・ ちょっと老けてるナイス・ガイじゃ」 最長老は話しを始めた。竜の一族の記憶は竜大戦の遥か昔にさかのぼる。 それは、この世に繰り返し現れる悪しき存在との度重なる戦いの歴史だった。 時に人の姿、時に悪鬼の姿で現れ世を乱す者こそ、ウルカンの神・ミリア。 589 ブレスオブファイア3 sage 04/12/10 15 13 48 ID aEsY+wHJ 最長老はガーランドに話し始めた。 ガー「ご老人・・・・ 私達を、恨んでおいでで?」 「恨む・・? 中には、そんな者もあったが 違うな・・ ガーディアン」 これは宿命だと最長老は言う。 「宿命、ですか ご老人・・?」 「それは、どういう意味です お教えください、ご老人・・!?」 「えーいっ、老人老人言うな 同い年のくせに!!」 へそを曲げてピチピチギャルとしか話さないと言い出す。 ニーナ「お願いします、おじいさま」 最「よーし、いい子じゃな お聞き・・・・」 「女神ミリアと、わしら竜族は常に争っておった・・ この世界をめぐって、な・・」 女神から世界を守ってきたという事かと聞くと、そう簡単な話ではないと返される。 むしろ、竜族の方が世界にとって危険かもしれないという。 その力を恐れて、ミリアが根絶やしにしようとしたくらいだから。 しかし竜族はほとんど力を使わずに死んでいった。 もし竜の力を使っての全面戦争になれば、それこそ世界が滅ぶ危険があったという。 ニ「じゃあ、つまり・・ 竜族は、世界の事を考えて? 竜族は、悪くないの・・?」 「まあ、安心するのはちと早いが・・」 最後の仕事をすると最長老、ほっぺにチューしてくれとニーナに頼む。 ニーナ「って・・、リュウ どうしよう・・・・?」 リュウ「どうして俺に聞くの?」 ニ「そ、それもそうね・・」 もう思い残す事はないと最長老。リュウに最後の話を始める。 力を捨てて今までこの土地で生きてきたのは、 後世に真の竜の力を伝えるため、女神の目からそれを隠すためだと言う。 「女神を欺けたかどうかは、分からんが・・ 真の力は、こうして守られてきた・・ わしの中で、な・・」 この部屋は女神に気づかれないよう、封印が施されている。 竜の力が使えないここで、リュウ達の力を見たいと言う。 「わしは、今からズルをして真の力を使うが・・ リュウよ、竜の力に頼らずわしを退けてみよ・・」 590 ブレスオブファイア3 sage 04/12/10 15 16 14 ID aEsY+wHJ エルダードラゴンになった最長老を倒した。最長老はリュウ達の力を褒め讃えた。 「御子よ・・ お主に与えるのは最強の力じゃ・・ 世界を滅ぼすと言われた真の竜の力、アンフィニ」 「アンフィニを持ってすれば 世界は、お主の思うままじゃ」 とまどうリュウを見て笑う最長老。 「心せよ、リュウ これは、女神を恐れさせた竜族の能力の、一つ・・」 リュウ「?」 「今一つの能力は、それ・・ 信頼にたる仲間を作る能力じゃ・・」 いつの時代も竜の勇者と呼ばれた者達は、常に仲間と共にあり、 真の竜の力を用いて女神を打ち倒したという。 「じゃが・・、お主に・・・・ 先人と同じ事を・・ せよとは・・ 言わ・・ぬ・・・・」 「行くが・・、いい リュウ・・ よ・・・・ 己が・・ 意志のままに・・!」 最長老はアンフィニ・ジーンに姿を変えた。 「さらばだ、リュウ 我が血に連なる子よ!」 大きな力が流れ込んで、リュウの眠れる力が発現した! 井戸から出ると、長老から北の死せる砂漠に行くよう言われる。 竜族の言い伝えでは砂漠を越えた所に女神がいるという。 最長老はああ言ったが、長老達は一族の悲願が果たされるのを望んでいるようだった。 砂漠まで村人のホイスが供をする事に。 死せる砂漠と生ある世界を隔てる鉄の壁、ファクトリーを抜けた。 ここから先は星の位置を頼りに砂漠を歩くことになる。どうしても戻りたくなったら砂ブタを使うよう言われる。 ホイスの話通りに進むが、砂漠は思った以上に広く、険しく、 飲み水も減っていき、メンバーの体力もだんだんと落ちていった。 途中で襲ってきたモンスター・マンモを倒したところで、とうとうニーナが倒れてしまう。 後少しで砂漠を越えられるかも知れないが、このままではニーナは動かせない。 砂ブタを使って最初から出直すべきか・・。 しかし砂ブタには他にも使い道があった。リュウは迷った末、砂ブタを切った。 砂ブタの肉は、砂漠で暑さに倒れた旅人を回復させる事ができる。 レイ「これで、戻れない・・ すごいな、リュウ・・ お前は、やっぱり・・ 強いよ」 「大丈夫だ・・ 俺達はきっと着くよ・・ こんな所じゃくたばらねぇ・・ お前が、いる限り」 続く 299 ブレスオブファイア3 sage 05/01/12 23 16 45 ID PekZOGVL 程なくして一行はオアシスにたどり着いた。 周りには小さな村が。この村でニーナの回復を待つ。 ここの長の話によると、神の事は知らないが 丘一つ越えた向こうに古の都と呼んでる遺跡があるらしい。 女神の手がかりを求めて古の都へやって来た。 ここは今までのどんな所よりも機械化が進んだ場所だった。 街を探索すると大掛かりなエレベーターを見つける。 ナレーションが伝えた行き先はステーション・ミリア。女神と同じ名前だ。 この先に女神が? リュウ達を乗せたリフトは遥か上空へと登っていく。 着いた先は様々なエリアに分かれた大規模な施設、O-BARD。 あちこちがカードキーで閉められていた。 研究室エリアで、何故かヘテロキメラの足元にカード発見。 倒して手に入れるが、全然重要なものじゃなく、小部屋一つしか開けられなかった。 しかしそこでハニーと同じ姿の機械兵をたくさん見つける。 実はハニーは、ここのナビゲーターだったのだ。 エデンと呼ばれる、川も流れる大庭園エリアに来た。 そこにはどこかで見たことのある長髪の男がいた。 「・・・・ここまで、来るとは さすがに竜族と、言うべきか?」 男は夢と同じ様に、リュウの事を知っているかのように話しかけてきた。 レイはこの男がティーポではないかと言う。 「そうさ、兄ちゃん・・」 ティーポはこれまでの事を話し始めた。 ティーポもまた竜族の末裔だったのだ。 馬兄弟に負けた後、気がつくとドラゴンの姿だった。その後はリュウと同じ。 ここに辿り着くまで行く先々で争いが起き、いい者も、悪い者も、たくさんの血が流れた。 それが自分達の宿命だと、竜族は存在するだけで世界を脅かすものだと言う。 ティーポは、共にここに残って女神の管理下に置かれる事を リュウに提案するが、すぐには答えられない。 心の奥深くでよく考えろと、ティーポはリュウ達を精神世界・セラピへと引きずり込む。 300 ブレスオブファイア3 sage 05/01/12 23 19 16 ID PekZOGVL セラピに来たリュウの前にティーポが現れた。 「ここで、お前自身と・・ お前が、仲間だと信じてる連中の心と・・ 向き合うと、いい・・」 そうすれば自分と女神の考えが正しいと解るはずだと言い、また姿を消した。 セラピを歩いていると、ニーナの心が見えてきた。 王女として今自分のやっている事は正しいことなのか、 自分は勝手なことをしているだけなんじゃないかと悩んでいるようだ。 「リュウの・・ 竜族の事は・・・・ 知らなければならない とても大事なことに思えたけれど・・」 「分からない・・ ただ、お母様の言う通りにするのがイヤだから飛び出した、だけなのかも・・」 先へ進むとレイが出てきた。リュウの強さと、自分の弱さに距離を感じている。 「どうして、そんな大きな力を持っていられる? もし俺に、その力があれば・・」 「いや・・、分かってる・・ 俺には、そんな力を使いこなす事はできねぇ・・ 俺じゃ、駄目なんだ・・」 モモは世界の謎に戸惑ってるようだ。 「竜の力・・ 女神・・ よく分からない・・ 世界に関わる事? 私には、大き過ぎる・・」 「ただ・・・・ 女神に、近づくと 機械を生み出した時代にも近づいてる気がする・・」 さらに深くへ進んで行く。 やはりガーランドは竜殺しを悔やんでいた。自分はどうすれば良かったのだと。 ペコロスはここで初めてリュウに語りかけてきた。 「わしは、ずっとお前を見ていたよ リュウ・・・・」 ペコロスは、自分の信じるままに動けと言う。 「竜の力・・ 確かに、大きなものだが それで、どうにかなるほど 世界は、ちっぽけではないのだから・・」 最後に自分の心を確かめる。 「・・それで、君は何を信じればいいのか 分かっているの?」 「君は、竜の一族だ・・ 他の人みたいに、自分の事だけ考えていれば いいってものじゃ、ないだろ?」 もう一人の自分の問いにうなずく。 「君の力を使ってできる事・・ 君に、力を託した一族の人々・・」 世界に影響を与えるものは、世界の事を考えなければならない、 そしてそれができるのは女神だけだと言う。 これが自分の本心なのか?目の前の自分は女神と共に生きようと言う。 だが、そいつはティーポの作ったニセモノだと気づき、拒絶する。 301 ブレスオブファイア3 sage 05/01/12 23 23 02 ID PekZOGVL ティーポが説得に現れた。 「分かるだろう、リュウ?」 「俺と同じ、血を持った お前になら分かるはずだ・・」 「あいつらは・・ 弱い! どうしようも、ないほど・・・・」 あんな自分達の事しか頭にない連中と一緒にいて、自分達の力を悪用されたらどうする と言われるが、自分と仲間を信じてリュウはミリアに下る事を受け入れない。 ならばセラピからは出せないとヘルライダーを差し向けられるが、これを倒して脱出する。 エデンへ戻るとティーポも姿を現した。 「悪夢に、食われたら・・ 竜の力を失うだけで・・ 命は、助かったものを・・・・」 説得を諦めたティーポは竜の力を全開にして襲い掛かってきた。 激戦の末、ドラゴンロードに竜変身したティーポを倒す。 ティーポは、やはりミリアは間違ってないと言う。 「俺達・・、竜族って、こうやって・・・・ 殺し合って・・ ばっかで・・ 危ない、生き物・・ なんだ・・ でも・・・・・・」 「俺・・・・ 竜の力なんて 欲しく・・ なかったよ・・・・」 「俺・・・・ ずっと・・ 兄ちゃんと、リュウ・・と 一緒に ドロボーで 良かった・・ よ・・・・」 ティーポは小さなドラゴンに姿を変えて、死んだ。 レイ「はは・・は・・ ゆかいだねぇ・・・・」 「なあ、リュウ・・・・ 竜族ってのは、本当に血にまみれた・・ 呪われた種族なのか、なぁ?」 「違ってほしいよ、な・・ な、リュウ・・・・」 ティーポの持っていたカードキーでカプセルチャンバーエリアへと進んだ。 ここは様々な種類のモンスターを収めた部屋が不規則に繋がっている、奇妙な場所だった。 その中にはスタリオンやミクバのようなモンスターもいた。 もしかして、彼らはここでミリアによって造られたのかもしれない。 そこを抜けると、またまたハニーが勝手に走り出した。 追いかけると厳重そうな隔壁を開けているところだった。 モモ「すごい機械ね、あなた・・?」 ここから先は神の領域だ。 302 ブレスオブファイア3 sage 05/01/13 00 10 07 ID cQxaRE75 女神に仕えるナビゲーターから、ミリアの偉業を聞かされる。 ミリアが生まれる前、すでに世界は滅びかけていた。 砂漠化が進み、ほとんどの生命が消えようとしていた。 ミリアは外海を造り、世界を二つに分断して砂漠化を食い止めた。 そして生き残った生き物の大部分は、外海の向こう側へと集められた。 他にも世界を守るためには、様々な形で管理を行う必要があった。 機械技術の管理・・兵器等が造られるのを防ぐため、 ミリアが選んだ機械を与え、それを修理して使わせるようにした。 ゴースト鉱も本当はただの化石なんだけど、 ミリアの魔力を少しずつ伝達する媒体にして、機械のエネルギー源とした。 そしてついにリュウ達の前に女神が姿を現した。 「荒れ狂う海を・・ 死の砂漠を恐れぬ・・ 頼もしき、子供達よ・・・・」 「私が、ミリアです」 ガー「神よ・・・・・・ あなたに、会い・・ 真実を問わんと 遠く・・ 旅して参りました・・」 ガーランドが、何故竜は滅びなければならなかったのか聞くと、 ミリアは、それは望んでやった事ではないと言う。 ただ、生物の住み良い土地は本当にわずかで、ミリアはそこを守らなければならなかった。 どうしてもそこから竜を遠ざける必要があったと言う。 レイ「つまり・・・・ 余計な事しねぇで 大人しくあんたに守られてろ・・ って事か?」 ミリア「その通りです、レイ」 「私が、外海というシールドで守らねば・・ 死の砂漠は、じわじわと世界を飲みつくし・・」 「私が、修復できる機械を与えなければ・・ 世界は、機能しなくなるでしょう・・」 モモ「でも・・・・ 今は、まだ無理でも・・ いつか、私達・・ 自分達の手で機械を作り出せるかも・・・・」 砂漠で生きていくだけで精一杯の人間に、何かを作り出せるとは思えない、 それにもしできたとしても、それが自滅に結びつくような技術ではないと言えるのか、と返される。 かつて、危険な技術を用いた戦争が起き、世界のほとんどが砂漠に沈んでしまった。 ミリア「私は・・ 彼らを守れなかった・・」 「同じ間違いは、おかしません・・ 私は、あなた達 残された生命を守ります・・」 ニーナは言う。自分達は弱い存在かもしれない、竜の力は世界を滅ぼしたのと 同じ様なものかもしれない、でも・・・。 「だからって、どうしろと? リュウは、死ぬべきだと?」 「作り物の世界に・・ 閉じ込めておくべきだと言うのですか? ・・・・ティーポのように!?」 303 ブレスオブファイア3 sage 05/01/13 00 12 57 ID cQxaRE75 レイ「・・・・全くだ」 「何もかも、全部あんたの・・ 手の上、ってのは気にくわねぇ・・・・」 ナイフを抜くレイ。 「じっとしろ、って言われたら 暴れたくなるんだよ ガキだからな・・!」 ガー「神よ・・・・ 我々は今のところ リュウをあなたに渡す気も・・ 殺させる気も、ありません」 ガーランドは槍を構え、モモもバズーカを出す。 竜の力は危険なだけではない、とガーランド。 ニーナも、みんなで力を合わせればきっと砂漠でも生きていける、と。 ミリア「・・・・そこまでに、しましょう 子供達よ」 「あなた達の勇気と、自信を・・・・ 誇らしく、思います・・ レイ」 ミリアの魔力で、レイが粉々にフッ飛んだ! 記憶を奪い、元の世界に帰しただけだとミリア。名前を呼ばれた仲間達が次々と飛ばされていく。 ミリアの力の前に、リュウの体に震えが走る。 しかし、残ったペコロスが仲間達を呼び戻してくれた。 ペコ「わしの名を呼ばなかったな ミリア・・・・?」 ミリア「お前は・・ 賢樹・・?」 「わしが、いるうちは・・ お前に、勝手なまねはさせんぞ・・・・」 重要なのはリュウの力と意志だと言うペコロス。ミリアはリュウの意見を求める。 「あなたが、その力を捨てれば・・ 世界はこれまで通り 私の加護の下・・ 安らかに在りましょう」 ミリアは目を閉じ、祈るようにリュウの返答を待っている。 ペコ「ぷき、リュウよ・・ お前自身と、お前を信じてくれる者を信じるのだ・・・・、ぷう」 ニーナ「私、リュウが邪悪な竜じゃないって・・ ずっと、信じてたから・・ 最後まで、信じる」 モモ「例え世界が砂に埋もれても・・ 諦めなければ 何とかなる・・、かなー・・?」 レイ「俺の弟に、手ェ出したんだ・・ きっちり、ケリつけさせてもらうぜ・・?」 ガー「俺は、今・・ ミリア様より お前を信じている リュウよ・・・・」 力を捨て、女神と共に安らぎの世界を生きていくのか・・ 自分の力を信じて、何もない砂漠の先に希望を見出し、旅立つのか・・・・ それは重大な決断だった。 304 ブレス3 ED1 sage 05/01/13 00 21 31 ID cQxaRE75 リュウは力を捨てて女神と共に生きる道を選んだ。やはり世界の命運を負う事はできなかった。 力を捨てる事で世界が平安であり続けるのなら、それでいいと思った。 ミリア「リュウよ、それが真の強さです・・」 「さあ、行きましょう 私の・・ リュウ・・」 リュウは自ら力を封じ、女神に身を預けた。 そして時は流れる。何も変えずに。 305 ブレス3 ED2 sage 05/01/13 00 24 57 ID cQxaRE75 一族の恨み、宿命、ティーポの事・・。それらの事が頭になかった訳ではないが・・・ これからは自分の足で歩いて行くと決め、リュウは女神と決別し剣を構える。 「お前は、自分が何をしようとしているか・・ 分かっているのですか?」 ミリアが顔を上げる。 「私に、剣を向ける事は・・ 世界に、剣をつきつけるのと 同じだと言う事が分かっているのですか?」 ミリアの言ってる事が正しいのは分かっていたが・・・・ 意を決してミリアに斬りかかるが、それはただ空を切るのみ。 「・・・・・・ かわいそうな、リュウ・・」 「大きすぎる力が・・ お前を狂わせてしまった」 力を持たぬ者達を死の危険にさらすのか? やはり竜族は破滅をもたらす種だったのか? ミリアの言葉に信念が揺らぐ。 ペコ「それは違う・・、ミリア 生命が、お前の世界に納まらぬ時が、来たのだ・・」 「ミリアよ・・ お前の世界では生命は、『死なない』だけだ・・ それだけでは、『生きている』とは、言えない・・・・」 「・・・・・・ リュウよ・・ 呪われし、竜の一族よ・・ 話は、尽きました・・ お前の決意が、 変わらぬと言うのであれば・・ 私は、お前を滅しましょう 悲しみのうちに・・」 「他の、多くの生命のため・・ 私は、あえて・・ 鬼神となりましょう・・・・」 ミリアの気配が変わっていく。 「・・・・さようなら、子供達」 最後の戦いが始まる。 306 ブレス3 ED2 sage 05/01/13 00 26 39 ID cQxaRE75 ガーランド「・・・・終わった、いや お前達には・・ 始まり、か」 「長かった・・ しかし・・ 間違った事は、していない そうだな、リュウ・・?」 ガーランドの体が妖しく光り、激しい揺れが起こった。 女神を失ってガーランドの体は石に戻ろうとしていた。そしてまた、ここも。 「さあ、行け・・ 今からは、自分達の力で歩んでいくのだ・・・・」 その頃、戦いに敗れたミリアは崩壊するO-BARDの中、一人絶望していた。 「・・・・・・守れなかった 私の世界が、また滅んでしまう・・・・」 自分は一体どうすれば良かったのかと天を仰ぐミリアの前に、ディースが現れた。 ミリア「姉さん・・・・?」 ディース「これで、良かったのさ・・」 「これまで、あんたはこの世界を守ってきた・・ 竜族を滅ぼそうとしたのはやり過ぎだったけど・・」 「結局、それもこれも あの子達が・・・・ 乗り越えなくちゃ、ならないものだったんだよ・・」 大急ぎで脱出を図るリュウ達。 ステーションのエレベーターまで来たはいいが、爆発がすぐそこまで迫っていた。 ディース「大丈夫、そうカンタンに滅んだりしないさ・・ 世界も、あの子達も・・ あたしらが、思ってる以上に強いんだよ・・・・」 「・・・・きっと、ね」 砂漠に散らがる機械の残骸・・・。そこにはリュウ、ニーナ、レイ、モモの四人の姿があった。 砂漠のとある場所、砂に埋もれたペコロスが芽吹こうとしていた。 62 名前: ブレスオブファイアⅢ投稿日:2005/01/20(木)01 21[sC6z/VMc ] とりあえず残されている部分書きます。うろ覚えです。 沙漠を越えると、そこには古代の機械都市が存在していた(O-BIRDだったかな?) 機械都市には少数の機械とモンスター。 さらに奥深くに進んでいくとリュウ達は驚くべき人物と出くわす。 そう、死んだはずのティーポだった。ティーポはリュウをセラピという精神世界に迷い込ませ、敵と戦わせる。 セラピから脱出したリュウはエデンという場所でティーポと戦う。 ティーポの真の正体は「ドラゴンロード」そう、ティーポもまたドラゴンだった。 ティーポとの激戦の末、リュウ達はティーポを倒す。ティーポは最後に 「竜の力なんて欲しくなかった。レイにいちゃんとリュウといっしょにいつまでも盗賊やってたかった」と言い残し、息絶える。 63 名前: ブレスオブファイアⅢ投稿日:2005/01/20(木)01 25[sC6z/VMc ] 更に奥深くに進むと、異形の生物(実験体)との戦いや、機械による仕掛けが待っていた。 隔壁だ。だが、ここでモモの相棒のハニワ?が仕掛けを解く。 隔壁の仕掛けを解除し、奥へ行くとそこには女神ミリアがいた。 ガーランドは竜絶滅の真意を聞き、レイはティーポがミリアに操られていたと怒り既に臨戦態勢。 しかし、ミリアはリュウ以外を残し、メンバーをいずこかへ消し飛ばしてしまう。 だがその時、ペコロスがメンバーを呼び戻した。ここで、ペコロスの正体が発覚する。ペコロスは賢樹だった。 ミリアに、もうやめろと言うペコロスだが、全てはリュウに委ねられていた。 ミリアは「竜の力を捨てエデンで暮らすか、それとも・・・」という選択肢を迫る。 世界を左右する決断だった。 リュウ達はミリアと戦うことを選んだ。その選択を受け入れ、おぞましい姿となって現れるミリア。 壮絶な戦いの末にミリアは倒れた。ミリアは何故?と疑問し困惑するが、そこにディースが現れ、もう神は必要ないと諭す。 ディースの言葉にミリアは「姉さん・・・」といいディースと共に消えていく。ディースはミリアの姉だった。 ミリアが滅びたことにより、機械都市は崩壊していく。皆が脱出する中、ガーランドは1人残った。ミリアが滅び、ガーディアンの力が絶えるためである。 ガーランドは仁王立ちし、石となる。 画面が変わり、リュウが沙漠を歩いている。その先には仲間達が。 END 竜が滅びた理由:ミリアが竜を危険視し、絶滅させようとしていた。当然、竜はそれに抗う力を持っていたが 竜と神やガーディアンとの戦いになれば、世界が滅んでしまうと考えた竜族。彼らは世界を守るため、自ら滅びの道を選んだ。 大体こんな感じだったと思います。間違えなどあれば修正、指摘お願いします。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1593.html
ブレスオブファイアIII(Part2/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。 7-289~292、 8-67~70・172~175・190~194、 10-295~297・587~590、 11-299~306、 まとめ内差し替え・追加スレ-62~63 289 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 16 ID ie5H4Hzk 203-205の続き オウガー街道を通る前に闇市に寄っていく。 ここは馬兄弟のいた組織が仕切っている不正流通マーケットだ。 街道を歩いていると噂のモンスターが現れた。 ガー「コイツが、モンスター‥ トラ‥、か?」 ワータイガーとの戦闘になるが、逃がしてしまう。 リヴェット山を抜けて久しぶりのウールオル街道へ。 しかしそこにはウインディアの検問がかかってた。 なんでもマクニール村で作物の不正流通があって、取調べ中のようだ。 仕方ないので村で時間を潰す。 村人の話によると、手傷を負ったトラがシーダの森に来ているらしい。 決着をつけるため、シーダの森へ。 リュウはあのトラが気になっていた。 森の奥まで行くと、リュウはガーランドを待たせて、一人でうなり声のする方へ進む。 そこはリュウにとって一番楽しかった頃の思い出の場所だった。 焼け落ちたアジトに近づくと・・・ 「‥‥‥リュウか?」 レイ、だった。 「‥‥オウガー街道で会った‥‥な?」 うなずくリュウ、レイは苦笑する。 「く‥ くくく‥ そうかよ お前だったのかよ!? いやいやいや‥‥」 「ゆかいだねぇ‥ リュウに、やられるとは! ‥‥結構、本気で戦ったんだが、なぁ」 お互いの無事を喜び合う二人。 レイはリュウとティーポの仇を討つため、オウガー街道で闇市に出入りする連中を 片っ端から襲っていたのだった。 「お前だけでも、生きてて 強くなったのを知って‥ ちっとは気が軽くなったけど‥‥」 「いや、違うな‥ やっぱり、俺は 思い知らさないと、いけねぇ‥ 俺の、弟達に手を出した、連中に!」 レイは何処かへ去って行った。 290 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 17 ID ie5H4Hzk 村へ行くと血ダルマになったズルスルを見つける。レイの仕業だ。 レイが向かったのではと、マクニール邸に行く。 ガー「しかし、トラ‥ レイが‥ ここの連中を恨むのは‥ 分からなくはないがな‥ 本当に悪いのは地主の方、だったのだろう?」 「竜殺しの、俺が言えたギリではないが‥ リュウは恨みを晴らす気は、ないのか‥? レイの様に」 リュウは首を振る。 そこへマクニールを捕縛したウインディア兵達がやって来た。 女の子がマクニールに向かって、ウインディアの名において捕らえる、とか言ってる。 もしかしてニーナ? マク「ちちち、違う‥ わわ悪いのは、私ではなく‥」 ニーナ「あなたが言ってる、組織のバリオと、サントという人物は心当たりがあります‥ しかし、彼らは‥」 ガー「もう、この世にいるはずは、ない‥ だな?」 ニーナ「ガーランドさん‥? それに‥ リュウ!?」 ガーランドは簡単に挨拶を済ますと、早めにマクニールを連れてくよう勧める。 ニーナはマクニールを連れた兵達を先に帰した。 「さ、説明してもらうわよ?」 ガーランドは天使の塔で別れた後の事を話す。 「俺も‥ 500年近く連中と戦ってきたが‥ 実は、竜の事を少しも知らなかった事に 最近、気がついたばかりだ‥」 「わかったわ‥、で?」 リュウ・ガーランド「?」 「?じゃないわよ その組織のアジト 闇市‥ だったかしら? 行きましょうよ」 ニーナはこの機会に、組織まで摘発する気だ。強引に手伝わされる事に。 「あ、そうそう マクニールは、大丈夫よ いくら、そのトラさんが強くっても‥‥ お城に入っちゃえば 手出しできないわよ、ね?」 291 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 22 ID ie5H4Hzk 酷い有様だった。 闇市へ行くと、組織の関係者のほとんどが倒れていた。 マクニールを狙う機会を失ったレイが、ターゲットを変えたのだ。 生き残った奴からレイの事を聞くと、組織のボスを追って北の関所へ向かったようだ。 ガー「昔‥ リュウ達を守れなかった分‥ 暴れるつもり‥ なのだろう、な」 ニーナ「そんな‥‥ 今更、そんな事しても意味ないわ‥ それに‥ ボスがやられたら取り調べ出来なくなる!」 関所へ行くとレイがボスを追い詰めていた。 ボス「く、くっそう‥ 何の‥つもりだ!? 俺が誰だか、知ってるのか?」 レイ「知ってるさ‥‥ 闇の組織を取り仕切る ミクバの大親分さん、だろ?」 闇市の事は許すからいたずらはここまでにしろ、とミクバ。ナイフを抜くレイ。 「何年か前‥ 俺達を殺しに来たあんたの子分も‥ 俺に、そう言ったよ‥ イタズラが過ぎるってな‥」 レイの一撃がミクバの胸を裂く。 「けど、あいにく俺はガキなんでね‥ いつでも、おいたが過ぎるんだよ‥‥」 リュウ達が駆けつける。 「‥‥‥リュウよお あの時、俺がこのぐらい強かったら‥ ティーポは死なずに済んだかなぁ‥‥」 ニーナ「!」 ミクバが巨大なモンスターに変身するが、リュウとレイは気づかない。 「なのに、俺は‥ 下らないコソどろのくせに 人を傷つけるのが、イヤだとか かっこつけて‥‥ エンリョする程強くもないってのに‥」 ミクバの不意の一撃でレイが倒れてしまう。 ミクバ「傷つけるのが、いや‥ か? 人食いトラが! 俺達の力は、傷つけ、壊し 殺すために‥ 神から与えられたものだ!」 「お前は、バリオ達を倒したという、ガキだな‥ ちょうど良い‥ まとめて、面倒みてくれる!」 激しい戦いの末、ミクバを倒す。 ミクバ「へ‥‥ 気が済んだか 人食いトラめ‥‥ こうやって、せいぜい気に食わない奴らをぶち殺すが、いいぜ‥‥」 「‥‥‥ま、あいにく お前の探してるらしいバリオとサントは‥ そこのガキが殺ったみたい‥ だがな」 レイ「!」 292 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 24 ID ie5H4Hzk レイ「‥‥竜の力、か そいつで‥‥‥」 「俺達の、カタキは‥ とっくの昔にリュウが‥‥ 片付けてた、って事か‥」 「俺が、してた事は何だったのかね‥‥ 今だって、リュウの助けがなけりゃ‥ 勝てなかっただろうし」 「どうだい、この次は俺と、お前とで‥ 俺達を見殺しにした マクニール村の連中をぶっ殺すってのは?」 「ドラゴンの力が、あれば‥ そんなの、一発だろ? なあ‥‥!?」 ニーナ「ちょっと! ウインディアの名にかけて そんな事は、許さないわよ!」 「ウソだよ‥ オウガー街道で、リュウにやられた時から‥ カタキをとるなんて 出来そうもないと思ってた‥」 「トラに変身さえすれば‥ マクニールだろうが組織だろうが‥ 何でも、ぶっ倒せると思ってたけど‥」 「結局、俺は‥ トラになる力を使いこなす事が、出来ずに‥ やたらに暴れてただけだ そんなのは‥」 ガー「そんなのは、本当の力では、ない‥ か?」 竜の力がもしそんな力だったら、何の疑問も持たず根絶やしにしただろう、とガーランド。 レイ「竜族は、戦争して 世界をぶっ壊そうとした‥ さっき、ミクバの言ってた壊す力じゃ、ないのか?」 ガー「恐らくは、同じような壊す力だろう‥ ミクバやお前とはケタが違うがな‥」 ニーナ「だから‥ リュウは世界を壊したりしないってば‥!」 レイ「なんで、そんな‥ 危なっかしい力が、ある?」 ガー「それが、分かるのは 竜族の滅んだ今‥ 我らの神だけだろう だから‥」 「だから、神様に会いに行こうってのか‥ そりゃ、すげーや‥」 レイは苦笑する。 「‥だったら、俺も一つ、聞いてみるか! 何故、俺やミクバみたいなヤバいのに力を持たせたのか?ってな‥」 67 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 47 ID mRUmnhix エッグノッグ街道まで来ると、ニーナが話を切り出した。 天使の塔へ行くには、またつり橋を渡ることになるが、今度は簡単には関所は通れない。 ウインディア王は、この前のニーナの家出をリュウ達のせいだと思ってるらしい。 そこでニーナはこれからやろうとしてた仕事、プラントの調査を手伝って欲しいと言う。 闇組織を壊滅させた手柄と合わせれば、王も文句を言えないと。 なんだか良い様に使われてる気がしなくもないが、言うとおりにする。 最近プラントも機械の不調で思うように作物ができず、機械の整備士も出て行き、 所長まで失踪して、いよいよ末期らしい。 プラントに行ってみると、モモが来ていた。久しぶりに会う。 モモ「なつかしーい ‥にしても リュウも大きくなったねー」 これまでの事、これからの事をモモに話す。 もう、このプラントは作物を作るどころではないらしい。 変異体の発生、ゴースト機械の爆発、何が起こっても不思議じゃない。 とにかく詳しい事を知ってる所長がいないとどうにもならない。 ニーナ「そういえば、モモさんはどうしてここに?」 モモ「‥天使の塔で、みんなと別れた後 ペコロスの事調べようと思って一緒に帰ったのー」 「でも、一人じゃ手に負えないから‥ ペレット所長に話を聞こうと思ったのね‥」 ニーナ「ペコロスもここにいるの?」 ペコロスは最近、プラントの近くの賢樹の森でいつも遊んでるらしい。 モモは所長がいないから仕方なく機械の整備をしていたようだ。 -賢樹- かつてこの世に『知』をもたらした賢人達が姿を変えたと言われる神聖な樹木。 古来より人々の心のより所とされてきた。 モモ「さ、ここよ ペコロスのお気に入り‥」 ニーナ「あれ‥‥‥、ペコロス? 今、何か‥ しゃべってなかった‥‥?」 ペコロスのもとに行く。 ペコ「ぷきゅ」 モモ「あなた、さっき‥ 何か言ってた‥‥?」 「ぷきゅ?」 ・・分からない。 「ま、いいわ‥ いらっしゃい、ペコロス これから、あなたが生まれた実験プラントを調べに行くわよ?」 68 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 49 ID mRUmnhix ペコロスを連れてプラントに戻ると何か様子が変だ。 どうやら機械が止まった上に、ハウスの中にゴーストガスが噴出したみたいだ。 ガスを浴びるとゴースト中毒になって危険なので、遠くから石でハウスを破る。 すると今度はカマドからガスが出た。カマドを調べると中に隠し通路を見つける。 その先はかなり近代的な設備になっていた。 ここはプラントの一部? 所長の隠れ家? モモが興奮してぶつぶつ何か言ってる。 「大したものだわ‥ 所長一人で、作ったのかしら それとも、他に技術者が‥」 「!」 「技術者‥!?」 リュウ「?」 「はっ!? んー‥‥‥、うん 何でもないのー‥」 中を調査するとパソコンを見つける。キーワードを打ち込まないと進めない。 モモがテキトーにペレットと打ち込んだら正解だった。 やはりここは所長が関係しているようだ。 さらに、モモはなんとなく気づいていたが、父・レプソルも関わっている事も分かった。 途中、目の前の実験室で爆音が聞こえた。 中を覗くとゴーストガスで変異したおばけなめくじが襲ってきた! ここでは変異体の実験をしているようだった。 父は自分にないしょで何をしていたのか?モモの疑念は膨らむ。 最後のキーワードを打ち込み、ついに所長と対面する。 所長の目的は自分のお母さんを生き返らせる事だった。 レプソルが妻を生き返らせるため、ゴースト鉱と賢樹を使うことを考えついたらしい。 しかし、レプソルは自然に反すると言って途中でやめて その技術で強化作物を作り始めたのだ。 ペレ「なぜ、いけない? 誰だって、好きな人が死んだら 生き返って欲しいと思うはずだっ!?」 「自然に反する‥? 利用できる物を利用して 何が悪いのだっっ!」 賢樹のエキスで醜悪なモンスター・キノコルゲとなったペレットを倒す。 モモ「私も‥ 何度も‥ お父さんが、生きてたらどうだろうって‥‥ 考えた事あるの」 「だから‥‥」 「でも、ま‥‥ お父さんが おかしな変異体の実験をやらなかった事‥ 分かっただけでも 安心だわよねー?」 「そーよ‥ ペレット所長のお母さんも こんな事されてうれしくないと思う‥」 生き返らせるための装置を止める。これで、所長のお母さんも安らかに眠れるだろう・・ キャンプ中 ニーナ「‥モモさんのお父様 どうして、実験をやめたのかな‥?」 モモ「死者を蘇らせるなんて事が‥ 不自然で、恐ろしい事だって気がついたのよ‥」 「機械が、大好きで‥ 機械の外の事にはまるで不器用だったけど‥ ばかじゃ、なかったのね」 ニーナが、これでリュウ達が東へ行けると礼を言う。 モモ「私も、たぶん‥ リュウ達と一緒に行くわ‥」 69 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 52 ID mRUmnhix リュウ達は詐欺師だと思われてるので、ニーナはレイ一人を連れてウインディア城に入る。 王と謁見した後、手形ができるまでニーナが城を案内していたが、 またハニーがついてきた事に気づく。 レイ「ま‥、チビはチビなりに 気になる物でも、あるんだろ」 母に挨拶するニーナ、あまり心配かけるなとたしなめられる。 王妃シーラは、ニーナがさらわれてから病気がちになっていた。 もう、ニーナはついて来れそうも無い。 そうこうしているうちに手形ができた。 会食の準備もできていたが、正体がバレる前にここを去らなければ。 しかし兵に城の外でリュウ達と一緒のところを見られており、仲間だとバラされてしまう。 ニーナは言い訳しようとして母と口論になる。 レイ「そう、きーきー言うなよ‥ いつか子供は‥ 親から離れていくもんだ 違うかい‥?」 王妃は激怒して、レイを捕らえようと兵を差し向ける。 その時ハニーが飛び出して地下へ走っていく。 ハニーを追っていけば、うまく逃げられるような気がすると、ニーナ。 地下にある開かずの扉をレイが開けると、祭壇のような機械があるが、行き止まりだ。 ハニーが機械をいじくると祭壇に光が下り、ハニーは光に包まれ消えてしまった。 これはトランスポートと言う、瞬間移動装置だったのだ。 この装置はこの世界ではオーバーテクノロジーに入り、 この時まで誰も使い方をしらなかった。 扉の外まで兵が迫っていた。 ニーナ「ごめんなさい、お母様‥ 私、やっぱり‥‥」 王妃「お黙りなさい! 王家の娘ともあろう者が そのような勝手‥ 許されると思うのですか?」 「私は、お母様も好きだし お城も大事に思います‥」 「でも‥ 私は‥‥ 私だから!」 母を振り切り、トランスポートを使う。 着いた先はウインディアのはずれ。見つかる前にリュウ達と合流する。 ニーナ「‥と、言うわけなの」 レイ「ま、この先‥ ウインディア王家と‥ 仲良くするのを 期待してもムダってこった‥」 「ごめんなさい、もう‥ 私、何をやってるのかしら‥‥」 70 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 54 ID mRUmnhix 再び天使の塔へやって来た。 途中ラパラに寄ったが、故障でまた船が無かった。 しょうがないので街道を使ったが、数年前の事も船のポンコツが原因だったようだ。 大戦後、竜族を滅ぼし使命を終えたガーディアンは、天使の塔で石の眠りにつく。 その時、神に合う事が許される。 塔を上り、祭壇の前に立つ。 ガー「‥石になる前に、リュウ お前を、神にひき合わせよう」 ガーランドが祈る。 「そして、問うがいい 神の、真意を‥!」 辺りが暗くなり、何者かの声が聞こえてきた。 ガ‥ ディアン‥‥ 神‥‥ ここには‥‥ 来な‥ い‥ ガー「!」 神は‥ 来ない‥ ガー「何者、だ‥?」 稲妻が走り、宙にピラミッド状の光の壁が現れた。中に女性の姿が見える。 「神に、会いたくば‥ 我を‥ ここから、出せ‥‥」 ガー「お前は‥、ディース‥‥?」 ディースは封印の鍵、ガーディアン・ガイストの名を告げると姿を消した。 ガーランドにも事態は良く分からないが、神に会う前に ガイストという天使を探すことになった。 ガイストの事はウルカン・タパの長老スーダマが知っていた。 ガイストは神に異を唱え、戦いから逃げ出したらしい。 西の集落にガイストがいると言う。 潮のダンジョン、タイドパレスを抜けると、クリフという 社会に適合できなかった、あぶれ者達が集まる村に着く。 ここにガーディアン・ガイストがいるはずだ。 172 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 02 ID 06PbHXjr 67-70の続き ガイストはクリフの奥にいた。ガーランドが事を説明する。 ガイ「神が、信じられなくなったら逃げ出しゃいいんだ‥ 俺みたいに‥」 「大体、ソイツ一人連れてって、どーすんの‥?」 「竜族の恨みを晴らすのに協力する‥? まさか、ソイツ一人でどうにかなると思ってるワケじゃないよな!?」 ガー「俺は‥、真実が問いたい‥」 ガイ「かーっ‥!変わんねぇなー、ガーランド 真面目な顔してそんな事、言うもんな‥」 ディースの封印を解くよう頼むが、ガイストはリュウと二人で話したいと言う。 ガイストは竜大戦の事を話し始めた。 ガイ「それこそ、数え切れない竜族をぶっ殺した‥ すまないと、思ってる‥‥、が 今更、争う気はないよな?」 うなずくリュウ。 ガイストの話でも、やはり竜族は無抵抗で殺されていったという。 世間じゃ竜族が起こした戦争だと言われてるが、本当は違う。 ガーディアンが一方的に竜族を狩っていたのだ。 「俺は、それがイヤになって逃げ出したのさ‥ ガーランドは、 最後まで神を信じて、つき合ったけど ずっと、迷ってたんだろうな」 自分としては真実なんてどうでもいいとガイスト。 考え直して、それでも本気で真実が知りたいなら、もう一度一人で来るよう言われる。 ガイストの部屋を出て、ガーランドと話す。 ガイストは昔から自分なりに納得しないと動かないという。 自分の力と血、そして神の真意・・ リュウ自身は本当に知りたいのか問われる。 リュウは思い出す。目覚めてから、これまでの事を。 生まれたと同時にドラゴンの力で人を殺め、表には出さないがその事をずっと悩んでいた。 また、時にはその力に助けられることもあった。 自分と同じ様な人間は他にはいない。 何故、自分は一人になってしまったのか? 自分は何者で、世界にとってどんな意味を持つのか? 今こそ、自分と向き合う時なのかもしれない。 リュウ「真実を知らねばならない」 173 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 05 ID 06PbHXjr 自分自身で神に会うことを決め、ガイストに会いに行く。 リュウ「神に会い、真実を知る」 ガイストは納得してくれたようだが・・ ガイ「んじゃ、ま‥ 始めますか」 「古臭いやり方とは思うが 俺にゃ、これしか能が無いもんで、ね‥」 ガイストの体が火の粉に包まれていく! 「いっちょ、戦ってもらうぜ 竜族よぉっ!」 ガイストが巨大な姿に変身した。 これがガーディアンの戦闘形態なのか、 襲い来るガイストに剣を抜く。 一対一の戦いをリュウが制す。 ガイ「はっ、やっぱドラゴンは強ぇや!」 ディースの封印は、ガイストが生きてる間は解けなかったのだ。 ひざを落とすリュウ。 「ま、気にすんな‥ ガーディアンになった時から俺達は、 死んでるのと同じだからな‥‥」 「ふう‥‥ しかし‥ この強さが‥ 神を恐れさせた‥?」 仲間達が入ってきた。倒れてるガイストを見てガーランドが驚く。 「いや‥ こうやって かつての敵でさえ 仲間にしちまう能力か‥」 リュウ「?」 「封印をはずす役目が無けりゃ‥ 俺も、行きたかったが‥ ガーランド、後よろしく‥」 ガイストはただの砂となってしまった・・・ 174 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 07 ID 06PbHXjr 天使の塔へ戻り、ディースの本体が安置されてる地下へ行く。 ガー「‥‥‥ディース」 封印が解けディースが目覚める。 ディ「ガーディアン‥‥‥?」 手招きするディース、近づいたガーランドを素手で殴り飛ばす! 「この、オタンコナスのガーディアンめっ!! よくも、このディース様を500年も閉じ込めたなっ! ぶっとばすよ!」 やっと自分を信じる気になったのかとディース。もう一発ガーランドを殴る。 「遅いんだよ、ばか!」 「でも‥‥ ぎりぎりで間に合ったか‥‥」 -ディースの回想- ドラゴンの叫びが聞こえる。 何て事を!! ガーディアン達の足元には親子だろうか、二匹の竜の死体が転がっていた。 ディ「何て事すんだい! この、オタンコナス!!」 ガー「これは‥ 邪悪だ そう、我らの神がおっしゃった」 「それが間違ってるって、何で気づかないんだい アンポンタン! あたしが、その神に会わせてやるって‥ 言ってるじゃないか!?」 ガイ「おい、ディース! 我らの神を貶めるのもそれくらいにしないと‥」 ディースがリュウに迫る。 ディースはハダカだ。リュウは顔を背ける。 「竜族が、皆死んでしまっていたら‥ 取り返しがつかなくなるところだったけど‥‥」 「まだ、この子が残ってる‥‥!」 ここは死んだ竜の気が強すぎる、場所を移そうと言う。 「西にある火山だよ‥ 分かったね、竜ちゃん?」 ディースは光に姿を変えて飛んでいった。 ニーナ「ちょっとぉ! 何、嬉しそうな顔してるのよ リュウ!?」 とにかく、ズブロ火山へ行くことに。 175 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 10 ID 06PbHXjr ズブロ火山のふもとにディースを祭った祠があった。 中には石盤があるだけだったが、リュウが触れると謎の空間に飛ばされた。 ディースが、蛇の様な下半身を持つ異形の姿で現れた。 これが太古から存在すると言われる伝説の大魔法使いの本当の姿だった。 遅れてガーランドも飛ばされて来た。 ガー「ここに‥ 我らの神が‥?」 ディ「違うよ、ばかだね‥ これから、そこへ行く道を教えてやろう、ってのさ!?」 ディースは長い間封印されて力を失い、 神の許へ連れて行く事も出来なくなってしまったのだ。 その代わりリュウの『目』を開き、道を見えるようにしてくれると言う。 ディースが杖に魔力を集中させる。 「ちーっと、痛いかもしれないけど‥ ガマンすんだよ?」 巨大な雷光がリュウを直撃する。 私の‥ リュウ‥ リュウ「!」 一瞬、誰かの声が聞こえた。 次の瞬間リュウの頭上に光が現れた。光は北を指し示す。 それが神の目だとディース。その先のずっと遠く、海の向こうに神がいると。 「後は‥ あんた達でがんばるんだよ‥ じゃ、行ってきな リュウ」 リュウが元の場所へ飛ばされる。 「ガーランド、あの子を頼むよ‥ 死なせるんじゃ、ないよ?」 ガー「俺の殺した、数多の竜族達にかけて‥ あいつが、俺より先に死ぬ事は‥ ありえん」 ガーランドもリュウに続く。 「ふう~~‥ これしきで、ヘバるとは あたしもトシかねぇ‥ ‥‥ま、そんだけ あんたも、ツライって事か?」 誰もいなくなった後、何かを見つめてディースはそうつぶやいた。 190 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 43 ID dKUF/63j 海に出るという事で船が必要になった。 世界中でも船は、ラパラ~ウルカン湾のミッド・シーでしか使われていない。 湾の外の外海は荒れ狂う海で、そこへ出て帰ってきた者の話など聞いた事がない。 船は故障中で、機械ギルドのあるジャンク村に預けてあるらしい。 ジャンク村の近くには機械浜と呼ばれる、何故か機械の部品が流れ着く所がある。 ここで部品をサルベージし、ジャンク村で修理して組み立て、 船でラパラに運んで、そこから世界中に機械が流通する。 そうやって世界は成り立っているが、実は機械を作り出すことが出来る人はいないのだ。 部品をテキトーに組み立てて動いた物を使ってるに過ぎない。 今はそれが精いっぱい。モモのように機械の原理を知ろうとする者は少ない。 ジャンク村に行くと船を引き取りにベイトが来ていた。 ベイト「あなた達は‥!」 船を使いたいと伝えるが、部品が足りなくて修理できないらしい。 例により手伝う事に。 機械ギルドの許可を貰って機械浜へ行くが、部品の良く取れる つぶれたコンテナ船には、危険だからと入れてくれない。 ガーランドが実力を認めてもらおうとサルベージを手伝う。 チーフと二人で、素手で直接ロープを引っ張る。 かなりの手ごたえだ、これが成功すれば一人前だとチーフが言う。 しかし、ロープにかかっていたのはモンスターだった・・・・ レイ「ゆかいだねぇ‥ オッサン これで、一人前とは‥」 アングラを倒すとチーフが実力を認めてくれた。 部品を探して、エンジンを修理してるモモに持っていく。 修理が終わり、一度船をラパラに戻しに行く。 ニーナ「海の上って、気持ちいいね リュウ‥?」 「この海を、ずっとずっと向こうに行けば‥‥ 竜族の事、リュウの事 全部、分かるかな‥?」 その時、この船とは比べ物にならないくらい大きな船がすぐ近くを通っていった。 それは黒船と呼ばれる謎の船で、いつもは外海にいるのをたまに見るが 最近はミッド・シーにも現れている。 黒船には人が乗ってる様子がなかった。 あの船は一体・・・? 191 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 45 ID dKUF/63j ラパラに着くとジグがやって来て、いいところを見せたいと船の操舵を買って出た。 ジグはやる気マンマンで船を出すが、外海の荒れように船が持たず、いったん引き返す。 「伝説の船乗り」にはなれなかったと肩を落とすジグ。 それは何なのか聞くと、ミッド・シーのどこかに 外海に行って帰ってきた人がいるという噂があるらしい。 「伝説の船乗り」の情報を集めに、漁村パーチへやって来た。 村長がこの事に詳しいようだが、機嫌が悪くて取り付くしまもない。 村長は体が弱って魚が食べたくなくなってしまったようだ。 どうやら故郷の料理が恋しいようなので作ってあげることにした。 故郷のメーカース地方に行き、名物料理を教えてもらう。 シースと言う、魚嫌いな人も食べられる、魚を使った料理だ。 各地で食材を集めて再びパーチへ。 リュウは心を込めてシースをにぎる。 村長「コイツぁ‥ 『シース』じゃねぇか!?」 村長がシースを口にする。 ――瞬間、村長の曇った心は日本晴れとなった! 「‥‥‥へっ! ‥‥‥サビが、目にしみやがるぜ!」 村長に伝説の船乗りの事を聞くと海流の書を渡された。 パーチの東の岩場に海流の激しい場所があり、そこにその男がいると。 潮の流れを読み、それらしい小屋を見つける。 小屋にはククルスという老人が住んでいた。 ククルスは言う、自分は外海を探検してきたのではなく、 外海の向こうから流れて来た人間だと。 なんとか向こうへ行く方法はないかと聞くと、 黒船に乗ることができれば、あるいは・・・と。 192 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 46 ID dKUF/63j 早速黒船に接近する一行、だが手立てがない。 モモ「こんなの、どうしろって言うのかしら、ねー? とりあえず‥‥‥」 いきなり黒船に向かってバズーカを打ち込むモモ。 「こんな事して止まるモンでも、ないしー‥」 ガー「来るぞっ!?」 モモ「?」 黒船が大砲を撃ってきた!砲撃がレイの目の前で炸裂する! 為す術なく退散するしかなかった。 レイ「‥ったく 何考えて発砲なんてすんだよ!?」 モモ「なによー‥ 私のせいって言うのー‥」 どうにか乗る方法をみんなと相談する。 「あいつがいきなり攻撃するから‥ でかい船が怒って反撃してきたんだよな?」 「なによー‥ 私が悪いんじゃないんだからねー‥」 レイはまだ根に持ってるようだ。 とにかく、攻撃を受けない後から全速力で突進して乗り込む作戦に決まった。 強引な方法で乗り込むことに成功する。 ここでククルスの話を思い出す。 黒船は本来自動船で、乗ってしまえば自動的に海の向こうへ着くはずだと。 ブリッジまで行き、システムを再起動させる。 全員ブリッジに集まると、神の目が発動した。 船は、神の目の指し示す方へ進んでいた。 向こうに着くまで何日かかるか分からないので、船の中でくつろぐ一行。 男部屋で話をしていると、突然警報が鳴り出した。 何事かとモモのいるブリッジへ集まると、船に異常が発生したようだ。 異常の発生したアッパー・デッキに行くと 二匹のモンスターが船に体当たりしていた。 アンモナイカを退治して船の中に戻るリュウ達。 数日後、リュウ達を乗せた黒船は無事外海を越えた。 誰も行ったことのない、彼の地へと・・・ 193 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 48 ID dKUF/63j ニーナ「とうとう、着いたね‥」 モモ「見たところ、あっちとあんまり変わらないわねー?」 レイ「どうだかね‥‥ 黒船ぐらいのでかいモンスターがいるかもよ?」 ガー「とにかく‥ 誰も詳しく知らぬ、土地だ‥ 気は抜かん方が良いだろう、な‥」 一行が船を泊めたのはコンビナートのドッグだった。 コンビナートでは人間と機械兵が共同で作業をしていて、スクラップを整理して 黒船が帰ってくるとそれを積み込むようだ。 ククルスが、黒船が機械をミッド・シーに運んでいると言ってたのは本当のようだ。 ここの人達は何のために自分達がそんな作業をしているのか 何も考えてない様子だ。 コンベアでコンビナートにスクラップが運び込まれているようだが 誰も どこから、誰が流しているか知りもしないし、知ろうともしない。 それどころかこの町の外の事すらあまり知らないようだった。 町から一歩出ると、スクラップと枯れた大地が続く、 荒涼とした世界が広がっていた。 194 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 50 ID dKUF/63j キャンプ中、ここにきて、それぞれが自分自身の考えを自問自答する。 レイ「こっちの連中 精気が、ねぇって言うか‥」 モモ「なんだか、機械兵みたい」 レイ「‥ゆかいだねぇ この先、何が出てくるか 分かったもんじゃ、ねぇ‥」 「‥‥怖いのか? 「バカ言え!? 俺は、自分で‥ ここまで来たんだぜ?」 「あっちで、気楽に盗人でもしてりゃ‥‥ ここに来る必要なんてなかったんだ‥」 だが、もう一人の自分は首を振る。 「ちっ‥、確かにビビってるかもしれねぇ‥」 「神様を探しに誰も知らない所に、来るなんて まともじゃ、ねぇ‥ 何だってんだ 竜の力ってのは‥!?」 ニーナ「絶滅した、竜族‥ ウルカンの、神様‥‥ 世界が変わっちゃうぐらいの 大きな謎なのかも‥」 「こんな事、ウインディアにいたら‥ 絶対、知らなかった」 「でも‥ お母様や‥ お城のみんなに迷惑をかけたわ‥」 「今、ここにいるのは 王女様で、いた事よりすごい事じゃないの‥? 「私‥ 勝手な事してるだけだもの‥」 「大切なのは、あなたが自分で決めたって事よ‥! モモ「でも、すごいわよー‥ 私達が使ってた機械が どこから来るのか分かったら‥」 ガー「‥うむ」 「父さんがここにいたら どう思ったかしらねー!? 「父さんだけじゃ ないわ 技術者なら、誰でも夢見る 機械の謎に近づいてるのよ? 「そうよー‥! 私が、その謎を突きとめるんだからー‥!」 ニーナ「明日からも、がんばろうね リュウ‥‥」 295 ブレスオブファイア3 sage 04/11/23 03 29 08 ID qUb1cEP1 |ω・`)ダレモイナイ…?トウカスルナラ イマノウチ ひとまず幼年期編終了まで。セリフとか超うろ覚えです。 まとめにもあるのでできるかぎり簡素に簡潔に、……なりませんでした_| ̄|○ダメポ キャラや用語解説はまとめサイトを参照して下さい。 ――この物語を、竜に捧げる。 ダウナ鉱山の地下から、ゴースト鉱に封じられた1体のドラゴンが発見される。 まあ普通に考えて生きてるわけがないので炭鉱夫たちは淡々と鉱石を破壊するが、 それはまだ生きていた。 こうして激しく乱暴に叩き起こされた最後の竜は、 わけもわからず恐怖に逃げ惑う工夫達を次々と焼き殺していくが、 その後捕らえられて闇市へ運ばれる。 辛くも脱出した竜はそのまま入れられていた檻ごと崖下へ転落。 そのショックか、竜は幼い少年の姿をとる。 その後、シーダの森に住むはぐれ者の虎人レイに拾われ、 以前同じように拾われてきた少年ティーポと3人で暮らすことになる。 グラウス山に棲むヌエを退治したことで村人達から感謝され、 図に乗った彼らは領主マクニールから税金を奪ってくる。 しかし、裏組織につながりのあったマクニールは、すみやかに 調子に乗った悪ガキどもに苛烈な制裁を与える。 馬兄弟にブチのめされ、3人はばらばらになってしまう。 生きているか死んでいるかも定かではない。 目覚めたときから既に親も仲間も死に絶えていたリュウにとっては、 もう他に頼れる身よりなどない。 二人はきっと生きていると信じて、彼等を探すことを決意する。 ひとまずウィンディアに向かうが、その途上で馬兄弟に見つかる。 リュウがドラゴンであることを知った彼らは、リュウを拉致ってウィンディア城へ。 力に目覚めたばかりのリュウは、まだそれを制御するすべを知らない。 馬兄弟はリュウを見世物にしようとするが失敗、地下牢へブチ込まれる。 気の毒になった王女ニーナは彼を助けに来るが、おせっかいなくせに 世間知らずな王女は馬兄弟にさっくり騙され、誘拐されてしまった。 なんとか逃げ出し、二人は地下墓地を抜けて地上へ脱出する。 さて、これから暫くは馬兄弟に追いかけられたり逃げ出したり捕まったり また逃げ出したりして話が進む。勿論レイやティーポのことも聞いて回るが、 彼らのことはひとまず青年期編までおあずけ。 迷い込んだ塔でゴースト研究者のモモを、彼女の父の友人の依頼で訪れたプラントで タマネギ似(つうかむしろタマネギ)の変異体、ペコロスを仲間にするが、 またまた馬兄弟に捕まる。ここで、彼らが主催する『漢羅強烈大武会』に 優勝したら自分たちを解放する、という約束を取り付けて出場することに。 なんとか決勝戦まで勝ち進むものの、前大会優勝者であるガーランドに あっけなく張り倒される。 優勝したガーランドは、その報酬としてリュウとその仲間を貰うと宣言。 話が違うと血相を変える馬(兄)を眼力で黙らせ、リュウたちを連れて出て行く。 何故自分たちを助けてくれたのかという問いに、ガーランドは「リュウが竜族だからだ」 と言い、「お前がその竜の血を知りたいと思うならば、 『天使の塔』へ向かわなければならない」と続ける。 一方コケにされてキレた馬兄弟は手下を集め、マジになってつっかかってくるので、 ガー様と一緒にこれをヌッ殺す。レイとティーポの仇は討った。 (注釈:「ガー様」……主に「ガーランド」と打つのが面倒なときとかに多用される愛称) 296 ブレスオブファイア3 sage 04/11/23 03 30 19 ID qUb1cEP1 ウィンディアで通行手形をゲッツし、さらに東へと向かう一行。 港町ラパラへ到着。ここから船を手配し、さらに東、『天使の塔』のあるウルカン地方を目指す。 だがしかし、そうそう簡単にいかないのが世の慣わしRPG鉄の掟。 山沿いをぐるりと迂回する街道は火山の噴火で道が塞がれているし、 灯台の灯が消えたことで船も港に戻ってこれないという。 とりあえず灯台の灯を再び灯してみたり、灯台に不法侵入していた 妖精の要請で傭兵……げふんげふん。彼女たちの隠れ家を襲うキュートな関西イルカと ゴテゴテ一本勝負をしたり、あまつさえへたれ会計士ベイトとギルド長シャッドの 愛のキューピットをしてみたり、しかし待てど暮らせど船は戻らない。 結局、火山内のダンジョンを抜けて先に進むことに。なら最初からそうしろよ。 ズブロ火山内部を抜け、もうすぐ出口というところで奇妙な老人が一行の行く手を塞ぐ。 「ぎひひひ…ここまで、手が回ったか…」 あかん。明らかにアッチの世界に行っちゃってるぞこのジジイ。 「ぎひひひぃ……聞こえるぞ…死んでいった者達の、恨みの声がなァ…!!」 相当にマズい電波を受け取っておいでのようですので、かろやかに始末する。 だが、なにか気になることを言っていたような……? やっとこ『天使の塔』のあるウルカン地方へ到着。幼年期編も終盤を迎える。 ガーランドの故郷でもある町ウルカン・タパで、ガー様はかつての竜大戦で ドラゴン相手に戦った天使『ガーディアン』の一人であることがわかる。 長老の許可を得て、『天使の塔』最下層へ。 塔の外見と同じ、巨大な三角錐の石碑。 広大な床を隙間無く埋める無数の骨、骨、骨。 ガーディアンたちの名を刻んだ石には、同時に一つの数字が刻まれている。 その中に見知った名前を見つけたリュウ。ガーランドは静かに語りはじめる。 400年前、世界征服を目論んだ竜の一族は戦を起こした。あまりに強大なその力に 対抗するため、一人の女神がウルカンの地に降臨した。 女神から邪悪と戦う力を得たウルカンの民は、邪悪を滅ぼす天使ガーディアンとなり、 竜族のほとんどをこの地に封印したのだという。 その後、ほとんどのガーディアンは眠りについたが、ガーランドは わずかに生き残った邪悪――竜族を滅ぼすため、この地に残ったのだとも。 「恐らく、お前は竜族の最後の生き残りだ」 「お前を封印すれば、俺の使命も終わる…行くぞ!」 297 ブレスオブファイア3 sage 04/11/23 03 31 40 ID qUb1cEP1 武大会決勝戦の時と違い、地に這わされたのはガーランドの方だった。 だがその表情は、何故か苦い確信に満ちている。 「やはり…!竜族が本気になれば、俺達などではとうてい敵わん…ならば、何故」 その言葉に疑問を感じたのか、リュウが近づこうとしたとき、 すぐそばに、首だけのドラゴンの亡霊が表れる。 果てが見えないほどに広大な地下墓地。 不気味さとは別に、言いようの無い冷気が身体を包んでいる。 それは、極限にまで凝縮された憎悪、そのものだ。 あまたの同胞を滅ぼした天使を殺せと囁く亡霊に、 とどめを刺せというガーランド自身の言葉に、激しくかぶりをふるリュウ。 追い詰められて絶叫した子どもの背後に巨大な影がさす。 「カイザー…ドラゴン……!?」 呆然と呟いた天使の目の前で、最強のドラゴンは本能のままに咆哮する。 崩壊をはじめた『天使の塔』には、うずくまるガーディアンの姿だけがあった。 暗闇の中。 自分の激しい息遣いだけが響く。 リュウはただただ闇雲に走り、逃げ惑う。 いつか見た夢に現れた長髪の青年が呟く。 「…俺たちは他の連中とは違う」 「一緒にいては、いけないんだ――」 聞いたことの無い声、見たことのない、でもどこか見覚えのある顔立ちと、髪の色。 暗転。 幼年期編 END ごめんなさい最後のイベントとか、気合い入れて書きすぎました_| ̄|○illi 大好きなんです、あの辺の流れ。とっても燃え燃えなんです。 青年期編はちょっと間あくかもですが、後日まとめて投下します。 587 584 sage 04/12/10 15 09 56 ID aEsY+wHJ 586 すいませんね。どっか行ったり、戻ってきたりして。とりあえず一部を。 残りも明日中に全部投下します。part8の190-194の続きから。 588 ブレスオブファイア3 sage 04/12/10 15 12 25 ID aEsY+wHJ 機械墓場を抜けてさらに北へ進むと、かつて人が住んでいたであろうコロニーに辿り着く。 街中を調べるとトランスポートを発見。これでさらに遠くへ行けそうだ。 ポートを起動して跳ぶが、着いた先は元の世界のコンテナ船だった。 行く時はあれだけ苦労したのに、帰る時はあっという間。化かされたような気分になる一行。 しかし行き先を調整すれば神の元へ行けるかもしれない。 コンテナ船から続く鉄塔でアンテナを調整し、聞いた事のない地名へと飛ぶ。 着いた先はドラグニール。ここも彼の地の廃墟の一つの様だが、集落ができていた。 村人はリュウの顔を見るなり宴を開いて歓迎してくれた。 なんと、ここは力を捨てた竜族が暮らす村だった。 村人はリュウの事を竜の御子と呼び、ここへ来るのをずっと待っていた様子だ。 夜、村を見て回るリュウに村人達は自分達の事を話してくれた。 敵の目を逃れるため力を捨ててここへ逃げて来た事、他の仲間は地下へ潜った事、 後者の何人かは子を宿し、竜族が再び甦る機会をうかがい眠りに就いた事。 そして今、リュウがここへやって来た。 「そう・・ 我々は、今・・ あなたの求める者の在る場所を教えることができる 宿敵、女神ミリアの・・」 リュウ「!」 「リュウよ・・ 真の竜の力を目覚めさせ・・ 女神を・・・・・・」 翌日、男三人で話をしていると長老がやって来た。 村の地下に住んでいる最長老が話があると言う。最長老は大戦を知る唯一の生き残りだ。 村の中心にある井戸を降りると、中はしっかりとした石造りの通路が続いていた。 通路の途中の壁画には女神と戦う勇者達の姿が描かれていた。(ブレス1?) 「よく来たの・・、リュウ わしは、最長老のボノ・・ ちょっと老けてるナイス・ガイじゃ」 最長老は話しを始めた。竜の一族の記憶は竜大戦の遥か昔にさかのぼる。 それは、この世に繰り返し現れる悪しき存在との度重なる戦いの歴史だった。 時に人の姿、時に悪鬼の姿で現れ世を乱す者こそ、ウルカンの神・ミリア。 589 ブレスオブファイア3 sage 04/12/10 15 13 48 ID aEsY+wHJ 最長老はガーランドに話し始めた。 ガー「ご老人・・・・ 私達を、恨んでおいでで?」 「恨む・・? 中には、そんな者もあったが 違うな・・ ガーディアン」 これは宿命だと最長老は言う。 「宿命、ですか ご老人・・?」 「それは、どういう意味です お教えください、ご老人・・!?」 「えーいっ、老人老人言うな 同い年のくせに!!」 へそを曲げてピチピチギャルとしか話さないと言い出す。 ニーナ「お願いします、おじいさま」 最「よーし、いい子じゃな お聞き・・・・」 「女神ミリアと、わしら竜族は常に争っておった・・ この世界をめぐって、な・・」 女神から世界を守ってきたという事かと聞くと、そう簡単な話ではないと返される。 むしろ、竜族の方が世界にとって危険かもしれないという。 その力を恐れて、ミリアが根絶やしにしようとしたくらいだから。 しかし竜族はほとんど力を使わずに死んでいった。 もし竜の力を使っての全面戦争になれば、それこそ世界が滅ぶ危険があったという。 ニ「じゃあ、つまり・・ 竜族は、世界の事を考えて? 竜族は、悪くないの・・?」 「まあ、安心するのはちと早いが・・」 最後の仕事をすると最長老、ほっぺにチューしてくれとニーナに頼む。 ニーナ「って・・、リュウ どうしよう・・・・?」 リュウ「どうして俺に聞くの?」 ニ「そ、それもそうね・・」 もう思い残す事はないと最長老。リュウに最後の話を始める。 力を捨てて今までこの土地で生きてきたのは、 後世に真の竜の力を伝えるため、女神の目からそれを隠すためだと言う。 「女神を欺けたかどうかは、分からんが・・ 真の力は、こうして守られてきた・・ わしの中で、な・・」 この部屋は女神に気づかれないよう、封印が施されている。 竜の力が使えないここで、リュウ達の力を見たいと言う。 「わしは、今からズルをして真の力を使うが・・ リュウよ、竜の力に頼らずわしを退けてみよ・・」 590 ブレスオブファイア3 sage 04/12/10 15 16 14 ID aEsY+wHJ エルダードラゴンになった最長老を倒した。最長老はリュウ達の力を褒め讃えた。 「御子よ・・ お主に与えるのは最強の力じゃ・・ 世界を滅ぼすと言われた真の竜の力、アンフィニ」 「アンフィニを持ってすれば 世界は、お主の思うままじゃ」 とまどうリュウを見て笑う最長老。 「心せよ、リュウ これは、女神を恐れさせた竜族の能力の、一つ・・」 リュウ「?」 「今一つの能力は、それ・・ 信頼にたる仲間を作る能力じゃ・・」 いつの時代も竜の勇者と呼ばれた者達は、常に仲間と共にあり、 真の竜の力を用いて女神を打ち倒したという。 「じゃが・・、お主に・・・・ 先人と同じ事を・・ せよとは・・ 言わ・・ぬ・・・・」 「行くが・・、いい リュウ・・ よ・・・・ 己が・・ 意志のままに・・!」 最長老はアンフィニ・ジーンに姿を変えた。 「さらばだ、リュウ 我が血に連なる子よ!」 大きな力が流れ込んで、リュウの眠れる力が発現した! 井戸から出ると、長老から北の死せる砂漠に行くよう言われる。 竜族の言い伝えでは砂漠を越えた所に女神がいるという。 最長老はああ言ったが、長老達は一族の悲願が果たされるのを望んでいるようだった。 砂漠まで村人のホイスが供をする事に。 死せる砂漠と生ある世界を隔てる鉄の壁、ファクトリーを抜けた。 ここから先は星の位置を頼りに砂漠を歩くことになる。どうしても戻りたくなったら砂ブタを使うよう言われる。 ホイスの話通りに進むが、砂漠は思った以上に広く、険しく、 飲み水も減っていき、メンバーの体力もだんだんと落ちていった。 途中で襲ってきたモンスター・マンモを倒したところで、とうとうニーナが倒れてしまう。 後少しで砂漠を越えられるかも知れないが、このままではニーナは動かせない。 砂ブタを使って最初から出直すべきか・・。 しかし砂ブタには他にも使い道があった。リュウは迷った末、砂ブタを切った。 砂ブタの肉は、砂漠で暑さに倒れた旅人を回復させる事ができる。 レイ「これで、戻れない・・ すごいな、リュウ・・ お前は、やっぱり・・ 強いよ」 「大丈夫だ・・ 俺達はきっと着くよ・・ こんな所じゃくたばらねぇ・・ お前が、いる限り」 続く 299 ブレスオブファイア3 sage 05/01/12 23 16 45 ID PekZOGVL 程なくして一行はオアシスにたどり着いた。 周りには小さな村が。この村でニーナの回復を待つ。 ここの長の話によると、神の事は知らないが 丘一つ越えた向こうに古の都と呼んでる遺跡があるらしい。 女神の手がかりを求めて古の都へやって来た。 ここは今までのどんな所よりも機械化が進んだ場所だった。 街を探索すると大掛かりなエレベーターを見つける。 ナレーションが伝えた行き先はステーション・ミリア。女神と同じ名前だ。 この先に女神が? リュウ達を乗せたリフトは遥か上空へと登っていく。 着いた先は様々なエリアに分かれた大規模な施設、O-BARD。 あちこちがカードキーで閉められていた。 研究室エリアで、何故かヘテロキメラの足元にカード発見。 倒して手に入れるが、全然重要なものじゃなく、小部屋一つしか開けられなかった。 しかしそこでハニーと同じ姿の機械兵をたくさん見つける。 実はハニーは、ここのナビゲーターだったのだ。 エデンと呼ばれる、川も流れる大庭園エリアに来た。 そこにはどこかで見たことのある長髪の男がいた。 「・・・・ここまで、来るとは さすがに竜族と、言うべきか?」 男は夢と同じ様に、リュウの事を知っているかのように話しかけてきた。 レイはこの男がティーポではないかと言う。 「そうさ、兄ちゃん・・」 ティーポはこれまでの事を話し始めた。 ティーポもまた竜族の末裔だったのだ。 馬兄弟に負けた後、気がつくとドラゴンの姿だった。その後はリュウと同じ。 ここに辿り着くまで行く先々で争いが起き、いい者も、悪い者も、たくさんの血が流れた。 それが自分達の宿命だと、竜族は存在するだけで世界を脅かすものだと言う。 ティーポは、共にここに残って女神の管理下に置かれる事を リュウに提案するが、すぐには答えられない。 心の奥深くでよく考えろと、ティーポはリュウ達を精神世界・セラピへと引きずり込む。 300 ブレスオブファイア3 sage 05/01/12 23 19 16 ID PekZOGVL セラピに来たリュウの前にティーポが現れた。 「ここで、お前自身と・・ お前が、仲間だと信じてる連中の心と・・ 向き合うと、いい・・」 そうすれば自分と女神の考えが正しいと解るはずだと言い、また姿を消した。 セラピを歩いていると、ニーナの心が見えてきた。 王女として今自分のやっている事は正しいことなのか、 自分は勝手なことをしているだけなんじゃないかと悩んでいるようだ。 「リュウの・・ 竜族の事は・・・・ 知らなければならない とても大事なことに思えたけれど・・」 「分からない・・ ただ、お母様の言う通りにするのがイヤだから飛び出した、だけなのかも・・」 先へ進むとレイが出てきた。リュウの強さと、自分の弱さに距離を感じている。 「どうして、そんな大きな力を持っていられる? もし俺に、その力があれば・・」 「いや・・、分かってる・・ 俺には、そんな力を使いこなす事はできねぇ・・ 俺じゃ、駄目なんだ・・」 モモは世界の謎に戸惑ってるようだ。 「竜の力・・ 女神・・ よく分からない・・ 世界に関わる事? 私には、大き過ぎる・・」 「ただ・・・・ 女神に、近づくと 機械を生み出した時代にも近づいてる気がする・・」 さらに深くへ進んで行く。 やはりガーランドは竜殺しを悔やんでいた。自分はどうすれば良かったのだと。 ペコロスはここで初めてリュウに語りかけてきた。 「わしは、ずっとお前を見ていたよ リュウ・・・・」 ペコロスは、自分の信じるままに動けと言う。 「竜の力・・ 確かに、大きなものだが それで、どうにかなるほど 世界は、ちっぽけではないのだから・・」 最後に自分の心を確かめる。 「・・それで、君は何を信じればいいのか 分かっているの?」 「君は、竜の一族だ・・ 他の人みたいに、自分の事だけ考えていれば いいってものじゃ、ないだろ?」 もう一人の自分の問いにうなずく。 「君の力を使ってできる事・・ 君に、力を託した一族の人々・・」 世界に影響を与えるものは、世界の事を考えなければならない、 そしてそれができるのは女神だけだと言う。 これが自分の本心なのか?目の前の自分は女神と共に生きようと言う。 だが、そいつはティーポの作ったニセモノだと気づき、拒絶する。 301 ブレスオブファイア3 sage 05/01/12 23 23 02 ID PekZOGVL ティーポが説得に現れた。 「分かるだろう、リュウ?」 「俺と同じ、血を持った お前になら分かるはずだ・・」 「あいつらは・・ 弱い! どうしようも、ないほど・・・・」 あんな自分達の事しか頭にない連中と一緒にいて、自分達の力を悪用されたらどうする と言われるが、自分と仲間を信じてリュウはミリアに下る事を受け入れない。 ならばセラピからは出せないとヘルライダーを差し向けられるが、これを倒して脱出する。 エデンへ戻るとティーポも姿を現した。 「悪夢に、食われたら・・ 竜の力を失うだけで・・ 命は、助かったものを・・・・」 説得を諦めたティーポは竜の力を全開にして襲い掛かってきた。 激戦の末、ドラゴンロードに竜変身したティーポを倒す。 ティーポは、やはりミリアは間違ってないと言う。 「俺達・・、竜族って、こうやって・・・・ 殺し合って・・ ばっかで・・ 危ない、生き物・・ なんだ・・ でも・・・・・・」 「俺・・・・ 竜の力なんて 欲しく・・ なかったよ・・・・」 「俺・・・・ ずっと・・ 兄ちゃんと、リュウ・・と 一緒に ドロボーで 良かった・・ よ・・・・」 ティーポは小さなドラゴンに姿を変えて、死んだ。 レイ「はは・・は・・ ゆかいだねぇ・・・・」 「なあ、リュウ・・・・ 竜族ってのは、本当に血にまみれた・・ 呪われた種族なのか、なぁ?」 「違ってほしいよ、な・・ な、リュウ・・・・」 ティーポの持っていたカードキーでカプセルチャンバーエリアへと進んだ。 ここは様々な種類のモンスターを収めた部屋が不規則に繋がっている、奇妙な場所だった。 その中にはスタリオンやミクバのようなモンスターもいた。 もしかして、彼らはここでミリアによって造られたのかもしれない。 そこを抜けると、またまたハニーが勝手に走り出した。 追いかけると厳重そうな隔壁を開けているところだった。 モモ「すごい機械ね、あなた・・?」 ここから先は神の領域だ。 302 ブレスオブファイア3 sage 05/01/13 00 10 07 ID cQxaRE75 女神に仕えるナビゲーターから、ミリアの偉業を聞かされる。 ミリアが生まれる前、すでに世界は滅びかけていた。 砂漠化が進み、ほとんどの生命が消えようとしていた。 ミリアは外海を造り、世界を二つに分断して砂漠化を食い止めた。 そして生き残った生き物の大部分は、外海の向こう側へと集められた。 他にも世界を守るためには、様々な形で管理を行う必要があった。 機械技術の管理・・兵器等が造られるのを防ぐため、 ミリアが選んだ機械を与え、それを修理して使わせるようにした。 ゴースト鉱も本当はただの化石なんだけど、 ミリアの魔力を少しずつ伝達する媒体にして、機械のエネルギー源とした。 そしてついにリュウ達の前に女神が姿を現した。 「荒れ狂う海を・・ 死の砂漠を恐れぬ・・ 頼もしき、子供達よ・・・・」 「私が、ミリアです」 ガー「神よ・・・・・・ あなたに、会い・・ 真実を問わんと 遠く・・ 旅して参りました・・」 ガーランドが、何故竜は滅びなければならなかったのか聞くと、 ミリアは、それは望んでやった事ではないと言う。 ただ、生物の住み良い土地は本当にわずかで、ミリアはそこを守らなければならなかった。 どうしてもそこから竜を遠ざける必要があったと言う。 レイ「つまり・・・・ 余計な事しねぇで 大人しくあんたに守られてろ・・ って事か?」 ミリア「その通りです、レイ」 「私が、外海というシールドで守らねば・・ 死の砂漠は、じわじわと世界を飲みつくし・・」 「私が、修復できる機械を与えなければ・・ 世界は、機能しなくなるでしょう・・」 モモ「でも・・・・ 今は、まだ無理でも・・ いつか、私達・・ 自分達の手で機械を作り出せるかも・・・・」 砂漠で生きていくだけで精一杯の人間に、何かを作り出せるとは思えない、 それにもしできたとしても、それが自滅に結びつくような技術ではないと言えるのか、と返される。 かつて、危険な技術を用いた戦争が起き、世界のほとんどが砂漠に沈んでしまった。 ミリア「私は・・ 彼らを守れなかった・・」 「同じ間違いは、おかしません・・ 私は、あなた達 残された生命を守ります・・」 ニーナは言う。自分達は弱い存在かもしれない、竜の力は世界を滅ぼしたのと 同じ様なものかもしれない、でも・・・。 「だからって、どうしろと? リュウは、死ぬべきだと?」 「作り物の世界に・・ 閉じ込めておくべきだと言うのですか? ・・・・ティーポのように!?」 303 ブレスオブファイア3 sage 05/01/13 00 12 57 ID cQxaRE75 レイ「・・・・全くだ」 「何もかも、全部あんたの・・ 手の上、ってのは気にくわねぇ・・・・」 ナイフを抜くレイ。 「じっとしろ、って言われたら 暴れたくなるんだよ ガキだからな・・!」 ガー「神よ・・・・ 我々は今のところ リュウをあなたに渡す気も・・ 殺させる気も、ありません」 ガーランドは槍を構え、モモもバズーカを出す。 竜の力は危険なだけではない、とガーランド。 ニーナも、みんなで力を合わせればきっと砂漠でも生きていける、と。 ミリア「・・・・そこまでに、しましょう 子供達よ」 「あなた達の勇気と、自信を・・・・ 誇らしく、思います・・ レイ」 ミリアの魔力で、レイが粉々にフッ飛んだ! 記憶を奪い、元の世界に帰しただけだとミリア。名前を呼ばれた仲間達が次々と飛ばされていく。 ミリアの力の前に、リュウの体に震えが走る。 しかし、残ったペコロスが仲間達を呼び戻してくれた。 ペコ「わしの名を呼ばなかったな ミリア・・・・?」 ミリア「お前は・・ 賢樹・・?」 「わしが、いるうちは・・ お前に、勝手なまねはさせんぞ・・・・」 重要なのはリュウの力と意志だと言うペコロス。ミリアはリュウの意見を求める。 「あなたが、その力を捨てれば・・ 世界はこれまで通り 私の加護の下・・ 安らかに在りましょう」 ミリアは目を閉じ、祈るようにリュウの返答を待っている。 ペコ「ぷき、リュウよ・・ お前自身と、お前を信じてくれる者を信じるのだ・・・・、ぷう」 ニーナ「私、リュウが邪悪な竜じゃないって・・ ずっと、信じてたから・・ 最後まで、信じる」 モモ「例え世界が砂に埋もれても・・ 諦めなければ 何とかなる・・、かなー・・?」 レイ「俺の弟に、手ェ出したんだ・・ きっちり、ケリつけさせてもらうぜ・・?」 ガー「俺は、今・・ ミリア様より お前を信じている リュウよ・・・・」 力を捨て、女神と共に安らぎの世界を生きていくのか・・ 自分の力を信じて、何もない砂漠の先に希望を見出し、旅立つのか・・・・ それは重大な決断だった。 304 ブレス3 ED1 sage 05/01/13 00 21 31 ID cQxaRE75 リュウは力を捨てて女神と共に生きる道を選んだ。やはり世界の命運を負う事はできなかった。 力を捨てる事で世界が平安であり続けるのなら、それでいいと思った。 ミリア「リュウよ、それが真の強さです・・」 「さあ、行きましょう 私の・・ リュウ・・」 リュウは自ら力を封じ、女神に身を預けた。 そして時は流れる。何も変えずに。 305 ブレス3 ED2 sage 05/01/13 00 24 57 ID cQxaRE75 一族の恨み、宿命、ティーポの事・・。それらの事が頭になかった訳ではないが・・・ これからは自分の足で歩いて行くと決め、リュウは女神と決別し剣を構える。 「お前は、自分が何をしようとしているか・・ 分かっているのですか?」 ミリアが顔を上げる。 「私に、剣を向ける事は・・ 世界に、剣をつきつけるのと 同じだと言う事が分かっているのですか?」 ミリアの言ってる事が正しいのは分かっていたが・・・・ 意を決してミリアに斬りかかるが、それはただ空を切るのみ。 「・・・・・・ かわいそうな、リュウ・・」 「大きすぎる力が・・ お前を狂わせてしまった」 力を持たぬ者達を死の危険にさらすのか? やはり竜族は破滅をもたらす種だったのか? ミリアの言葉に信念が揺らぐ。 ペコ「それは違う・・、ミリア 生命が、お前の世界に納まらぬ時が、来たのだ・・」 「ミリアよ・・ お前の世界では生命は、『死なない』だけだ・・ それだけでは、『生きている』とは、言えない・・・・」 「・・・・・・ リュウよ・・ 呪われし、竜の一族よ・・ 話は、尽きました・・ お前の決意が、 変わらぬと言うのであれば・・ 私は、お前を滅しましょう 悲しみのうちに・・」 「他の、多くの生命のため・・ 私は、あえて・・ 鬼神となりましょう・・・・」 ミリアの気配が変わっていく。 「・・・・さようなら、子供達」 最後の戦いが始まる。 306 ブレス3 ED2 sage 05/01/13 00 26 39 ID cQxaRE75 ガーランド「・・・・終わった、いや お前達には・・ 始まり、か」 「長かった・・ しかし・・ 間違った事は、していない そうだな、リュウ・・?」 ガーランドの体が妖しく光り、激しい揺れが起こった。 女神を失ってガーランドの体は石に戻ろうとしていた。そしてまた、ここも。 「さあ、行け・・ 今からは、自分達の力で歩んでいくのだ・・・・」 その頃、戦いに敗れたミリアは崩壊するO-BARDの中、一人絶望していた。 「・・・・・・守れなかった 私の世界が、また滅んでしまう・・・・」 自分は一体どうすれば良かったのかと天を仰ぐミリアの前に、ディースが現れた。 ミリア「姉さん・・・・?」 ディース「これで、良かったのさ・・」 「これまで、あんたはこの世界を守ってきた・・ 竜族を滅ぼそうとしたのはやり過ぎだったけど・・」 「結局、それもこれも あの子達が・・・・ 乗り越えなくちゃ、ならないものだったんだよ・・」 大急ぎで脱出を図るリュウ達。 ステーションのエレベーターまで来たはいいが、爆発がすぐそこまで迫っていた。 ディース「大丈夫、そうカンタンに滅んだりしないさ・・ 世界も、あの子達も・・ あたしらが、思ってる以上に強いんだよ・・・・」 「・・・・きっと、ね」 砂漠に散らがる機械の残骸・・・。そこにはリュウ、ニーナ、レイ、モモの四人の姿があった。 砂漠のとある場所、砂に埋もれたペコロスが芽吹こうとしていた。 62 名前: ブレスオブファイアⅢ投稿日:2005/01/20(木)01 21[sC6z/VMc ] とりあえず残されている部分書きます。うろ覚えです。 沙漠を越えると、そこには古代の機械都市が存在していた(O-BIRDだったかな?) 機械都市には少数の機械とモンスター。 さらに奥深くに進んでいくとリュウ達は驚くべき人物と出くわす。 そう、死んだはずのティーポだった。ティーポはリュウをセラピという精神世界に迷い込ませ、敵と戦わせる。 セラピから脱出したリュウはエデンという場所でティーポと戦う。 ティーポの真の正体は「ドラゴンロード」そう、ティーポもまたドラゴンだった。 ティーポとの激戦の末、リュウ達はティーポを倒す。ティーポは最後に 「竜の力なんて欲しくなかった。レイにいちゃんとリュウといっしょにいつまでも盗賊やってたかった」と言い残し、息絶える。 63 名前: ブレスオブファイアⅢ投稿日:2005/01/20(木)01 25[sC6z/VMc ] 更に奥深くに進むと、異形の生物(実験体)との戦いや、機械による仕掛けが待っていた。 隔壁だ。だが、ここでモモの相棒のハニワ?が仕掛けを解く。 隔壁の仕掛けを解除し、奥へ行くとそこには女神ミリアがいた。 ガーランドは竜絶滅の真意を聞き、レイはティーポがミリアに操られていたと怒り既に臨戦態勢。 しかし、ミリアはリュウ以外を残し、メンバーをいずこかへ消し飛ばしてしまう。 だがその時、ペコロスがメンバーを呼び戻した。ここで、ペコロスの正体が発覚する。ペコロスは賢樹だった。 ミリアに、もうやめろと言うペコロスだが、全てはリュウに委ねられていた。 ミリアは「竜の力を捨てエデンで暮らすか、それとも・・・」という選択肢を迫る。 世界を左右する決断だった。 リュウ達はミリアと戦うことを選んだ。その選択を受け入れ、おぞましい姿となって現れるミリア。 壮絶な戦いの末にミリアは倒れた。ミリアは何故?と疑問し困惑するが、そこにディースが現れ、もう神は必要ないと諭す。 ディースの言葉にミリアは「姉さん・・・」といいディースと共に消えていく。ディースはミリアの姉だった。 ミリアが滅びたことにより、機械都市は崩壊していく。皆が脱出する中、ガーランドは1人残った。ミリアが滅び、ガーディアンの力が絶えるためである。 ガーランドは仁王立ちし、石となる。 画面が変わり、リュウが沙漠を歩いている。その先には仲間達が。 END 竜が滅びた理由:ミリアが竜を危険視し、絶滅させようとしていた。当然、竜はそれに抗う力を持っていたが 竜と神やガーディアンとの戦いになれば、世界が滅んでしまうと考えた竜族。彼らは世界を守るため、自ら滅びの道を選んだ。 大体こんな感じだったと思います。間違えなどあれば修正、指摘お願いします。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1592.html
ブレス オブ ファイアIII(Part1/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。 4-219~225,6-222~225・244~246・283~285・378~380, 7-181~182・184~186・203~205 219 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 01 ID hYHbP5C9 いっちゃいます。 主要人物の説明 ・リュウ このゲームの主人公。竜族の最後の生き残り。喋らない。 ・ニーナ ウインディア国の王女。背中から羽が生えている。正義感強し。 ・レイ 行き倒れていたリュウを救う半獣人の青年。犯罪行為で生計を立てては いるが人を傷つけたりするのは嫌い。 ・モモ 古代機械とゴースト紘の原理を研究している。どこか抜けてる。 ・ガーランド ある目的を持って旅している男。ある大武会の優勝者。いかつい。 ・ペコロス 実験農場で生まれた作物の変異体。タマネギに似た外見をしている。 ・ティーポ リュウと同じく、レイが拾ってきて面倒を見ている孤児。くそ生意気。 ちなみに、魔力を持った生物が死後化石となったものを「ゴースト紘」と言う。 この世界では機械を動かすのにゴースト紘を必要とする。要はいろんな物の エネルギー資源として役立っているってこと。あんまりそこらへんを理解せずに やってるから、突っ込みあったらよろしく。 220 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 04 ID hYHbP5C9 台詞は結構いい加減。こんな感じのことを喋っていたんだな、くらいに思ってね。 ~幼年期編~ ダウナ鉱山で見つかったゴースト紘の中に眠っていた一匹の小さな竜。 彼こそが400年前の大戦で滅びたと思われていた竜一族の生き残り、 リュウであった。自分を閉じ込めていた鉱石から開放された彼は 鉱山からの脱出を試みるが、失敗。檻に閉じ込められた後、貨物車に 乗せられどこか遠くへ輸送されていくリュウ。 しかし彼は檻の中で暴れ続け、崖から転落してしまう。 貨物車から放り出されたリュウは、レイという獣人の若者に助けられる。 レイは追いはぎ、かっぱらいなどによって生計を立てて(?)おり、 リュウはこれを手伝わされることになる。リュウを連れて家へ帰ってきたレイ、 彼はティーポという名の少年と共に暮らしていた。 レイ、ティーポ、リュウの3人は早速仕事に取り掛かる。 ターゲットとなったのは、木こりのババデルであった。 彼が家から遠ざかったのを確認した後、彼らは見事潜入に成功する。 しかし家の中を物色している最中、ババデルが帰ってきてしまい、3人はこってり絞られる。 「こんなことばかりしていると、いつか痛い目に遭うぞ・・・?」ババデルは言う。 彼はレイに対して、「グラウス山へと向かえ。行けばわかる。」と言い、レイは 彼の言葉に従い、山へと向かっていった。残された2人はババデルのまき割りを 手伝わされるが、それを終わらせた彼らはババデルの制止を聞かずに、 レイに追いつくべくグラウス山へと向かった。 221 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 07 ID hYHbP5C9 グラウス山に到着した2人は、山道の途中にある小屋でレイと合流する。 この山にはぬえという恐ろしい怪物がおり、ババデルはレイにそいつを 退治させようと、レイを寄越したのだ。 一行は、小屋の前でぬえと一回目の戦闘に突入する。 洞窟へと逃げ込んだぬえを追いかけ、ついに3人は洞窟の奥へと追い詰める。 激しい戦闘の結果、3人はこれを打ち破った。 洞窟の一番奥の部屋の入り口に立ちはだかったまま絶命したぬえ。 そんな亡骸の脇を通り抜け、奥へと進む3人。そこで彼らが見たのは 既に死に絶えているぬえの子供であった。ぬえは子供たちが死んでいることに 気づかず、せっせと餌を巣に運び続けていたのである。 そんな事実を知らずぬえを倒した彼らは、暗澹たる思いで山を降りていった。 本当に自分たちのしたことは正しかったのか?悩む3人。しかし 村人たちの喜ぶさまを見て、自分たちは間違っていなかったのだと安心する。 弾きもの扱いから、一躍村の英雄扱いされるようになった彼らは ズルスルという人物から、村人に重税を課しているマクニールという人物の 家に忍び込んでくれないか、という依頼を受ける。金を奪えばマクニールに 一泡吹かせられるし、村人にもさらに喜んでもらえるのではないか? 英雄扱いですっかり図に乗っている彼らは二つ返事でそれを引き受けてしまう。 222 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 10 ID hYHbP5C9 さて、簡単にズルスルの口車に乗った3人は早速マクニール邸に潜入。 一行に、やたらリアルな「ゴキ」なるモンスター(これがまたリアルな動きを するんだ・・・)やマクニール家の先祖の霊が次々と襲い掛かってくる。 それらを打ち破っていき、ついにマクニール本人と対面。 先祖の霊が合体したモンスターが襲ってきたが3人はこれを撃退。 マクニールが村人から集めた税金をごっそり頂いて帰る。 そして、その夜の内に村人たちの玄関先に配って回った。 「これでもっと皆に感謝されるよね、にいちゃん!」ティーポがレイに言う。 ところが、今度はぬえを倒したときのようにはいかなかった。 村人たちの喜ぶさまを見ようと村に出かける3人。だが村人の反応は冷たいものだった。 「なんてことしてくれたんだ!」村人から浴びせられる罵声。 「皆、喜んでくれると思ってたのに、どうして・・・?」不安に駆られる一行の下へ ババデルが現れる。彼は3人に「しばらく家で隠れていろ。」とアドバイスする。 その言葉に従い、家へと戻った3人が目にしたのは、業火に見舞われた我が家であった。 そんな彼らに追い討ちを掛けるように、ならず者で通っているバリオとサントの兄弟が 現れる。彼らはマクニールによって雇われて、3人を始末しに来たのだった。 懸命に抵抗する3人であったが、実力差は歴然としており、あっけなく敗れてしまった。 そして彼らは散り散りとなり・・・ 223 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 13 ID hYHbP5C9 場面は変わり、ババデルの家で目を覚ましたリュウ。森の中で傷つき、倒れていたリュウを ババデルが家まで連れて行って看病してくれたのだ。彼が言うには、リュウのみが倒れており レイとティーポの姿は見えなかったのだそうだ。一人きりになり、泣き叫ぶリュウ。 しかしリュウは、彼らは生きていると信じ、2人を探す旅に出る決意をする。 かつてレイが言っていた「ウインディアへ行く。」と言う言葉を信じ、リュウは出発する。 ウインディアへ向かうにはモーランジ山を越えねばならず、リュウは単身山を登っていく。 ところがその山頂で再びバリオ・サント兄弟に出会ってしまう。彼らはリュウが生きている ことに驚き、確実に殺しておこうということで持っていた剣でリュウの胸を貫く。 その瞬間、リュウの姿がドラゴンに変化。これは金になると思った2人はリュウを連れ ウインディアへと向かう。 リュウを檻に入れ、上からシーツを被せ中が見えないようにしてから国王との謁見に 臨んだ2人。散々煽った後、檻を覆っていたシーツを取ったのだが、中に居たのは 竜変身の解けてしまったリュウであった。2人とリュウは投獄されたのだが、 そんな彼らの前に現れたのがウインディア国王女・ニーナであった。 彼女はその純真さ故に、まんまとバリオ・サント兄弟の口車に乗ってしまい、彼らを 牢屋から出してしまう。新たな金づるを得て気分は上場な彼らを追うために、 リュウは扉を打ち破り彼らに追いつく。ここでもあっさりと敗北してしまうリュウだが 彼が戦っているうちにニーナは身を隠すことが出来たらしく、2人でそこから 脱出することになる。牢屋の下は地下墓地となっており、墓に仕掛けられた 謎を解いて2人は見事脱出した。 224 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 16 ID hYHbP5C9 「困っている人を助けるのが私の務め。」と言い、王女の自覚も無く付いてくる ニーナとともに旅は続く。が、出発してまもなく、またしてもバリオ・サント兄弟に 捕まってしまい、2人は闘都へと連れて行かれる。 闘都にて2人は酒場に監禁される。しかし、そこの主人であるファールという男が 重度のアル中で四六時中飲んだくれていたため、その隙を突き、逃げ出す事に成功。 迫りくる追っ手の手から逃れつつ、彼らがたどり着いたのは塔(っていう地名)だった。 そこで2人は、ゴースト紘と古代機械について研究しているモモという女性に出会う。 彼女を仲間に加えつつ、階下に迫った追っ手から逃れるために一行は最上階へと向かう。 そこはモモの父親が生前研究室として使っていた部屋で、非常時の為の脱出用のロケットが 備えられていた。それを利用し、3人は見事脱出に成功した。 近くの茶屋でモモの父の知人だというペレットなる人物に会い、自分の管理している プラント(実験農場)まで来てほしいと言われる。そこではゴースト紘を使った 作物が作られており、突然変異で変な作物が出来てしまって困っていると いうことだった。変異体は西のゴミ捨て場におり、一向はこれを撃破する。 変異体は自分をきちんと処分してくれと嘆願し、3人はその願いを聞き入れる。 そして溶岩の中に消えた変異体から生まれたのがこれまた変異体のペコロスであった。 225 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 19 ID hYHbP5C9 タマネギのような風貌のペコロスを仲間に加え、一向はプラントへ帰る。 ウインディアへの帰路の途中、再びバリオ・サント兄弟に捕まった一行は 漢羅狂烈大武会へ出場することになる。そこで優勝すれば開放してやるとの 約束を取り付けたからだ。順調に勝ち進んだものの、決勝の相手は前大会の 覇者であるガーランドだった。彼はリュウをあっけなく蹴散らし、優勝の 見返りとしてリュウたちの身柄を要求する。困惑するリュウたちにガーランドは 「天使の塔」というところへ行こうと提案(強制だけど)する。 222 218 sage 04/04/09 20 13 ID N0HFPYg3 主要キャラクタ ・リュウ:超越的な力を持つ竜族最後の末裔。ダウナ鉱山のゴースト鉱から目覚める。 自分の力の強大さに戸惑っている。気は優しくて無口。 ・レイ:虎人の青年。自分と同じ孤児のリュウとティーポの面倒を見る。 盗賊として生計を立てている。性格は軽いが、責任感は強い。 ・ティーポ:レイに拾われた孤児。わんぱくで生意気な少年。レイに憧れている。 ・ニーナ:飛翼族の国、ウインディアの王女。お節介で色々な事に首を突っ込む。 この時代の飛翼族は翼が退化していて空を飛ぶことはできない。 ・モモ:古代機械とゴースト鉱の原理を研究している学者の女性。 機械以外の事はあまり知らない。 ハニー:ゴーストの力で動く機械兵。モモの友達兼研究対象で、戦闘能力は無い。 ・ペコロス:作物の変異体から生まれた、動くたまねぎ。言葉、生態などは全くの謎。 ・ガーランド:この世界では見かけない種族。義理堅い屈強な男で、大武会の優勝者。 ある目的を持って旅をしている。 竜大戦…数百年前に、竜族が世界を滅ぼそうとして他全ての種を敵に回し戦い、 滅亡したとされる戦い。詳しいことは伝わってない。 ゴースト鉱…魔力を持った生き物が死んで化石化するとエネルギーを発する鉱物となる。 機械の動力源。魔力に反応してエネルギーを発するそのプロセスは未だ解明されてない。 リュウはドラゴンのゴーストに触れると、そのジーン(因子)を体に受け、戦闘中に組み合わせて竜変身に使うことができる。 223 ブレスオブファイア3 sage 04/04/09 20 16 ID N0HFPYg3 ~幼年期編~ -ダウナ高山- ゴースト鉱の産地であるこの鉱山で、巨大なゴースト鉱に包まれた一頭の小さなドラゴンが見つかった。 とっくの昔に絶滅したドラゴンだ、生きている訳がない。 炭鉱夫達の爆薬によってドラゴンはゴースト鉱ごと粉々になるはずだった。 しかし、それは生きていた。目を覚ましたドラゴン(リュウ)は手当たり次第に周りの人間を焼き尽くしていった。 騒ぎを聞きつけてリュウを捕らえようとした男に向かってブレスを吐こうとしたその時、誰かの声がリュウを止めた。 イ ケ ナ イ 隙ができたリュウはクレーンで一撃をくらい、気絶したところを捕まってしまう。 檻に入れられトロッコで何処かへ運ばれていくが、途中で崖から転落してしまった… -シーダの森- 今年のマクニール村の作物は不作で、シーダの森でも食料となる木の実や動物が減っていた。 久しぶりの獲物を仕留めようと盗人のレイは茂みに隠れていたが、森の奥で大きな音がして猪は逃げてしまった。 レイが様子を見に行くと子供が野犬に襲われていた。レイ「やれやれ・・ ゆかいだね」「さっきの音は、お前らか?」 レイは野犬を始末して子供(リュウ)を見る。少し迷って、リュウを連れて帰ることにした。 レイ「ちぇっ、分かったよ‥ この、レイさまがひろってやるから‥ かんしゃしろよ‥」 リュウを背負ってアジトに戻るレイをティーポが迎えた。ティーポ「にいちゃん、おかえり! それ、獲物‥?」 レイ「‥何でも、食いたがるな ティーポは?」とりあえずリュウはティーポのベッドに寝かされた。 ティーポ「こいつ‥だれ?」 レイ「‥‥さあな 森に、倒れてたんだ」 ティーポ「ふうーん‥ 何か、おれみたいだね?」 村で食物を探してくる、と出て行くレイ。「捨てられた‥ のか‥ ホント、おれと同じだなぁ‥?」ティーポも後を追う。 リュウは夢を見ていた。最初に長髪の男が出てきた。男は言う。「分かるだろう‥ リュウ」 「俺と同じ血を引く、お前なら分かるはずだ‥」「あいつらは‥ 弱い! どうしようもないほどに‥‥」 次に、羽を持つ女が現れた。女は呟く。「リュウ‥」「私の、リュウ‥‥」 リュウ 224 ブレスオブファイア3 sage 04/04/09 20 18 ID N0HFPYg3 リュウは目を覚ますとねまきのままフラフラと外へ出て行った。森を抜けると村が見たので行ってみる。 村に入るとドロボーに失敗した二人にあった。ティーポ「あ、なんだ‥ 目が覚めたんだ、お前‥」 リュウの腹が鳴る。レイ「‥ゆかいだねぇ よけいに食い物を探さないとダメになったぜ‥?」 ティーポ「こいつにも、手伝わせよう にいちゃん‥?」 ねまきじゃマズイので装備を調達しよう、とレイ。 ティーポ「待ってな‥ リュウ 今にいちゃんが武器屋にしのびこむからさ‥」何故かリュウの名前を知ってるティーポ。 「あれ‥‥、今おれリュウって言った?」「‥‥‥お前の、名前?」 汗をかくリュウ。 「何でおれ、知ってんだろ 夢でも見たかな‥‥?」 レイ「ずらかれ!」レイが飛び出てきた。 牧場まで逃げてきたレイ達。村では不作で食べ物がないので、街道で追いはぎをすることになった。 首を横に振るリュウ。 レイ「‥って言っても、そんなにヒドイ事は、しないぜ 殺したり、傷つけたりは 俺の好みじゃ、ないんだ」 ティーポ「そう、そう‥ だから初心者でも安心だよ 心配しないで、行こうぜ」 「おれたち、いつかこのチンケな村を出て‥ ウインディアみたいなでっかい町へ行くんだ‥」夢を語るティーポ。 ウールオル街道まで来たレイ達、隠れる場所を探す。人を襲う事を躊躇するリュウ。 レイ「食うのに困った‥ かわいそうな子供のする事だ ちょっとぐらい大目に見てもらえるさ‥、な?」 その時、牧場の方から大男が歩いてきた。根性試しにリュウが行くことになり、ティーポに押されて大男に ぶつかったがビクともしなかった。男はババデルという腕っ節の強い木こりだった。 「こぞう‥ バカ供に会ったら、言っておけ くだらん事ばかりしてると ぶっとばす、てな」 ババデルはレイとティーポをばかにして去っていった。くやしがるティーポ。 しかしババデルの家に忍び込むなら今がチャンス。狩の上手いババデルの家なら何かあるはず… 家に忍び込み、ほしにくをゲット。しかし、ババデルが帰ってきて全員捕まってしまう。 ババデルから、森から追い出されるかわりに仕事を与えられる。 レイは何故かグラウス山に一人で行くように言われる。リュウとティーポはマキ割りをやらされた。 しぼられてもティーポは全然反省してない。 ババデル「そんな事ばかりしてると‥ そのうち本当に痛い目を見るのが分からんか」 一人で山に行ったレイが心配になり二人も山へ向かった。 225 ブレスオブファイア3 sage 04/04/09 20 20 ID N0HFPYg3 山を登り、すっかり夕方になってしまった。小屋を見つけ中に入るとレイがいた。 レイ「‥あのなぁ、ティーポ じいさんが、おれ一人をここに来させたのは‥ お前らを心配したからだと思うぜ‥ たぶん‥」 その時、外で不気味な鳴き声が聞こえた。 どうやらババデルはレイに最近村の家畜を襲うモンスターを退治させようとしたらしい。 ティーポ「どうして、にいちゃん一人にそんなヤバい事、さすのさ!?」 レイ「だけど‥‥ 俺は‥ ヤツより、強い 俺、一人だったらな‥」 レイの言葉に首をかしげる二人。 「だけど、お前らがいたら‥ アレを使うわけにはいかねぇしな‥‥ ゆかいだねぇ‥」 小屋に一晩泊まってからモンスター・ヌエを探すことにした。 ヌエの鳴き声で目を覚まし、小屋を出るとすぐ戦闘になったが、ヌエは洞窟の中に逃げ込んでしまう。 ヌエを見つけ出し追い詰めると、後ろの穴をかばうようにして果てた。 穴の中を見るとヌエの子供の死体があった。 ヌエは子供が死んでるのが分からず、せっせと餌を運んでいたんだろう… ティーポ「‥‥あいつ ‥‥‥バカだね にいちゃん‥ 子供‥‥ もう、死んでるのに」 レイ「‥‥ゆかいだね、まったく」 後味の悪いまま山を下りるとババデルがやって来た。 ババデル「これで、春になって‥ 獲物が戻ってくると楽になる‥‥ おてがらだよ、お前ら‥‥」 去ろうとするババデルをレイが呼び止める。「待て‥‥‥ ‥‥あんた、あいつが子供に エサ運んでるって知ってて‥ おれたちにあいつを殺させたのか!?」 ババデルがゆっくり振り向く。「子供がいると、分かってたら殺さなかったか‥‥?」 そして春が来た。ヌエを倒したことで森に食料が戻り、村で厄介者扱いだったレイ達は 次第に認められていった。自分達の評判を聞くために村に行ってみる。 村のためにヌエを倒したってことになり、レイ達の評価は180度変わった。 そこへズルスルって奴が来て、話を持ちかけてきた。 ズルスル「‥いや、ね あんたたちも聞いてるでしょ マクニールさんの事ですよ」 ティーポ「けちで、よくばりなんだろ?」 レイ「よくある話じゃねーか?」 ズルスル「で、でも‥ マクニールさんの場合はちょっとやりすぎかなって思うんですよ‥‥‥ ですよね?」 気を良くしていたレイ達は軽く引き受ける。 夜を待ってからマクニール邸に忍び込む。 カンペキな警備をくぐり、にわとりを暴走させ、混乱に乗じて屋敷に潜入。 レイが囮になり警備をひきつけ、二人で屋敷を探索することになる。 オマケ キャンプ中のセリフ レイ「こんな風に、人によろこばれるってのも‥ 悪かねぇな」 ティーポ「村のやつら、よろこんでたな えへへへへ‥」 244 ブレスオブファイア3 sage 04/04/11 00 03 ID a9CVyQ/B 肖像画のある部屋に入った。 ティーポ「‥‥リュウ 誰かに見られてるような気がしない‥?」 辺りを見回す。 「‥‥き、気のせいだよな」 ロビーから進もうとするとポルターガイストが起こった。 ‥ふとどき者め我が、マクニール家に立ち入ることは、許さん! ティーポ「な、な、何だ!?誰なんだよ、出てこい!」 すると目の前に霊が現れた。 「我が名はトラスト 名門マクニール家5代目の‥‥ タマシイだ」 襲ってきたトラストを倒した。 トラスト「な、なんたる者どもだ!?ご、ご先祖さま‥‥ 申しわけありません‥ ぐぶ」 ティーポ「‥‥あれって、やっぱユーレイかなぁ? だとしたら‥‥ やだなぁ‥ 苦手なんだよなぁ 不気味なのってさ‥‥」 廊下に出ると男が待ち構えていた。「ようこそ、小さなお客様 私が、当主マクニールです」 ティーポ「‥‥本当か? だったら話は早いや この悪者め‥‥!?」 マクニール「ほほほほ、何ですと?地主が税金をとって何が悪いのです?」 リュウが刃を向ける。 ティーポ「お、おいリュウ どうしたんだ? ‥え!? こいつ、ニセモノ!?」 マクニール「ほほほ、ニセモノとは人聞きの悪い‥ 私は本物のマクニール‥ 3代目、カッセンの‥タマシイですぞ!」 カッセンを倒す。 カッセン「ぬお~~!! この私が負けるとは!? ‥‥だが、マクニール家は13代つづいた名家だ 先祖は私だけではない!」 ティーポ「‥ここってオバケやしき、だったんだな ‥‥に、してもリュウ オバケ、怖くないんだ?なきむしのクセに」 そこまでだ!! 階段を下りようとしたらまた霊がでた。 「われら先祖の守りをくぐりぬけ‥ ここまで来れたのはほめてやろう‥ しかし! ティーポ「‥ここのオバケは みんな よくしゃべるなぁ」 ‥この12代目、カルテル様が出たからには君たちのろうぜきもここまでだと思い給え!?」 ティーポ「おれ、オバケてのは もっと、こう‥‥ 不気味なモンだと思ってたよ」 カルテルを倒した。 「‥ここの連中みたいなオバケだったら おれも、あんまり怖くないや‥‥」 先に進むとまた出た。 きさまら~‥ この先 生きて通れるとおもうでないぞ~ この私 8代目‥ ティーポ「‥つまり、みんなマクニールなんだろ? だったら、やっつけてやる!」 ……倒した。 ティーポ「名前くらい 言わせてやれば良かったかな?」「ま、また出たら考えよう 行こ リュウ」 カルテル:ひいおじいさまでもだめでしたか‥ ドクセン:くくっ 名乗る前にやられてしまったわ トラスト:このままやつらの好きにさせるのか!? カッセン:‥マクニール家の危機だ‥ カンゼイ:うむ‥ しかし あやつ 13代目に期待するしかあるまい‥ 245 ブレスオブファイア3 sage 04/04/11 00 08 ID a9CVyQ/B 屋根に出て辺りを見ると何故かかぎ縄が。しかしリュウ達の力では向こうの屋根まで届かない。 そこへレイがやって来た。「‥うまくいったみたいだな 中はどうだった?苦労したか?」 そっぽ向くティーポ。 レイ「いや、おれも‥ てつだいに行ければ良かったんだけど‥ その、ちょっと 探し物を‥」 ティーポ「‥オバケがいっぱい出てやな感じだったけど にいちゃんの作戦にしたら上出来だったんじゃない?」 レイ「そりゃ、どうも‥ で、後は‥ あっちに行く方法だが‥ 探してもらいたい物が‥」 ティーポ「これじゃないの?にいちゃん‥」リュウがかぎ縄を渡す。 レイ「うっ、これは おれのロープ!」 ティーポ「‥やっぱりそうか こんな物が屋根にあるの変だと思ったんだ‥」 レイ「うっ‥ 上出来だ ティーポ‥‥」 「‥ま、まあ見てろ これさえあれば‥ こんな屋根なんて」 だがレイはコケで滑って向こう側まで飛んでしまう。 「‥あ、あぶねぇ 何とかごまかせたかな‥」 リュウ達の方へ縄を飛ばす。 ティーポ「にいちゃん、すごかったね‥ 自分だけ先に来て楽したり‥‥ 大事なロープをなくしたり‥ おもしろい事ばっかりやってると思ったのに‥」 レイ「‥やる時は やるだろ?」 汗をかくレイ。 ティーポ「‥その上、足すべらせて ジャンプするなんて! にいちゃん かっこいいよ」 レイ「‥悪かったよティーポ お前らだけをオバケと戦わせたりして‥ あやまるからキゲンなおしてくれよ、な?」 マクニールのいる部屋を見つけ乗り込むと、当の本人は女の尻を追いかけていた。 女「いやああ~ん」 マクニール「これ、待たぬか うひひひひひ」 レイ「‥やれやれ ゆかいだね」 気づくマクニール。「だだ・誰だ!」 ティーポ「‥誰でもいいだろ? お前からお金をとり戻しに来たぞ!」 マクニール「と、とり戻す!? なな、何のことだ? わしは ただ‥‥」 レイ「‥見苦しいぜ マクニールさん あんた、さっきみたいに楽しむために‥‥ 村のみんなからまき上げてるんだろ?」 そこへ先祖達が現れる。 ‥‥もうよいわ マクニール家の面汚しめ 先祖達が合体した! 見よ!これが名家の力だぁ! なんとかコンガーマリトを倒したレイ達。 マクニール「ひいいいいいい ななな、何が一体!? わしわし、わしは‥ ただ‥ なんにも悪い‥ ひい」 レイ「‥落ち着けよ、おっさん さっきのはあんたのご先祖さまで‥ おれたちゃ、ただのドロボーだよ‥‥?」 混乱しているマクニール。 ティーポ「‥ばかだなぁ、お前 いいから金のありかを教えればいいんだよ」 マクニールに言われ、奥に金を取りに行くレイ達。代わりに今まで隠れてた女がでてきた。 女「なによ、こしぬけ! ドロボーの方がよっぽどカッコイイわ!」 泣き崩れるマクニール。 マクニール「‥‥‥‥‥‥くっ ‥‥くくくくく ‥‥そうやって、わしをバカにしていればいいさ ‥‥‥‥‥‥‥ガキども」 本当に 力を持っているのが誰なのか‥‥ 教えてやるぞ‥‥ 246 ブレスオブファイア3 sage 04/04/11 00 09 ID a9CVyQ/B ‥次の日、村には払った税金が戻ってきていて大騒ぎだった‥ ティーポ「おもしろかったね にいちゃん! マクニールなんて てんでだらしないの! もう この辺りでおれたちに敵うヤツなんていないよ、にいちゃん!!」 はしゃぐティーポ。 三人で村にほめてもらいに行くことにした。 しかし、税金というものを良く知らずに盗って来たレイ達に向けられたのはこれまでにない冷たい視線だった‥‥ ズルスルを問い詰めると、場所が悪いのでそこの小屋で話すから先に行っててくれ、と言う。 小屋でズルスルを待つレイ達。 ティーポ「‥‥にいちゃん なんか‥‥ 変だね‥」 レイ「‥‥ズルスルのやつに説明させよう」 しかし小屋に入ってきたのは牛を連れたババデルだった。 ティーポ「ば、ババデル!?」 ババデル「‥‥わしは、ウシの世話を頼まれて来ただけだ ‥‥今からウシあいてにひとりごとを言う」 レイ「何だよ、それ!? 俺達はズルスルを‥」 ババデル「‥ズルスルは、楽しようとマクニールの金を狙ったが なんでも、マクニールは ヤバイ組織と関係あるらしいなぁ、ウシよ‥」 話が、見えにくい。 ティーポ「‥何それ、にいちゃん?」 レイ「どうやら‥ あまりウロウロしてる場合じゃなさそうだな‥ とにかくいったん家に戻った方がよさそうだ」 ババデル「‥ズルスルは逃げたぞ お前らは、利用されたんだ ほとぼりがさめるまでおとなしくかくれてろ‥」 なんだか雲行きが怪しくなってきたので、アジトでしばらく大人しくしてることにする。 …だが、アジトに戻ったレイ達が目にしたものは炎に包まれた我が家だった! レイ「なん‥ だと!?」 レイがとんで見に行く。 レイ「何だ‥‥ どうしたってんだ‥‥!?」 ティーポ「わっ! に、にいちゃん!!」 レイ達の前に凶悪なホースマン(馬人)の兄弟、サントとバリオが現れた。 サント「ほう‥ 強盗と言うからどんなヤツかと思うたら‥ まだ、ガキじゃぞ バリオの兄者よう‥?」 バリオ「‥気を抜くなよ、サント 手クセの悪い子供には世間のきびしさを教えないと、な?」 「ちくしょう、お前らが」怒りに震えるティーポ。 バリオ「そういう事だよ おいたのすぎた子供たち‥ さ、おしおきしてあげるから大人しく来なさい」 身構えるリュウ。 サント「兄者、あいつらやる気になってますぜ」 バリオ「‥なら、お説教はこれぐらいにしておくか」 レベルの違う強さにあっという間にやられてしまう三人。 リュウが次に目を覚ましたのはババデルの家のベッドだった。 「‥‥‥わしが、見つけたのは 傷だらけで森に倒れていた‥ お前だけだ」 バリオ達にやられ、行方不明となったレイとティーポ。 ババデル「いつか、痛い目に会うと言ったが‥‥ まさか、ここまで‥‥」 泣き出してしまうリュウ。 ババデル「恐らく、レイやティーポは‥ もう‥‥」 涙を拭き、歩き出すリュウ。 ババデル「どこへ行くつもりだ?ふたりを‥探すつもりなのか‥?」「ウインディア‥!?」 リュウ一人の旅が始まった。きっと、何処かで二人が生きていると信じて…… 283 ブレスオブファイア3 sage 04/04/12 12 32 ID bF072EWS 244-246の続き ウインディアに抜けるためにモーランジ山を一人で登るリュウ。 しかし頂で立ちション中のサントと鉢合わせてしまう。 サント「ふ~~‥‥‥」 「さ、兄者‥ 行こ‥‥ ん?」 リュウの姿を見て驚くサント。 「あ、兄者じゃねぇ!!おま、おま、おまえわ?」 バリオもやってきた。 サント「生きているんじゃ~! おばけなんじゃ~~!!」 木の陰に隠れるサント。 バリオ「‥‥おどろいたな ホントに、生きてるのか?」 ナイフを出すサント。 バリオ「‥‥殺りそこねたか?」 「‥いや、やっぱ死んでるよ、お前」 ナイフで背中を一突きされ倒れるリュウ。 バリオ「今度こそ、ちゃんと殺ったか?」 サント「殺った、殺った!死んだおばけは怖くない~」 鼓動とともにリュウの体が振動する。 バリオ「こ、これは!?」 刺されたショックでファイアのジーンに目覚め、竜に変身してしまうリュウ。 サント「あ、兄者―っ!こ、これは何じゃぁ!?」 バリオ「‥‥不死身だと言うのか?」 サント「ひーっ 兄者 に、逃げよう!」 バリオ「いや‥‥ 弟よ‥ こいつは、金になるぞ‥‥」 リュウは馬兄弟に拉致されてしまった。 ウインディア王「まこと、竜だと申すのだな?」 リュウはウインディア城で見世物にされるところだった。 バリオ「ええ、王よ まちがいありません」 サント「ほんとです、ほんとです まちがいないです!」 王「うむ‥ もし、それがまことであれば‥‥ 事体は重大だ‥ なにせ‥」 バリオ「‥世界を滅ぼした、竜の生き残りですから‥‥」 王の前で布が取られるが…… 「げっ、人間に もどってる!」 バリオ達は檻を蹴ってリュウを刺激する。 王「もうよいわ おろか者ども いったいなんのマネだ!」 リュウは馬兄弟共々捕まってしまう。 牢屋へ入れられ泣くリュウ。 バリオ「うるせーぞ! ビービーなくな!くそガキ!」 サント「おめーが、ちゃんと竜に変身しないから‥ わしらまで捕まったんじゃ! 大会も近いのにどうする、兄者」 「‥こんにちは わたし、ニーナです」 さっきの事を見ていた王女がやって来た。 「あなた‥ いじめられて‥ かわいそうだから逃がしてあげようと思って‥」 だが、リュウを逃がす前に馬兄弟に騙されて、二人を出してしまうニーナ。 ニーナ「もう、いじめたら いけませんよ‥?」 バリオ「ええ、もう あのガキには、何もしません」 ニーナ「?」 突然サントがニーナを殴りつけた。 バリオ「あんな気味の悪いガキよりも‥‥ 王女さまの方が、金になると言うものよ‥」 どうやらニーナを誘拐して身代金を要求つもりらしい。 リュウは体当たりで牢を破るとバリオ達を追った。 284 ブレスオブファイア3 sage 04/04/12 12 36 ID bF072EWS すぐに追いつくがニーナがいるため下手に手を出せないリュウ。 バリオ「‥もう あのガキにふりまわされるのはゴメンだ‥ 今度こそ、殺るぞ?」 またバリオ達にやられてしまうが、状況だけにとどめをさされずにすんだ。 ニーナ「‥‥だいじょうぶ?」 気がつくリュウ。 ニーナ「あなたが、あいつらに立ち向かってくれたから‥ さらわれずにすみました‥ ありがとう、ええと‥?」 「‥リュウ? ありがとう、リュウ」 「とにかく、ここを出ましょう」 ニーナが仲間になった。 牢屋から王家の墓を通り、ウインディアの城下町へ抜ける。 ニーナは遠くに離れた方がいいと言うが、リュウはウインディアで人探しをしたいと言う。 ニーナ「‥レイにティーポ? ごめんなさい、聞いた事ない‥ ‥‥でも、いっしょに探してあげる」 首を振るリュウ。 ニーナ「あら、いいのよ‥ 困った人を助けるのは王家のつとめですもの‥ さ、いきましょう、リュウ」 街で聞き込みをするがなかなか有力な情報は得られない。 「さがしてる?‥人を? ふ~~~ん、わかったぞ」「それは‥‥ か・く・れ・ん・ぼ、だな?」 街の子供達に聞いてみたところ、何故かかくれんぼになってしまった。 もーいいよ! ニーナ「‥‥さ、さがしましょ」 子供の事は子供に聞くのが一番、とニーナ。 全員見つけて話を聞く。するとリュウくらいの子供のドロボーが街道の方に逃げていったという。 エッグノック街道まで来たが、待ち伏せしていた馬兄弟にニーナが捕まってしまう。 バリオ「‥お前なんか、ほっといてもかまわないんだが」 サント「俺たちが、王女をさらったって事を‥ お城に知らされるとちょっと、やっかいだ」 バリオ「だが、ここで殺して‥ また、ドラゴンになられても困るしな‥‥?」 今度は闘都ジンメルまでさらわれてきたリュウ達。縛られて居酒屋に連れて行かれる。 バリオ達は忙しいので、リュウ達はファールという甲殻族(マッチョなアルマジロ)に任された。 バリオ「助かるぜ、ファール ‥‥おい、ガキ 大会が終ったらぶち殺してやるから‥ おとなしく待ってろよ」 サント「ガーランドのだんなもほどほどにな‥‥ 大会は近いぜ‥‥」 馬兄弟が出て行った。 リュウがロープを噛み千切る。 物陰からニーナが確認する。 ニーナ「あいつらは、行ったみたい‥ ファールって人が、いるけど よっぱらってるみたいだし‥ そっと行けば、気づかないかも」 入り口まで静かに歩いてく。 ファール「おや?子供たち‥ どこ行くんだい?」 ニーナ「いいえ‥ どこへも行きませんわ」 ファール「どこへも‥‥ ヒック」 ニーナ「ええ‥‥‥ それでは しつれいします」 脱出に成功したリュウたち。 メーカース峡谷を渡ればすぐウインディアだが、荷車の事故で通れないのでボウモウ山から遠回りすることに。 285 ブレスオブファイア3 sage 04/04/12 12 41 ID bF072EWS ボウモウ山を登ると、小屋とケーブルカーが見えた。 メイソン「子どもが、どうしてこんな山ン中へ‥? ま、まぁともかく暗くなってきた事だし小屋へお入り‥」 これまでの事を説明するニーナ。しかし、バリオとサントの名前が出るとメイソンの顔色が変わった。 今日はここで一泊して、明日リフトで山の向こう側へ連れてってもらうことになった。 朝になるとサントがやって来た。 サント「へへへ‥‥ おっさん、長生きするぞ」 メイソン「‥‥すまんな、子供たち ‥あんな連中とゴタゴタをおこしたくは ないんだ」 急いでリフトに乗り込むリュウ達、間一髪逃げることができた。 このまま一気に逃げるつもりが、すでにリフトの先は先回りされてた。崖に追い詰められる二人。 サント「おまえらが、いくら逃げようとしても‥ 最後にはわしらの思う通りになるんじゃ‥ それが、世の中っちゅうもんなんじゃ」 捕まるくらいなら、と崖から飛び降りる二人。リュウはプロテクトのジーンに目覚め、ニーナを守った。 ニーナ「ありがとう、リュウ このお礼はいつかきっとします」 山から出ると塔が見えた。 ニーナ「大っきなおうちね‥ ‥ここにかくまってもらいましょうか?ウインディアへの道も聞きたいし‥ ね?」 塔に入ってしばらく進むと、目の前の扉から物音がして小さな機械兵が出てきた。 すぐ後に扉の中で爆発が起こり、それを確認するとその機械兵(ハニー)は部屋に戻っていった。 ニーナ「な、なな、何なの!?」 部屋を覗くと女の人がいたがこちらに気づいていない。 ハニーが袖を引っ張る。女は気づくとモモと名乗った。話を聞いてもらおうとするがどうも話がかみ合わない。 モモ「ごめんなさいね、さっきは爆音で耳がキーンとしてたのー‥」 話を聞いてもらった。 モモ「‥まかせてー ちゃんとウインディアへ連れてってあげるー」 ニーナ「ありがとうございます このお礼はお城に着いたら必ず‥」 モモ「‥‥‥お城?」「あっ!ニーナって‥ ニーナ王女ぉ!?」 驚くモモ。 モモ「わ、わ、わ、王女様!知らなかったとはいえ無礼をいたしましたっ!」 ニーナ「い、いえ‥ 助けていただくのに‥ ニーナでいいです」 モモ「‥‥あら、そう?じゃ、ニーナ 出発しましょっか‥?」 モモが仲間になった。 モモが準備してる間一休みする二人。だが、戻ってきたモモは下にガラの悪い連中が集まっていると言う。 モモが言うには塔の上に逃げ道があるという。塔のトラップを潜り抜け、最上階に着く三人。 ここは昔、モモのお父さんの部屋で、脱出用の装置があるという。隠しスイッチを押すとロケットが出てきた。 ニーナ「でも、どうして逃げ出すための機械なんてお作りになったの?」 モモ「たぶん、作りたかったから作ったのよ‥ 機械、大好きだから‥」 ロケットに乗って脱出するが、途中で墜落してしまう。一人乗りだったようだ。三人はその場を離れる。 オマケ ニーナ「これで、ウインディアに戻れるかな‥ 戻ったら、もう一度ふたりを探してみようね‥」 モモ「王女様と、旅してるからって リュウが王子様ってことはないわよね‥ 当たり前か‥」 ハニー:キレイずき らしい・・ (テント内を掃除) 378 ブレスオブファイア3 sage 04/04/15 19 47 ID xcXxq0bx 283-285の続き 茶屋で一休みする三人。ウェイトレスの話によると街道で通行をチェックしてる連中がいると言う。 モモ「きっと、あなた達を追ってる連中ねー‥」 その声を聞いてじいさんがやって来た。 男はペレットといい、モモの父レプソルの作った実験プラントの所長をしていると言う。 そこではゴーストの力で強化作物を作っているのだが、最近どうも機械の調子が良くないらしい。 所長はモモにプラントまで来るように頼むと去っていった。 「ま、まあ 街道もしばらくは通れそうにないから、いいでしょ‥?」 プラントで所長の話を聞くとどうやら機械自体よりも心配な事があるらしい。所長は巨大な玉ねぎを指差す。 モモ「かわいー、わね 何、あれ?」 所長「か、かわいい!? いや、そんな事ないでしょう」 所長の悩みは作物の変異体で、それが西の処理場で発生して、気味悪がって誰も近づかないそうだ。 リュウ達は変異体の処分を引き受ける。 ゴミ捨て場の変異体を処分しにやって来たが、変異体は自我を持っていた。 理性を失い襲ってきた変異体ミュートプラントを倒す。理性を取り戻した変異体はリュウ達に自分の始末を頼む。 変「私は、存在すべきではありません‥」 「ありがとう‥ さようなら‥」 変異体がマグマへと落ちる。 モモ「やっぱり、待って! 大発見したなんて言いふらさないから‥ ちょっとだけ、調べさせて!」 変「知ろうと欲するのは決して悪くありません‥ ただ‥‥‥」 モモ「?」 変「一歩間違えば‥ 私‥ 以上に‥ 恐ろしい 化け‥ 物を‥‥ 生み出すと‥ 言うこと‥ 忘れ‥ ない‥ で」 「ぷきゅきゅー!」 三人「?」 モモ「なに‥?」 突然、マグマに沈んだ変異体からデカイ玉ねぎが飛び出した。 モモ「これは、あのカワイイ‥」 ニーナ「タマネギね‥‥」 よく分からないが玉ねぎは悲しんでいるようだ。 モモ「でも、きっと‥ 私達が連れて行くのを変異体は望んだはず‥ よね、きっと?」 ニーナ「ねぇ‥ その子の名前‥ ペコロスって、どうかな?」 ペコロスが仲間になった。 プラントに戻り、ウインディアに行くと言うと、所長が荷車に隠れて行くように勧める。 本当にこんなんで大丈夫かと思っていたら、やっぱり捕まってしまった。 所長「うふう‥ やれやれ 街道の奴等が探してるのが モモ達ってのは都合が良かったな‥」 「後はあいつらが始末してくれるだろう‥ 変異体の秘密と一緒にね‥‥ うふううふう」 379 ブレスオブファイア3 sage 04/04/15 19 52 ID xcXxq0bx ―漢羅強烈大武会― 年に一度闘都で開かれるこの大会はバリオ達の組織が仕切っており、世界中から 兵が集い戦って優勝した者は何でも思いの物を手にすることができ、また観客は賭けで熱くなる。 また闘都までさらわれて来た4人。バリオ達の部屋に連れて来られる。 バリオ「どうだ、子供達よ‥ 世の中の仕組みってものが 少しは分かったかな?」 サント「最後はわしらみたいな‥ 強いもんの思う通りになるって事じゃな、兄者?」 バリオ「‥強い者が全てを手にする そして、弱い者も逃げ出すことは出来ない‥ 漢羅強烈大武会と同じだ‥」 ニーナはそれを聞いて自分達が大武会に出場する事、優勝したらみんなを解放する事を頼む。 バリオ「誰も、こいつらに金を賭けない‥‥ と、言うことは‥だ もしこいつらが勝てば その分俺達が儲かるってワケだ‥」 出場を認められたが仲間を一人人質に取られてしまう。 一回戦は烈火の闘場でのパトリオチーム戦を勝ち抜く。 二回戦の禁呪の闘場で、エミタイチームが泣き落とし作戦とマッスルゴーレムを使ってきたがこれを倒す。 次は決勝のガーランド戦だが、覇王の闘場でリュウ一人の一騎打ちと決まった。控え室で時間を待つ。 一方その頃、ガーランドの控え室では…… バリオ「‥決勝前に何だよ ガーランド」 サント「わしらがつるんでるのがバレたらどーすんじゃ!?」 ガーランド「‥相手の、あの子供 一体、何者だ?」 バリオ「あいつは‥ ナリは小さいが中身はドラゴンさ」 話を聞いて何かを考え込むガーランド。 いよいよ決勝戦が始まりチャレンジャーとしてリュウが登場する。 アナ「‥‥‥‥そしてっ!迎え撃つは、この人!漢羅強烈大武会はこの人なくして語れません!」 「恐怖の翼! 一撃必殺の男! ‥伝説のチャンピオン! ミスター・ダイナマイツ ガーランド!!」 スポットと共にガーランド入場。 ガーランド「‥‥リュウとやら全力を出し切らねば死ぬことになる‥ とだけ言っておこう」 アナ「おぉ~~っと、イキナリ不敵ですっ、チャンピオン! ‥子供相手に大人気無いとも言えますが、 とにかく恐ろしい闘いになりそうです」 全力で立ち向かうリュウだったがガーランドの凄まじい攻撃の前に倒れてしまう。 アナウンサーがガーランドの優勝を告げて、バリオを呼ぶ。 ガーランド「‥‥何でも望むものが貰えるんだったな? ‥だったら、リュウとその仲間を貰うことにしよう」 バリオ「な、何トチ狂ってんだ!話が違うぞ‥?」 ガーランド「何だったら、お前さんの生命でも‥かまわんが?」 アナ「‥‥チャンピオンのガーランドさんには リュウさんと、その仲間が与えられま~~す!?」 380 ブレスオブファイア3 sage 04/04/15 19 57 ID xcXxq0bx ニーナの呼びかけで目が覚める。 ガーランド「で、お前達の身柄は俺が、預かることになった‥」 ガーランドと一緒に人質も返してもらいに行く。 「‥確かにこいつらは俺のものになったんだよな? ‥‥貰っていくぞ?」 出て行く5人。 サント「‥‥兄者ぁ どうなってるんじゃ?」 バリオ「散々コケにされてこのまま帰すワケにはいかねぇな‥ リュウ‥」 何故助けてくれたのか聞くと、ガーランドはリュウが竜族だからだと言う。 ガーランド「リュウよ‥ 助けた礼、とは言わん 竜の血を‥ 知りたいと思うのであれば‥ ‥東の地に 『天使の塔』と呼ばれる遺跡が、ある そこへ、来てもらおう‥ 待ってるぞ‥‥」 去って行くガーランド。何にせよリュウ達は一度ウインディアに行かねばならない。 メーカース峡谷まで来ると馬兄弟が手下を大勢連れて待ち伏せしていた。 バリオ「‥リュウ おめぇは、全く大したガキだよ‥‥」 サント「わしらにここまでやらせるんじゃから、なぁ‥」 襲ってくる手下どもと戦うが数が多すぎる。 敵の一翼をかたずけた時、ガーランドが現れ背後の敵を殲滅した。 バリオ「‥おい、ガーランド 俺達を裏切ってそいつらを助けるのか? 一体、何のために?」 「さあな‥‥ だが‥ 手を出すなと言ったぞ?」 「先に裏切ったのはそっちのよう、だな?」 「ガーランドよ‥‥ このままじゃ親父も黙っちゃいねぇぞ!?」 「下らん‥」 「キサマらのボスがどうしようと、知らぬ‥」 「よく‥ 分かった‥ ならば‥ ここで‥‥ 死ぬが良かろう‥‥」 バリオとサントが合体する! スタリオン「ふううぅぅぅん 強烈合体! すたりおんん! わしらのこの姿を見て生きていた奴ぁ、おらんんん」 スタリオンを倒してレイとティーポの敵を討つ。 王女をウインディアに送ったら天使の塔に向かおうと言うガーランド。 ニーナは、リュウがレイとティーポと言う二人を探していることを話す。 ガーランド「俺には、そいつらが生きてるとは思えんが‥」 泣き出すリュウ。ニーナも怒る。 「あいつらを見ただろう? 平気で人を殺すような連中だ‥‥ リュウが助かったのは竜の血を持ってるからだ‥‥ 違うか?」 まずウインディアに行きニーナを城に帰し、王から通行手形を貰うことに。 リュウの旅は新しい局面を迎えようとしていた。 181 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23 23 ID WLp5ACLn ニーナが帰ってきて喜ぶお城の人達。リュウ達は会食で迎えられた。 リュウは詐欺師の一味だと思われてたのでニーナが誤解を解く。 ナイトのビゼネクトが子供に何が出来るのか、とリュウの力を疑う。 ニーナはリュウはドラゴンだと話そうとするが、ガーランドが遮って手形の話を切り出す。 ニーナ「みんな‥ もう‥ 行ってしまうの‥‥?」 モモ「‥ニーナ ‥王女様 また、会えますわよ‥‥」 会食を終え、ニーナはリュウ達と別れた。 部屋にいたニーナだが下で悲鳴が聞こえたので行ってみる。 すると何故か、逃げてくハニーの姿が見えた。城の人達は皆ハニーに驚いている。 城の中をウロチョロするハニーを捕まえようとして二階のバルコニーから落ちてしまうニーナ。 その時ニーナの体(ハニーの目も)が光り、ゆっくり地面に着地した。 ハニーは着地に失敗し動かなくなってしまう。 「い、今のは‥ ハニーの、力‥‥?」 「どうしよう‥‥ モモさんに見せないと‥」 一方、キャンプ中のリュウ達。モモがハニーのいないことに気づく。 リュウとモモがハニーを探してるとニーナがやって来た。 モモ「ニーナ、どうしたのー!?」 ニーナはモモにハニーを渡す。テントで修理に取り掛かるモモ。 今まで黙っていたガーランドが口を開く。これから向う所で竜族の事を知ることができる、と。 ニーナがテントから出てくる。 ガー「しかし‥ 場合によると お前は、そこで‥‥ 死ぬ」 その言葉に驚くリュウとニーナ。 ニーナ「どうして、リュウが死ぬなんて言うの!? リュウはドラゴンの事を調べに行くだけじゃないの?」 ガー「世界を破滅させる程の力を持つ生物だから‥ そのぐらいの決意が必要だと、言う事だ‥」 「‥‥私も、行きます!」 「私の知らない所でリュウが、死んじゃうなんて ‥‥嫌だもの リュウは、悪いドラゴンじゃないもの!」 ニーナは家出をして付いてくることに。モモもラパラの動力船が見たいと言っている。 ペコロスは一緒にいて当然という顔をしている。 ウインディア関所。この先には東へ通じる長いつり橋が架かっている。 守備兵がニーナに気づくが、ガーランドが自分の娘だと言って通した。 ニーナ「ふう‥ 良かった‥‥ ありがとうガーランドさん 誤魔化してくれて‥」 ガー「ふむ‥ リュウが‥ 何度も守ったと聞き‥ リュウが、力を出すのに必要なのでは、ないかと思ったからだ‥」 「竜の力を出してもらわんと 意味が無いので、な‥」 ニーナ「!」 「リュウが‥ 竜の力を使うのは、私のせい? 私を守るため?」 早足になるリュウを止める。 「だったら、私‥ 強くなるから!」 「そうすれば、リュウは竜の力を使わないで、いいし 竜の力のせいで危ない目に遭わないですむから、ね?」 182 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23 26 ID WLp5ACLn 港町ラパラに着いた。ここから荷運びギルドの船で天使の塔のあるウルカン地方まで行く予定だ。 ギルド長のシンカーに話をつけに行くが船の事は娘のシャッドに任せていると言う。 港に行くと船乗りのジグがシャッドに求愛行動をとっていた。 シャッドに船の事を聞こうとするが機嫌が悪い。 会計のベイトがいさめるが、シャッドは誰のせいで機嫌が悪いんだ、といって去ってしまう。 ベイトはシャッドの事を謝ると船が戻ってこないのでシンカーに街道を使わせてもらうよう話してくれと言われる。 話を聞いて回ると灯台にモンスターが出て、灯火が消されて船が戻って来れなくなったらしい。 後、ベイトとシャッドは幼馴染で、シンカーはジグとシャッドを結婚させたいようだ。 シンカーと話すが街道もこの間の火山の噴火で使えないと言われた。 キャンプ中。 モモ「あーあ‥ せっかく来たのに 動力船、ないんじゃねー‥」 ガー「街道も、使えんとなると‥ お手上げだ」 「灯台を点火したら‥ 船、帰って来るかしら?」 「いくら、機械に強いとはいえ ギルドが、部外者に灯台をいじらせたりせんだろう、な」 足止めを食らってしまったリュウ達。 ニーナ「ねえ‥‥ シャッドさんって ベイトさんの事が好きなんじゃ、ないのかな?」 モモ「そ、それは そうかもしれないけど‥ それが、どうかしたー?」 「‥それで、ベイトさんもシャッドさんが好きなのよ」 「でも、ベイトさん言い出せないで‥‥」 「私、ベイトさんに勇気を出すよう、言ってあげる そうでないと、シャッドさんもかわいそうよね?」 ニーナのおせっかいが始まった。 港に行ってニーナがベイトに、プロポーズするよう勧める。ベイトには結局断られてしまう。 その時ジグの笑い声が響いた。どうやらジグが灯台を修理することになったようだ。 もしジグがこの仕事をやり遂げて船が戻ってきたら、シャッドとの結婚が決まってしまうだろう。 ベイト「‥‥みなさん わ、私を‥ 鍛えて下さい」 「何もしないで‥‥ 諦めるなんて やっぱり、出来ません」 ベイトは心を決めた。ジグの代わりに灯台を修理して、シャッドと結婚すると。 修行は連日連夜続いた。そしてついに灯台に行く時が。 だがそれを聞いたジグが決闘を申し込んできた。勝った方が灯台に行くことに。 決闘はベイトの勝利で幕を下ろした。 ベイト「か‥ 勝っ‥た」 シャッド「ベイト‥‥ こんなに‥ ボロボロになるまで頑張って‥‥」 「いや‥ 皆さんが‥ 力を貸してくれなければ ジグに勝つ事は出来なかったよ‥‥」 「分かってますよ‥ 今回、ジグに勝てたのは リュウさん達の‥ おかげだって事は‥‥、でも‥ 何も、しないでいたら 何も、起こらなかった‥‥」 「シャッド‥‥ 君の‥ 力になりたい 二人で、ギルドをやってゆこう」 184 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23 30 ID WLp5ACLn 翌日。ベイトが灯台に行くはずだったが、決闘の怪我でしばらく修理に行けないという。 もし急ぐのであれば、と灯台へ入ることを許可してくれる。 ベイト「灯台を修理して‥ 船が戻ってくるとは限りませんが‥ 何も、しなければ‥ 何も、起こりませんから、ね」 話通り灯台にはモンスターが出没していた。 ボイラーにゴースト鉱を供給して、バルブを切り替えてエネルギーを送る。後は屋上で点火するだけだ。 階段の前で、頭の無いトカゲの様な奇妙な物体を見つけた。物体はピクリとも動かない 魔物ではないようだ。 モモ「やだ、何よアレ かわいいじゃない!?」 「まぁ、何にせよ‥ ここの、ボスって感じじゃないわよねぇ?」 しかし階段を上ろうとしたら、家一軒はあろうかという巨大な目玉が降ってきて、さっきの物体と合体した。 ガー「誰だ‥ 魔物じゃないって言ったのは‥‥」 襲ってきたゲイザーを倒す。 屋上で点火すると妖精が飛んできた。 「だめよう!」 「灯台をつけちゃだめなのよーう!」 「消しなさいよう!」 妖精が棍棒で点火スイッチをブッ叩くが、逆にスイッチが入りっぱなしになってしまった。 「せっかく、メダマちゃんに守ってもらってたのにー‥ 消せなくなっちゃったわよう ひどいわよう!」 事情は良く分からないが、責任とってもらうとフェアリーティアを渡された。花畑でこれを使えと。 船が戻るまで時間があるので妖精の件を片付けることにする。 花畑でフェアリーテリアを使うと、妖精の隠れ家(共同体)に行くことが出来た。 話によるとここは灯台の裏で、灯台が光っているとモンスターがいぢめに来るらしい。 モンスターを倒すため、浜辺でそいつが来る夜を待つ。 怪しい影が見えたので陸に近づいたところを一気にフクロにした。 だがそれは大人しいイルカだった。モンスターとはこのイルカなのか、ニーナとモモが妖精を呼んでくる。 途端にイルカの態度が豹変した。汚い関西弁で、灯台が光っていると眠れないとイチャモンをつけてきた。 さっきは女性がいたから大人しくしていたらしい。 妖精とニーナ達が戻ってきた。イルカはまた猫をかぶったが、妖精ががなり立てるとキレた。 「じゃかっしわいチビども! われ、火であぶってサクサクっといてこましたろかい!?」 本性を現したかんさいイルカを退治した。 リュウはキスでお礼された。また遊びに来てね、だって。 港に行ったがまだ船が戻ってないらしい。何所かでトラブルでもあったのかも知れない。 シンカーと話すと最終手段として、街道ができる前にギルドが使ってた火山の抜け道を使わせてくれるらしい。 185 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23 33 ID WLp5ACLn ズブロ火山にやって来た。この火山の内部を通って先に進むことになる。 マグマやガスで危険な所を抜けると変な爺さんが現れた。 「ぎひひっ ここまで手が回ったか?」 一同「?」 モモ「‥何言ってるのー? 私達、ここを抜けて『天使の塔』ってとこに行くんですけど‥?」 老人はケタケタと笑い出す。 「ぎひひひぃ、そうとも‥ 塔に眠る、皆のためにも わしがここで死ぬわけにはいかんのじゃっ」 「ぎぎっ、聞こえるぞ‥ 死んでいった者達の 恨みの声がぁなぁ‥」 老人はキチのようだ。アーヴィとルーファスという二体の魔物を召喚して襲ってきた。 なんとか謎の老人ギシャボルゴを倒すが、一体何者だったんだろう…? ズブロ火山を抜けてウルカン地方に出た。 天使の塔に行く前に、ウルカン・タパの町に寄っていく。 ガーランドはここではガーディアンと呼ばれ親しまれていた。 話と聞くと、ここは一神教の宗教の町のようだ。 伝説では邪悪が現れた時、神によって天使が遣わされ、ウルカンの民を率いてこれを滅ぼしたらしい。 そしてガーランドはその天使の一人だそうだ。 長老のスーダマに挨拶に行く。 「‥‥‥ガーランドか?」 「よくぞ、戻った‥‥ で、どうじゃ‥ 仲間の所に行く気になったのか?」 「まあ‥ そんなところです」 「それでは、邪悪は滅んでいたのだな、やはり‥」 「お主のカンは外れたと、言うわけか‥‥ 眠りにつく時が来たようじゃな‥ ガーディアン・ガーランド」 スーダマから天使の塔に入る許可をもらう。 キャンプ中にて。リュウとガーランドが話している。 ガー「‥姿こそ、違うが 俺は、元々連中と同じウルカンの民だ‥ ガーディアンとは俺の様な‥ 戦闘用のウルカン人の呼び名だ‥ 邪悪なものから民を守る者」 ニーナがまだ休まないのかと、リュウとガーランドをを呼びに来た。テントに入ろうとするリュウ。 「この前、言った‥‥ お前が死ぬかもって話な‥」 「いや‥ いい‥‥ 遺跡に行けば分かる事だ‥」 186 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23 40 ID WLp5ACLn いよいよ竜の秘密を知ることが出来る天使の塔へ来た。 天使の塔はピラミッド状で、階段で上がり、中に入ってから下を目指す。 最深部にくるとガーランドがリュウと二人にしてくれと言う。仲間は塔から出た。 そこには巨大なピラミッドがあり、その周りに石碑が並んでる。 ガーディアン・ガイスト 234 ガーディアン・ガウ 198 ガーディアン・ガッツ 201 そして・・・ ガーディアン・ガーランド 299 ガー「こいつは、俺の名だ‥ そして、ガーディアンの別名は ‥‥‥竜殺し」 リュウ「!」 周りを良く見ると無数のドラゴンの骨が転がっていた。 「下の数字は、俺が前の戦で、殺した‥ 竜の‥ 数だ‥‥」 竜の怨霊が出てガーランドを威嚇するが、ガーランドの一睨みで掻き消える。 ガーランドは竜族がどうなったか教えてやろうと言う。 「邪悪で、争いを好む竜の一族は‥ 世界を我が物にしようと戦を起こした‥ 400年程前の話だ‥」 「竜族の力は強大だった‥ 俺達、ウルカンの民は邪悪と戦う力を神に求め‥ そして‥‥ 俺達、ガーディアンは神の力を使って‥ お前達、邪悪な竜族のほとんどをこの地に封印したのだ」 ガーランドが槍を構える。 「リュウよ‥‥ お前は竜の一族の 恐らくは、最後の生き残りだ」 「お前を封印すれば 俺の使命も終わる‥ 行くぞ、リュウ!」 激しい攻防の末、ガーランドの膝が地に付く。 「ぐう、ぅ‥‥ やはり、竜族が‥ その気に‥ なったら 俺達では、敵わん‥‥ ‥‥‥何故」 ガーランドに近寄ろうとするリュウに、竜の怨霊が何かを訴えかける。殺せとでもいうのであろうか? 「‥‥どうした とどめを刺さないのか?」 チ ガ ウ 敵デハナイ ガー「!」 リュウの頭に声が響き、リュウの様子がおかしくなる。 リュウは今まで変身したことの無い凄まじきドラゴンに姿を変えた! 「カイザー‥ ドラゴン‥?」 リュウは何処へと消え去った・・・ ガーランドは力尽き倒れ、部屋は崩壊し始める。 リュウは暗闇の中をひとりぼっちで彷徨っていた。 何故逃げる いつか夢で見た長髪の男が語りかける。 「俺達は他の連中とは違う 一緒にいては いけないんだ」 リュウは暗闇から逃げ続け、力尽きて倒れてしまう。そこで、リュウの意識は途絶えた・・・ 少年期編・完 203 ブレスオブファイア3 sage 04/04/24 18 31 ID Et3tsLFi 181-186の続き ~青年期編~ -ダウナ鉱山- ダウナ鉱山に再びドラゴンが現れた。 ドラゴンは再び殺戮を繰り返す。 ドラゴン退治を引き受けて、男がやって来た。 男の槍がドラゴンを捉える。 倒れたドラゴンは一人の青年に姿を変える。 「‥‥‥リュウ? 俺が‥‥ 分かるか‥?」 ガーランドはリュウが天使の塔で消えてから、何年も行方を捜していたのだった。 ガーランドが辺りを見回す。 ガー「ここは、お前の‥‥‥」 リュウが首を上げる。 ガー「リュウ‥‥ 俺を憎んでるか?」 リュウ「‥‥‥」 ガー「俺の話を聞いてくれるつもりがあるなら‥ 一緒に来てくれ ここは、いつまでも俺がいていい場所では、ない」 「お前が、俺を殺す気なら‥ お前にはその力も そして恐らく権利も、ある‥」 「だが‥ お前は自分を殺そうとした俺に、とどめを刺さなかった 400年前のドラゴン達がそうだったように‥‥」 ガーランドは続ける、竜族が本気を出していたら負けていたと。 何故、ドラゴンは大人しくやられた? 何故、神はドラゴンを殺させた? 「こんな事、とても言えたギリでは、ない‥ だが‥ 俺は、真実が知りたいのだ‥」 「‥だから、それまで俺の命を‥‥ 預かっておいてくれ‥」 うなずくリュウ。 「すまない‥‥」 エレベーターに乗り上を目指す。 「ここは‥ お前が‥ 生まれた場所、なんだろうな」 「ここの強い竜の気が リュウを呼んだのか‥」 エレベーターが上った後、大きな影が現れた。 そうだ‥ 私が、呼んだのだ‥ 204 ブレスオブファイア3 sage 04/04/24 18 32 ID Et3tsLFi 爆弾を積んだトロッコをぶつけて道をふさいでた岩を壊すと、影が現れた。 勝手なまねはさせんぞ ガーディアン ‥‥‥リュウよ ガー「リュウの名を!?」 リュウよ、何故その男を生かしておくのだ? ‥‥‥我らの敵を!? 「ドラゴン‥‥、か?」 影が弾け、血溜まりができる。 見えるか、ガーディアン 我ら一族の恨みの血が!? 血溜まりの中に竜骨が浮かび上がる。 ドラゴンゾンビ「ガーディアン‥ 400年ぶりだな‥‥? 我らを根絶やしにしようとした お前が‥‥ 今度はリュウを どうしようと企むのだ?」 「俺は‥ リュウを連れて‥ 俺達の神に会いに行く‥‥」 リュウ「!」 「最後のドラゴンを 生贄に捧げるとでも?」 「確かめる‥‥ 400年前の大戦が 正しかったのか、どうか‥」 「下らん! ‥リュウ、そいつを殺せ! 我らが一族の恨みを晴らせ! そいつら、ガーディアンに 一族は滅ぼされたのだ!」 だがリュウは応じない。 「何故だ!? そいつが憎くないのか?」 ニクンデハイケナイ ドラゴンゾンビ「うるさい! 小賢しいマネをするな!」 リュウ「?」 謎の声はドラゴンゾンビにしか聞こえていない。 襲ってきたドラゴンゾンビを退ける。 205 ブレスオブファイア3 sage 04/04/24 18 33 ID Et3tsLFi ドラゴンゾンビ「何故、いつも邪魔をする?」 一同「?」 「何故、いつも‥ 我らの力を抑えるのだ!?」 ドラゴンゾンビはダーク・ジーンに姿を変えた。リュウの中に暗い力が流れ込んでくる。 光とともに、翼を持つ女性が現れた。 それは、ドラゴンではない ガー「お前は‥ 竜族か‥?」 女はリュウを指差す。 真の竜は‥‥ 女はフュージョン・ジーンに姿を変えた。リュウの中に親しみが流れ込んでくる。 「リュウ‥ 今のは‥?」 「真の竜‥‥ 確かに、そう聞こえた それは‥‥?」 リュウはぼんやりとしてる。 「ふむ‥ 分からん、か‥」 さっきの女性はリュウの母親だろうか・・・? 鉱山を出ると鉱山長が出迎えた。 ガーランドがドラゴンを退治したと伝えるとお礼を言われる。 鉱山長はドラゴンがどんな酷い事をしてきたかグチる。 リュウはショックを受けてうなだれてしまう。 監督から礼金をもらうと、 オウガー街道に凄いモンスターが出るから気をつけるよう言われる。 キャンプ中、リュウはドラゴンになって殺戮を行う夢を見て、目を覚ます。 「‥‥眠れん、か?」 「‥‥リュウには悪い事を、した」 「殺そうとしたのも、そうだが 今‥ こうして‥ リュウを連れ出してきた事が‥‥」 「リュウを‥ 神の許しに連れて行くのが正しいのか、どうか 分からない‥」 「ただ‥ 神が‥ どうして竜を滅ぼそうとお考えになったのか‥ それを知る権利が リュウには、ある」 ガーランドはもう一度天使の塔に行こうと言う。 Part2
https://w.atwiki.jp/fedic/pages/1610.html
ファイアーエムブレム 暁の女神 2007年2月22日に発売されたWii専用ソフト。蒼炎の軌跡の続編で、前作から3年後のテリウス大陸を舞台にしている。 システム面では前作・蒼炎を継承しているものが多いが、魔法の3すくみは前作の「炎・雷・風」を一括して理魔法(炎・雷・風魔法)と定義し「上位3すくみ」として封印・烈火・聖魔の「理・光・闇」の3すくみが復活している。 また、杖の扱いが大きく変わり装備しただけで体力回復やステータス向上などの効果を発揮するようになった。 杖を装備していると敵に攻撃された際に杖で殴って反撃する「杖ポコ」が発動するが、あくまで反撃のみのアクションであり自分から杖を使って攻撃することは出来ない。 前作・蒼炎からの大きな変更点としては、スキルの着脱が自由化されたことと支援関係がマップ画面でなく出撃画面において全ユニット総当たりで締結・解消可能になったことが挙げられる。 但し、支援会話は発生する組み合わせと発生しない(日常会話のみの)組み合わせが存在する。 前作・蒼炎を1周以上クリアしたセーブデータを記録したゲームキューブ用メモリーカードが有る場合、データの引き継ぎが可能。 引き継ぎを行った場合、前作から登場しているユニットのパラメータが引き継ぎを行わない場合よりも上昇する・絆支援が追加される・前作の支援会話がエキストラで見られるなどの特典が追加される。 シナリオは4部に分かれており、第1部がミカヤを主人公とする「暁の巫女」、第2部がクリミア国女王に即位したエリンシアを主人公とする「国とは王とは」、第3部が前作の主人公であるグレイル傭兵団の団長・アイクを主人公とする「交わされし誓約」、第4部が正の女神・アスタルテの「裁き」から大陸全土を解放すべく前3部の登場人物が結集する「神と人」でそれぞれ構成されている。 前作・蒼炎では顔見せのみであったサナキやシグルーンらベグニオン帝国の要人が相次いでプレイヤーユニットとして参戦する一方、引き続き登場しないユニットも少なくない。 そんな中で同一人物説を否定しつつ、能力はしっかりと引き継がれるダラハウとウハラダのケースも。 日本国外(北アメリカ・ヨーロッパ・オセアニア)では「FIRE EMBLEM RADIANT DAWN」のタイトルで発売。 ヨーロッパ版の前作はメッセージが英語のみであったが、本作では聖魔以来2作ぶりに英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語の5ヶ国語対応となった。 日本版と比べてムービーや個別キャラクターギャラリーなどの追加要素や血の誓約に関する設定の改変、クラスチェンジや錬成の簡略化、ワイド画面対応など変更点が多く「日本版のユーザーは有料で海外版のテストをさせられた」との不満の声も挙がっている。 第一部 暁の巫女 序章 灰色の空の下で 第1章 奇跡の乙女 第2章 奪われしもの 第3章 ほのかな光明 第4章 遠く呼ぶ声 第5章 王の血脈 第6章 掲げよ旗を 第7章 集いし希望 第8章 望まぬ英名 第9章 闇よりの生還者 終章 デイン復活 第二部 国とは王とは 序章 流れゆく雲に 第1章 反乱の息吹 第2章 陰謀渦巻く 第3章 騎士団出撃す 終章 女王エリンシア 第三部 交わされし誓約 序章 大侵攻 第1章 ラグズとベオク 第2章 迫り来る軍勢 第3章 渡河作戦 第4章 名将の一手 第5章 撤退戦 第6章 誰がための戦い 第7章 両雄、相打つ 第8章 灼熱の果て 第9章 略奪者 第10章 クリミアの心 第11章 退けぬ理由 第12章 生きてこそ 第13章 血の代償 終章 目覚めの刻 第四部 神と人 序章 我が名は混沌 第1章 帝都への道 第2章 人なき世界 第3章 さまざまな歪み 第4章 天啓 第5章 許されざる罪 終章 再生
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/531.html
ブレス オブ ファイアIII(Part1/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。 4-219~225,6-222~225・244~246・283~285・378~380, 7-181~182・184~186・203~205 219 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 01 ID hYHbP5C9 いっちゃいます。 主要人物の説明 ・リュウ このゲームの主人公。竜族の最後の生き残り。喋らない。 ・ニーナ ウインディア国の王女。背中から羽が生えている。正義感強し。 ・レイ 行き倒れていたリュウを救う半獣人の青年。犯罪行為で生計を立てては いるが人を傷つけたりするのは嫌い。 ・モモ 古代機械とゴースト紘の原理を研究している。どこか抜けてる。 ・ガーランド ある目的を持って旅している男。ある大武会の優勝者。いかつい。 ・ペコロス 実験農場で生まれた作物の変異体。タマネギに似た外見をしている。 ・ティーポ リュウと同じく、レイが拾ってきて面倒を見ている孤児。くそ生意気。 ちなみに、魔力を持った生物が死後化石となったものを「ゴースト紘」と言う。 この世界では機械を動かすのにゴースト紘を必要とする。要はいろんな物の エネルギー資源として役立っているってこと。あんまりそこらへんを理解せずに やってるから、突っ込みあったらよろしく。 220 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 04 ID hYHbP5C9 台詞は結構いい加減。こんな感じのことを喋っていたんだな、くらいに思ってね。 ~幼年期編~ ダウナ鉱山で見つかったゴースト紘の中に眠っていた一匹の小さな竜。 彼こそが400年前の大戦で滅びたと思われていた竜一族の生き残り、 リュウであった。自分を閉じ込めていた鉱石から開放された彼は 鉱山からの脱出を試みるが、失敗。檻に閉じ込められた後、貨物車に 乗せられどこか遠くへ輸送されていくリュウ。 しかし彼は檻の中で暴れ続け、崖から転落してしまう。 貨物車から放り出されたリュウは、レイという獣人の若者に助けられる。 レイは追いはぎ、かっぱらいなどによって生計を立てて(?)おり、 リュウはこれを手伝わされることになる。リュウを連れて家へ帰ってきたレイ、 彼はティーポという名の少年と共に暮らしていた。 レイ、ティーポ、リュウの3人は早速仕事に取り掛かる。 ターゲットとなったのは、木こりのババデルであった。 彼が家から遠ざかったのを確認した後、彼らは見事潜入に成功する。 しかし家の中を物色している最中、ババデルが帰ってきてしまい、3人はこってり絞られる。 「こんなことばかりしていると、いつか痛い目に遭うぞ・・・?」ババデルは言う。 彼はレイに対して、「グラウス山へと向かえ。行けばわかる。」と言い、レイは 彼の言葉に従い、山へと向かっていった。残された2人はババデルのまき割りを 手伝わされるが、それを終わらせた彼らはババデルの制止を聞かずに、 レイに追いつくべくグラウス山へと向かった。 221 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 07 ID hYHbP5C9 グラウス山に到着した2人は、山道の途中にある小屋でレイと合流する。 この山にはぬえという恐ろしい怪物がおり、ババデルはレイにそいつを 退治させようと、レイを寄越したのだ。 一行は、小屋の前でぬえと一回目の戦闘に突入する。 洞窟へと逃げ込んだぬえを追いかけ、ついに3人は洞窟の奥へと追い詰める。 激しい戦闘の結果、3人はこれを打ち破った。 洞窟の一番奥の部屋の入り口に立ちはだかったまま絶命したぬえ。 そんな亡骸の脇を通り抜け、奥へと進む3人。そこで彼らが見たのは 既に死に絶えているぬえの子供であった。ぬえは子供たちが死んでいることに 気づかず、せっせと餌を巣に運び続けていたのである。 そんな事実を知らずぬえを倒した彼らは、暗澹たる思いで山を降りていった。 本当に自分たちのしたことは正しかったのか?悩む3人。しかし 村人たちの喜ぶさまを見て、自分たちは間違っていなかったのだと安心する。 弾きもの扱いから、一躍村の英雄扱いされるようになった彼らは ズルスルという人物から、村人に重税を課しているマクニールという人物の 家に忍び込んでくれないか、という依頼を受ける。金を奪えばマクニールに 一泡吹かせられるし、村人にもさらに喜んでもらえるのではないか? 英雄扱いですっかり図に乗っている彼らは二つ返事でそれを引き受けてしまう。 222 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 10 ID hYHbP5C9 さて、簡単にズルスルの口車に乗った3人は早速マクニール邸に潜入。 一行に、やたらリアルな「ゴキ」なるモンスター(これがまたリアルな動きを するんだ・・・)やマクニール家の先祖の霊が次々と襲い掛かってくる。 それらを打ち破っていき、ついにマクニール本人と対面。 先祖の霊が合体したモンスターが襲ってきたが3人はこれを撃退。 マクニールが村人から集めた税金をごっそり頂いて帰る。 そして、その夜の内に村人たちの玄関先に配って回った。 「これでもっと皆に感謝されるよね、にいちゃん!」ティーポがレイに言う。 ところが、今度はぬえを倒したときのようにはいかなかった。 村人たちの喜ぶさまを見ようと村に出かける3人。だが村人の反応は冷たいものだった。 「なんてことしてくれたんだ!」村人から浴びせられる罵声。 「皆、喜んでくれると思ってたのに、どうして・・・?」不安に駆られる一行の下へ ババデルが現れる。彼は3人に「しばらく家で隠れていろ。」とアドバイスする。 その言葉に従い、家へと戻った3人が目にしたのは、業火に見舞われた我が家であった。 そんな彼らに追い討ちを掛けるように、ならず者で通っているバリオとサントの兄弟が 現れる。彼らはマクニールによって雇われて、3人を始末しに来たのだった。 懸命に抵抗する3人であったが、実力差は歴然としており、あっけなく敗れてしまった。 そして彼らは散り散りとなり・・・ 223 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 13 ID hYHbP5C9 場面は変わり、ババデルの家で目を覚ましたリュウ。森の中で傷つき、倒れていたリュウを ババデルが家まで連れて行って看病してくれたのだ。彼が言うには、リュウのみが倒れており レイとティーポの姿は見えなかったのだそうだ。一人きりになり、泣き叫ぶリュウ。 しかしリュウは、彼らは生きていると信じ、2人を探す旅に出る決意をする。 かつてレイが言っていた「ウインディアへ行く。」と言う言葉を信じ、リュウは出発する。 ウインディアへ向かうにはモーランジ山を越えねばならず、リュウは単身山を登っていく。 ところがその山頂で再びバリオ・サント兄弟に出会ってしまう。彼らはリュウが生きている ことに驚き、確実に殺しておこうということで持っていた剣でリュウの胸を貫く。 その瞬間、リュウの姿がドラゴンに変化。これは金になると思った2人はリュウを連れ ウインディアへと向かう。 リュウを檻に入れ、上からシーツを被せ中が見えないようにしてから国王との謁見に 臨んだ2人。散々煽った後、檻を覆っていたシーツを取ったのだが、中に居たのは 竜変身の解けてしまったリュウであった。2人とリュウは投獄されたのだが、 そんな彼らの前に現れたのがウインディア国王女・ニーナであった。 彼女はその純真さ故に、まんまとバリオ・サント兄弟の口車に乗ってしまい、彼らを 牢屋から出してしまう。新たな金づるを得て気分は上場な彼らを追うために、 リュウは扉を打ち破り彼らに追いつく。ここでもあっさりと敗北してしまうリュウだが 彼が戦っているうちにニーナは身を隠すことが出来たらしく、2人でそこから 脱出することになる。牢屋の下は地下墓地となっており、墓に仕掛けられた 謎を解いて2人は見事脱出した。 224 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 16 ID hYHbP5C9 「困っている人を助けるのが私の務め。」と言い、王女の自覚も無く付いてくる ニーナとともに旅は続く。が、出発してまもなく、またしてもバリオ・サント兄弟に 捕まってしまい、2人は闘都へと連れて行かれる。 闘都にて2人は酒場に監禁される。しかし、そこの主人であるファールという男が 重度のアル中で四六時中飲んだくれていたため、その隙を突き、逃げ出す事に成功。 迫りくる追っ手の手から逃れつつ、彼らがたどり着いたのは塔(っていう地名)だった。 そこで2人は、ゴースト紘と古代機械について研究しているモモという女性に出会う。 彼女を仲間に加えつつ、階下に迫った追っ手から逃れるために一行は最上階へと向かう。 そこはモモの父親が生前研究室として使っていた部屋で、非常時の為の脱出用のロケットが 備えられていた。それを利用し、3人は見事脱出に成功した。 近くの茶屋でモモの父の知人だというペレットなる人物に会い、自分の管理している プラント(実験農場)まで来てほしいと言われる。そこではゴースト紘を使った 作物が作られており、突然変異で変な作物が出来てしまって困っていると いうことだった。変異体は西のゴミ捨て場におり、一向はこれを撃破する。 変異体は自分をきちんと処分してくれと嘆願し、3人はその願いを聞き入れる。 そして溶岩の中に消えた変異体から生まれたのがこれまた変異体のペコロスであった。 225 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20 19 ID hYHbP5C9 タマネギのような風貌のペコロスを仲間に加え、一向はプラントへ帰る。 ウインディアへの帰路の途中、再びバリオ・サント兄弟に捕まった一行は 漢羅狂烈大武会へ出場することになる。そこで優勝すれば開放してやるとの 約束を取り付けたからだ。順調に勝ち進んだものの、決勝の相手は前大会の 覇者であるガーランドだった。彼はリュウをあっけなく蹴散らし、優勝の 見返りとしてリュウたちの身柄を要求する。困惑するリュウたちにガーランドは 「天使の塔」というところへ行こうと提案(強制だけど)する。 222 218 sage 04/04/09 20 13 ID N0HFPYg3 主要キャラクタ ・リュウ:超越的な力を持つ竜族最後の末裔。ダウナ鉱山のゴースト鉱から目覚める。 自分の力の強大さに戸惑っている。気は優しくて無口。 ・レイ:虎人の青年。自分と同じ孤児のリュウとティーポの面倒を見る。 盗賊として生計を立てている。性格は軽いが、責任感は強い。 ・ティーポ:レイに拾われた孤児。わんぱくで生意気な少年。レイに憧れている。 ・ニーナ:飛翼族の国、ウインディアの王女。お節介で色々な事に首を突っ込む。 この時代の飛翼族は翼が退化していて空を飛ぶことはできない。 ・モモ:古代機械とゴースト鉱の原理を研究している学者の女性。 機械以外の事はあまり知らない。 ハニー:ゴーストの力で動く機械兵。モモの友達兼研究対象で、戦闘能力は無い。 ・ペコロス:作物の変異体から生まれた、動くたまねぎ。言葉、生態などは全くの謎。 ・ガーランド:この世界では見かけない種族。義理堅い屈強な男で、大武会の優勝者。 ある目的を持って旅をしている。 竜大戦…数百年前に、竜族が世界を滅ぼそうとして他全ての種を敵に回し戦い、 滅亡したとされる戦い。詳しいことは伝わってない。 ゴースト鉱…魔力を持った生き物が死んで化石化するとエネルギーを発する鉱物となる。 機械の動力源。魔力に反応してエネルギーを発するそのプロセスは未だ解明されてない。 リュウはドラゴンのゴーストに触れると、そのジーン(因子)を体に受け、戦闘中に組み合わせて竜変身に使うことができる。 223 ブレスオブファイア3 sage 04/04/09 20 16 ID N0HFPYg3 ~幼年期編~ -ダウナ高山- ゴースト鉱の産地であるこの鉱山で、巨大なゴースト鉱に包まれた一頭の小さなドラゴンが見つかった。 とっくの昔に絶滅したドラゴンだ、生きている訳がない。 炭鉱夫達の爆薬によってドラゴンはゴースト鉱ごと粉々になるはずだった。 しかし、それは生きていた。目を覚ましたドラゴン(リュウ)は手当たり次第に周りの人間を焼き尽くしていった。 騒ぎを聞きつけてリュウを捕らえようとした男に向かってブレスを吐こうとしたその時、誰かの声がリュウを止めた。 イ ケ ナ イ 隙ができたリュウはクレーンで一撃をくらい、気絶したところを捕まってしまう。 檻に入れられトロッコで何処かへ運ばれていくが、途中で崖から転落してしまった… -シーダの森- 今年のマクニール村の作物は不作で、シーダの森でも食料となる木の実や動物が減っていた。 久しぶりの獲物を仕留めようと盗人のレイは茂みに隠れていたが、森の奥で大きな音がして猪は逃げてしまった。 レイ「しまった! ひさしぶりの獲物がっ!もう少しだったのに‥ 何の音だよ、まったく」 レイが様子を見に行くと子供が野犬に襲われていた。 レイ「やれやれ・・ ゆかいだね」 短剣を構えるレイ レイ「さっきの音は、お前らか?おかげで、獲物に逃げられたじゃねぇか‥」 レイは野犬を始末して子供(リュウ)を見る。 レイ「行き倒れ、ねぇ‥‥ま、最近じゃ めずらしくもない、か‥‥‥こんなの、ひろって帰ってもなぁ‥‥やしなうほどの食い物も、ないしなぁ」 少し迷って、リュウを連れて帰ることにした。 レイ「ちぇっ、分かったよ‥ この、レイさまがひろってやるから‥ かんしゃしろよ‥」 リュウを背負ってアジトに戻るレイ。 レイ「しかし‥ なんでコイツ あんなところに‥‥?しかも‥ ハダカで‥」 レイの帰りを待ちわびているティーポ。 ティーポ「‥‥‥にいちゃん おそいな」 お腹が空いたティーポ。 ティーポ「ハラへったなぁ‥‥」 レイが帰ってきた。 ティーポ「にいちゃんだ!」 帰ってきたレイをティーポが迎えた。 ティーポ「にいちゃん、おかえり! それ、獲物‥?」 レイ「‥何でも、食いたがるな ティーポは?」 ティーポ「何、それ‥?」 レイ「分からん‥ とりあえずお前のベッド、あけてくれよ?」 とりあえずリュウはティーポのベッドに寝かされた。 ティーポ「こいつ‥だれ?」 レイ「‥‥さあな 森に、倒れてたんだ。」 ティーポ「ふうーん‥ 何か、おれみたいだね?」 レイ「捨て子‥、か 不作だし、なぁ‥‥?」 村で食物を探してくる、と出て行くレイ。 レイ「とりあえず、寝かせといて 村へ行くか‥食い物を 手に入れないと、な。」 ティーポ「捨てられた‥ のか‥ホント、おれと同じだなぁ‥?」 ティーポも後を追う。 リュウは夢を見ていた。最初に長髪の男が出てきた。男は言う。 「分かるだろう‥ リュウ。俺と同じ血を引く、お前なら分かるはずだ‥あいつらは‥ 弱い! どうしようもないほどに‥‥」 次に、羽を持つ女が現れた。女は呟く。 「リュウ‥私の、リュウ‥‥」 リュウ 224 ブレスオブファイア3 sage 04/04/09 20 18 ID N0HFPYg3 リュウは目を覚ますとねまきのままフラフラと外へ出て行った。森を抜けると村が見たので行ってみる。 村に入るとドロボーに失敗した二人にあった。ティーポ「あ、なんだ‥ 目が覚めたんだ、お前‥」 リュウの腹が鳴る。レイ「‥ゆかいだねぇ よけいに食い物を探さないとダメになったぜ‥?」 ティーポ「こいつにも、手伝わせよう にいちゃん‥?」 ねまきじゃマズイので装備を調達しよう、とレイ。 ティーポ「待ってな‥ リュウ 今にいちゃんが武器屋にしのびこむからさ‥」何故かリュウの名前を知ってるティーポ。 「あれ‥‥、今おれリュウって言った?」「‥‥‥お前の、名前?」 汗をかくリュウ。 「何でおれ、知ってんだろ 夢でも見たかな‥‥?」 レイ「ずらかれ!」レイが飛び出てきた。 牧場まで逃げてきたレイ達。村では不作で食べ物がないので、街道で追いはぎをすることになった。 首を横に振るリュウ。 レイ「‥って言っても、そんなにヒドイ事は、しないぜ 殺したり、傷つけたりは 俺の好みじゃ、ないんだ」 ティーポ「そう、そう‥ だから初心者でも安心だよ 心配しないで、行こうぜ」 「おれたち、いつかこのチンケな村を出て‥ ウインディアみたいなでっかい町へ行くんだ‥」夢を語るティーポ。 ウールオル街道まで来たレイ達、隠れる場所を探す。人を襲う事を躊躇するリュウ。 レイ「食うのに困った‥ かわいそうな子供のする事だ ちょっとぐらい大目に見てもらえるさ‥、な?」 その時、牧場の方から大男が歩いてきた。根性試しにリュウが行くことになり、ティーポに押されて大男に ぶつかったがビクともしなかった。男はババデルという腕っ節の強い木こりだった。 「こぞう‥ バカ供に会ったら、言っておけ くだらん事ばかりしてると ぶっとばす、てな」 ババデルはレイとティーポをばかにして去っていった。くやしがるティーポ。 しかしババデルの家に忍び込むなら今がチャンス。狩の上手いババデルの家なら何かあるはず… 家に忍び込み、ほしにくをゲット。しかし、ババデルが帰ってきて全員捕まってしまう。 ババデルから、森から追い出されるかわりに仕事を与えられる。 レイは何故かグラウス山に一人で行くように言われる。リュウとティーポはマキ割りをやらされた。 しぼられてもティーポは全然反省してない。 ババデル「そんな事ばかりしてると‥ そのうち本当に痛い目を見るのが分からんか」 一人で山に行ったレイが心配になり二人も山へ向かった。 225 ブレスオブファイア3 sage 04/04/09 20 20 ID N0HFPYg3 山を登り、すっかり夕方になってしまった。小屋を見つけ中に入るとレイがいた。 レイ「‥あのなぁ、ティーポ じいさんが、おれ一人をここに来させたのは‥ お前らを心配したからだと思うぜ‥ たぶん‥」 その時、外で不気味な鳴き声が聞こえた。 どうやらババデルはレイに最近村の家畜を襲うモンスターを退治させようとしたらしい。 ティーポ「どうして、にいちゃん一人にそんなヤバい事、さすのさ!?」 レイ「だけど‥‥ 俺は‥ ヤツより、強い 俺、一人だったらな‥」 レイの言葉に首をかしげる二人。 「だけど、お前らがいたら‥ アレを使うわけにはいかねぇしな‥‥ ゆかいだねぇ‥」 小屋に一晩泊まってからモンスター・ヌエを探すことにした。 ヌエの鳴き声で目を覚まし、小屋を出るとすぐ戦闘になったが、ヌエは洞窟の中に逃げ込んでしまう。 ヌエを見つけ出し追い詰めると、後ろの穴をかばうようにして果てた。 穴の中を見るとヌエの子供の死体があった。 ヌエは子供が死んでるのが分からず、せっせと餌を運んでいたんだろう… ティーポ「‥‥あいつ ‥‥‥バカだね にいちゃん‥ 子供‥‥ もう、死んでるのに」 レイ「‥‥ゆかいだね、まったく」 後味の悪いまま山を下りるとババデルがやって来た。 ババデル「これで、春になって‥ 獲物が戻ってくると楽になる‥‥ おてがらだよ、お前ら‥‥」 去ろうとするババデルをレイが呼び止める。「待て‥‥‥ ‥‥あんた、あいつが子供に エサ運んでるって知ってて‥ おれたちにあいつを殺させたのか!?」 ババデルがゆっくり振り向く。「子供がいると、分かってたら殺さなかったか‥‥?」 そして春が来た。ヌエを倒したことで森に食料が戻り、村で厄介者扱いだったレイ達は 次第に認められていった。自分達の評判を聞くために村に行ってみる。 村のためにヌエを倒したってことになり、レイ達の評価は180度変わった。 そこへズルスルって奴が来て、話を持ちかけてきた。 ズルスル「‥いや、ね あんたたちも聞いてるでしょ マクニールさんの事ですよ」 ティーポ「けちで、よくばりなんだろ?」 レイ「よくある話じゃねーか?」 ズルスル「で、でも‥ マクニールさんの場合はちょっとやりすぎかなって思うんですよ‥‥‥ ですよね?」 気を良くしていたレイ達は軽く引き受ける。 夜を待ってからマクニール邸に忍び込む。 カンペキな警備をくぐり、にわとりを暴走させ、混乱に乗じて屋敷に潜入。 レイが囮になり警備をひきつけ、二人で屋敷を探索することになる。 オマケ キャンプ中のセリフ レイ「こんな風に、人によろこばれるってのも‥ 悪かねぇな」 ティーポ「村のやつら、よろこんでたな えへへへへ‥」 244 ブレスオブファイア3 sage 04/04/11 00 03 ID a9CVyQ/B 肖像画のある部屋に入った。 ティーポ「‥‥リュウ 誰かに見られてるような気がしない‥?」 辺りを見回す。 「‥‥き、気のせいだよな」 ロビーから進もうとするとポルターガイストが起こった。 ‥ふとどき者め我が、マクニール家に立ち入ることは、許さん! ティーポ「な、な、何だ!?誰なんだよ、出てこい!」 すると目の前に霊が現れた。 「我が名はトラスト 名門マクニール家5代目の‥‥ タマシイだ」 襲ってきたトラストを倒した。 トラスト「な、なんたる者どもだ!?ご、ご先祖さま‥‥ 申しわけありません‥ ぐぶ」 ティーポ「‥‥あれって、やっぱユーレイかなぁ? だとしたら‥‥ やだなぁ‥ 苦手なんだよなぁ 不気味なのってさ‥‥」 廊下に出ると男が待ち構えていた。「ようこそ、小さなお客様 私が、当主マクニールです」 ティーポ「‥‥本当か? だったら話は早いや この悪者め‥‥!?」 マクニール「ほほほほ、何ですと?地主が税金をとって何が悪いのです?」 リュウが刃を向ける。 ティーポ「お、おいリュウ どうしたんだ? ‥え!? こいつ、ニセモノ!?」 マクニール「ほほほ、ニセモノとは人聞きの悪い‥ 私は本物のマクニール‥ 3代目、カッセンの‥タマシイですぞ!」 カッセンを倒す。 カッセン「ぬお~~!! この私が負けるとは!? ‥‥だが、マクニール家は13代つづいた名家だ 先祖は私だけではない!」 ティーポ「‥ここってオバケやしき、だったんだな ‥‥に、してもリュウ オバケ、怖くないんだ?なきむしのクセに」 そこまでだ!! 階段を下りようとしたらまた霊がでた。 「われら先祖の守りをくぐりぬけ‥ ここまで来れたのはほめてやろう‥ しかし! ティーポ「‥ここのオバケは みんな よくしゃべるなぁ」 ‥この12代目、カルテル様が出たからには君たちのろうぜきもここまでだと思い給え!?」 ティーポ「おれ、オバケてのは もっと、こう‥‥ 不気味なモンだと思ってたよ」 カルテルを倒した。 「‥ここの連中みたいなオバケだったら おれも、あんまり怖くないや‥‥」 先に進むとまた出た。 きさまら~‥ この先 生きて通れるとおもうでないぞ~ この私 8代目‥ ティーポ「‥つまり、みんなマクニールなんだろ? だったら、やっつけてやる!」 ……倒した。 ティーポ「名前くらい 言わせてやれば良かったかな?」「ま、また出たら考えよう 行こ リュウ」 カルテル:ひいおじいさまでもだめでしたか‥ ドクセン:くくっ 名乗る前にやられてしまったわ トラスト:このままやつらの好きにさせるのか!? カッセン:‥マクニール家の危機だ‥ カンゼイ:うむ‥ しかし あやつ 13代目に期待するしかあるまい‥ 245 ブレスオブファイア3 sage 04/04/11 00 08 ID a9CVyQ/B 屋根に出て辺りを見ると何故かかぎ縄が。しかしリュウ達の力では向こうの屋根まで届かない。 そこへレイがやって来た。「‥うまくいったみたいだな 中はどうだった?苦労したか?」 そっぽ向くティーポ。 レイ「いや、おれも‥ てつだいに行ければ良かったんだけど‥ その、ちょっと 探し物を‥」 ティーポ「‥オバケがいっぱい出てやな感じだったけど にいちゃんの作戦にしたら上出来だったんじゃない?」 レイ「そりゃ、どうも‥ で、後は‥ あっちに行く方法だが‥ 探してもらいたい物が‥」 ティーポ「これじゃないの?にいちゃん‥」リュウがかぎ縄を渡す。 レイ「うっ、これは おれのロープ!」 ティーポ「‥やっぱりそうか こんな物が屋根にあるの変だと思ったんだ‥」 レイ「うっ‥ 上出来だ ティーポ‥‥」 「‥ま、まあ見てろ これさえあれば‥ こんな屋根なんて」 だがレイはコケで滑って向こう側まで飛んでしまう。 「‥あ、あぶねぇ 何とかごまかせたかな‥」 リュウ達の方へ縄を飛ばす。 ティーポ「にいちゃん、すごかったね‥ 自分だけ先に来て楽したり‥‥ 大事なロープをなくしたり‥ おもしろい事ばっかりやってると思ったのに‥」 レイ「‥やる時は やるだろ?」 汗をかくレイ。 ティーポ「‥その上、足すべらせて ジャンプするなんて! にいちゃん かっこいいよ」 レイ「‥悪かったよティーポ お前らだけをオバケと戦わせたりして‥ あやまるからキゲンなおしてくれよ、な?」 マクニールのいる部屋を見つけ乗り込むと、当の本人は女の尻を追いかけていた。 女「いやああ~ん」 マクニール「これ、待たぬか うひひひひひ」 レイ「‥やれやれ ゆかいだね」 気づくマクニール。「だだ・誰だ!」 ティーポ「‥誰でもいいだろ? お前からお金をとり戻しに来たぞ!」 マクニール「と、とり戻す!? なな、何のことだ? わしは ただ‥‥」 レイ「‥見苦しいぜ マクニールさん あんた、さっきみたいに楽しむために‥‥ 村のみんなからまき上げてるんだろ?」 そこへ先祖達が現れる。 ‥‥もうよいわ マクニール家の面汚しめ 先祖達が合体した! 見よ!これが名家の力だぁ! なんとかコンガーマリトを倒したレイ達。 マクニール「ひいいいいいい ななな、何が一体!? わしわし、わしは‥ ただ‥ なんにも悪い‥ ひい」 レイ「‥落ち着けよ、おっさん さっきのはあんたのご先祖さまで‥ おれたちゃ、ただのドロボーだよ‥‥?」 混乱しているマクニール。 ティーポ「‥ばかだなぁ、お前 いいから金のありかを教えればいいんだよ」 マクニールに言われ、奥に金を取りに行くレイ達。代わりに今まで隠れてた女がでてきた。 女「なによ、こしぬけ! ドロボーの方がよっぽどカッコイイわ!」 泣き崩れるマクニール。 マクニール「‥‥‥‥‥‥くっ ‥‥くくくくく ‥‥そうやって、わしをバカにしていればいいさ ‥‥‥‥‥‥‥ガキども」 本当に 力を持っているのが誰なのか‥‥ 教えてやるぞ‥‥ 246 ブレスオブファイア3 sage 04/04/11 00 09 ID a9CVyQ/B ‥次の日、村には払った税金が戻ってきていて大騒ぎだった‥ ティーポ「おもしろかったね にいちゃん! マクニールなんて てんでだらしないの! もう この辺りでおれたちに敵うヤツなんていないよ、にいちゃん!!」 はしゃぐティーポ。 三人で村にほめてもらいに行くことにした。 しかし、税金というものを良く知らずに盗って来たレイ達に向けられたのはこれまでにない冷たい視線だった‥‥ ズルスルを問い詰めると、場所が悪いのでそこの小屋で話すから先に行っててくれ、と言う。 小屋でズルスルを待つレイ達。 ティーポ「‥‥にいちゃん なんか‥‥ 変だね‥」 レイ「‥‥ズルスルのやつに説明させよう」 しかし小屋に入ってきたのは牛を連れたババデルだった。 ティーポ「ば、ババデル!?」 ババデル「‥‥わしは、ウシの世話を頼まれて来ただけだ ‥‥今からウシあいてにひとりごとを言う」 レイ「何だよ、それ!? 俺達はズルスルを‥」 ババデル「‥ズルスルは、楽しようとマクニールの金を狙ったが なんでも、マクニールは ヤバイ組織と関係あるらしいなぁ、ウシよ‥」 話が、見えにくい。 ティーポ「‥何それ、にいちゃん?」 レイ「どうやら‥ あまりウロウロしてる場合じゃなさそうだな‥ とにかくいったん家に戻った方がよさそうだ」 ババデル「‥ズルスルは逃げたぞ お前らは、利用されたんだ ほとぼりがさめるまでおとなしくかくれてろ‥」 なんだか雲行きが怪しくなってきたので、アジトでしばらく大人しくしてることにする。 …だが、アジトに戻ったレイ達が目にしたものは炎に包まれた我が家だった! レイ「なん‥ だと!?」 レイがとんで見に行く。 レイ「何だ‥‥ どうしたってんだ‥‥!?」 ティーポ「わっ! に、にいちゃん!!」 レイ達の前に凶悪なホースマン(馬人)の兄弟、サントとバリオが現れた。 サント「ほう‥ 強盗と言うからどんなヤツかと思うたら‥ まだ、ガキじゃぞ バリオの兄者よう‥?」 バリオ「‥気を抜くなよ、サント 手クセの悪い子供には世間のきびしさを教えないと、な?」 「ちくしょう、お前らが」怒りに震えるティーポ。 バリオ「そういう事だよ おいたのすぎた子供たち‥ さ、おしおきしてあげるから大人しく来なさい」 身構えるリュウ。 サント「兄者、あいつらやる気になってますぜ」 バリオ「‥なら、お説教はこれぐらいにしておくか」 レベルの違う強さにあっという間にやられてしまう三人。 リュウが次に目を覚ましたのはババデルの家のベッドだった。 「‥‥‥わしが、見つけたのは 傷だらけで森に倒れていた‥ お前だけだ」 バリオ達にやられ、行方不明となったレイとティーポ。 ババデル「いつか、痛い目に会うと言ったが‥‥ まさか、ここまで‥‥」 泣き出してしまうリュウ。 ババデル「恐らく、レイやティーポは‥ もう‥‥」 涙を拭き、歩き出すリュウ。 ババデル「どこへ行くつもりだ?ふたりを‥探すつもりなのか‥?」「ウインディア‥!?」 リュウ一人の旅が始まった。きっと、何処かで二人が生きていると信じて…… 283 ブレスオブファイア3 sage 04/04/12 12 32 ID bF072EWS 244-246の続き ウインディアに抜けるためにモーランジ山を一人で登るリュウ。 しかし頂で立ちション中のサントと鉢合わせてしまう。 サント「ふ~~‥‥‥」 「さ、兄者‥ 行こ‥‥ ん?」 リュウの姿を見て驚くサント。 「あ、兄者じゃねぇ!!おま、おま、おまえわ?」 バリオもやってきた。 サント「生きているんじゃ~! おばけなんじゃ~~!!」 木の陰に隠れるサント。 バリオ「‥‥おどろいたな ホントに、生きてるのか?」 ナイフを出すサント。 バリオ「‥‥殺りそこねたか?」 「‥いや、やっぱ死んでるよ、お前」 ナイフで背中を一突きされ倒れるリュウ。 バリオ「今度こそ、ちゃんと殺ったか?」 サント「殺った、殺った!死んだおばけは怖くない~」 鼓動とともにリュウの体が振動する。 バリオ「こ、これは!?」 刺されたショックでファイアのジーンに目覚め、竜に変身してしまうリュウ。 サント「あ、兄者―っ!こ、これは何じゃぁ!?」 バリオ「‥‥不死身だと言うのか?」 サント「ひーっ 兄者 に、逃げよう!」 バリオ「いや‥‥ 弟よ‥ こいつは、金になるぞ‥‥」 リュウは馬兄弟に拉致されてしまった。 ウインディア王「まこと、竜だと申すのだな?」 リュウはウインディア城で見世物にされるところだった。 バリオ「ええ、王よ まちがいありません」 サント「ほんとです、ほんとです まちがいないです!」 王「うむ‥ もし、それがまことであれば‥‥ 事体は重大だ‥ なにせ‥」 バリオ「‥世界を滅ぼした、竜の生き残りですから‥‥」 王の前で布が取られるが…… 「げっ、人間に もどってる!」 バリオ達は檻を蹴ってリュウを刺激する。 王「もうよいわ おろか者ども いったいなんのマネだ!」 リュウは馬兄弟共々捕まってしまう。 牢屋へ入れられ泣くリュウ。 バリオ「うるせーぞ! ビービーなくな!くそガキ!」 サント「おめーが、ちゃんと竜に変身しないから‥ わしらまで捕まったんじゃ! 大会も近いのにどうする、兄者」 「‥こんにちは わたし、ニーナです」 さっきの事を見ていた王女がやって来た。 「あなた‥ いじめられて‥ かわいそうだから逃がしてあげようと思って‥」 だが、リュウを逃がす前に馬兄弟に騙されて、二人を出してしまうニーナ。 ニーナ「もう、いじめたら いけませんよ‥?」 バリオ「ええ、もう あのガキには、何もしません」 ニーナ「?」 突然サントがニーナを殴りつけた。 バリオ「あんな気味の悪いガキよりも‥‥ 王女さまの方が、金になると言うものよ‥」 どうやらニーナを誘拐して身代金を要求つもりらしい。 リュウは体当たりで牢を破るとバリオ達を追った。 284 ブレスオブファイア3 sage 04/04/12 12 36 ID bF072EWS すぐに追いつくがニーナがいるため下手に手を出せないリュウ。 バリオ「‥もう あのガキにふりまわされるのはゴメンだ‥ 今度こそ、殺るぞ?」 またバリオ達にやられてしまうが、状況だけにとどめをさされずにすんだ。 ニーナ「‥‥だいじょうぶ?」 気がつくリュウ。 ニーナ「あなたが、あいつらに立ち向かってくれたから‥ さらわれずにすみました‥ ありがとう、ええと‥?」 「‥リュウ? ありがとう、リュウ」 「とにかく、ここを出ましょう」 ニーナが仲間になった。 牢屋から王家の墓を通り、ウインディアの城下町へ抜ける。 ニーナは遠くに離れた方がいいと言うが、リュウはウインディアで人探しをしたいと言う。 ニーナ「‥レイにティーポ? ごめんなさい、聞いた事ない‥ ‥‥でも、いっしょに探してあげる」 首を振るリュウ。 ニーナ「あら、いいのよ‥ 困った人を助けるのは王家のつとめですもの‥ さ、いきましょう、リュウ」 街で聞き込みをするがなかなか有力な情報は得られない。 「さがしてる?‥人を? ふ~~~ん、わかったぞ」「それは‥‥ か・く・れ・ん・ぼ、だな?」 街の子供達に聞いてみたところ、何故かかくれんぼになってしまった。 もーいいよ! ニーナ「‥‥さ、さがしましょ」 子供の事は子供に聞くのが一番、とニーナ。 全員見つけて話を聞く。するとリュウくらいの子供のドロボーが街道の方に逃げていったという。 エッグノック街道まで来たが、待ち伏せしていた馬兄弟にニーナが捕まってしまう。 バリオ「‥お前なんか、ほっといてもかまわないんだが」 サント「俺たちが、王女をさらったって事を‥ お城に知らされるとちょっと、やっかいだ」 バリオ「だが、ここで殺して‥ また、ドラゴンになられても困るしな‥‥?」 今度は闘都ジンメルまでさらわれてきたリュウ達。縛られて居酒屋に連れて行かれる。 バリオ達は忙しいので、リュウ達はファールという甲殻族(マッチョなアルマジロ)に任された。 バリオ「助かるぜ、ファール ‥‥おい、ガキ 大会が終ったらぶち殺してやるから‥ おとなしく待ってろよ」 サント「ガーランドのだんなもほどほどにな‥‥ 大会は近いぜ‥‥」 馬兄弟が出て行った。 リュウがロープを噛み千切る。 物陰からニーナが確認する。 ニーナ「あいつらは、行ったみたい‥ ファールって人が、いるけど よっぱらってるみたいだし‥ そっと行けば、気づかないかも」 入り口まで静かに歩いてく。 ファール「おや?子供たち‥ どこ行くんだい?」 ニーナ「いいえ‥ どこへも行きませんわ」 ファール「どこへも‥‥ ヒック」 ニーナ「ええ‥‥‥ それでは しつれいします」 脱出に成功したリュウたち。 メーカース峡谷を渡ればすぐウインディアだが、荷車の事故で通れないのでボウモウ山から遠回りすることに。 285 ブレスオブファイア3 sage 04/04/12 12 41 ID bF072EWS ボウモウ山を登ると、小屋とケーブルカーが見えた。 メイソン「子どもが、どうしてこんな山ン中へ‥? ま、まぁともかく暗くなってきた事だし小屋へお入り‥」 これまでの事を説明するニーナ。しかし、バリオとサントの名前が出るとメイソンの顔色が変わった。 今日はここで一泊して、明日リフトで山の向こう側へ連れてってもらうことになった。 朝になるとサントがやって来た。 サント「へへへ‥‥ おっさん、長生きするぞ」 メイソン「‥‥すまんな、子供たち ‥あんな連中とゴタゴタをおこしたくは ないんだ」 急いでリフトに乗り込むリュウ達、間一髪逃げることができた。 このまま一気に逃げるつもりが、すでにリフトの先は先回りされてた。崖に追い詰められる二人。 サント「おまえらが、いくら逃げようとしても‥ 最後にはわしらの思う通りになるんじゃ‥ それが、世の中っちゅうもんなんじゃ」 捕まるくらいなら、と崖から飛び降りる二人。リュウはプロテクトのジーンに目覚め、ニーナを守った。 ニーナ「ありがとう、リュウ このお礼はいつかきっとします」 山から出ると塔が見えた。 ニーナ「大っきなおうちね‥ ‥ここにかくまってもらいましょうか?ウインディアへの道も聞きたいし‥ ね?」 塔に入ってしばらく進むと、目の前の扉から物音がして小さな機械兵が出てきた。 すぐ後に扉の中で爆発が起こり、それを確認するとその機械兵(ハニー)は部屋に戻っていった。 ニーナ「な、なな、何なの!?」 部屋を覗くと女の人がいたがこちらに気づいていない。 ハニーが袖を引っ張る。女は気づくとモモと名乗った。話を聞いてもらおうとするがどうも話がかみ合わない。 モモ「ごめんなさいね、さっきは爆音で耳がキーンとしてたのー‥」 話を聞いてもらった。 モモ「‥まかせてー ちゃんとウインディアへ連れてってあげるー」 ニーナ「ありがとうございます このお礼はお城に着いたら必ず‥」 モモ「‥‥‥お城?」「あっ!ニーナって‥ ニーナ王女ぉ!?」 驚くモモ。 モモ「わ、わ、わ、王女様!知らなかったとはいえ無礼をいたしましたっ!」 ニーナ「い、いえ‥ 助けていただくのに‥ ニーナでいいです」 モモ「‥‥あら、そう?じゃ、ニーナ 出発しましょっか‥?」 モモが仲間になった。 モモが準備してる間一休みする二人。だが、戻ってきたモモは下にガラの悪い連中が集まっていると言う。 モモが言うには塔の上に逃げ道があるという。塔のトラップを潜り抜け、最上階に着く三人。 ここは昔、モモのお父さんの部屋で、脱出用の装置があるという。隠しスイッチを押すとロケットが出てきた。 ニーナ「でも、どうして逃げ出すための機械なんてお作りになったの?」 モモ「たぶん、作りたかったから作ったのよ‥ 機械、大好きだから‥」 ロケットに乗って脱出するが、途中で墜落してしまう。一人乗りだったようだ。三人はその場を離れる。 オマケ ニーナ「これで、ウインディアに戻れるかな‥ 戻ったら、もう一度ふたりを探してみようね‥」 モモ「王女様と、旅してるからって リュウが王子様ってことはないわよね‥ 当たり前か‥」 ハニー:キレイずき らしい・・ (テント内を掃除) 378 ブレスオブファイア3 sage 04/04/15 19 47 ID xcXxq0bx 283-285の続き 茶屋で一休みする三人。ウェイトレスの話によると街道で通行をチェックしてる連中がいると言う。 モモ「きっと、あなた達を追ってる連中ねー‥」 その声を聞いてじいさんがやって来た。 男はペレットといい、モモの父レプソルの作った実験プラントの所長をしていると言う。 そこではゴーストの力で強化作物を作っているのだが、最近どうも機械の調子が良くないらしい。 所長はモモにプラントまで来るように頼むと去っていった。 「ま、まあ 街道もしばらくは通れそうにないから、いいでしょ‥?」 プラントで所長の話を聞くとどうやら機械自体よりも心配な事があるらしい。所長は巨大な玉ねぎを指差す。 モモ「かわいー、わね 何、あれ?」 所長「か、かわいい!? いや、そんな事ないでしょう」 所長の悩みは作物の変異体で、それが西の処理場で発生して、気味悪がって誰も近づかないそうだ。 リュウ達は変異体の処分を引き受ける。 ゴミ捨て場の変異体を処分しにやって来たが、変異体は自我を持っていた。 理性を失い襲ってきた変異体ミュートプラントを倒す。理性を取り戻した変異体はリュウ達に自分の始末を頼む。 変「私は、存在すべきではありません‥」 「ありがとう‥ さようなら‥」 変異体がマグマへと落ちる。 モモ「やっぱり、待って! 大発見したなんて言いふらさないから‥ ちょっとだけ、調べさせて!」 変「知ろうと欲するのは決して悪くありません‥ ただ‥‥‥」 モモ「?」 変「一歩間違えば‥ 私‥ 以上に‥ 恐ろしい 化け‥ 物を‥‥ 生み出すと‥ 言うこと‥ 忘れ‥ ない‥ で」 「ぷきゅきゅー!」 三人「?」 モモ「なに‥?」 突然、マグマに沈んだ変異体からデカイ玉ねぎが飛び出した。 モモ「これは、あのカワイイ‥」 ニーナ「タマネギね‥‥」 よく分からないが玉ねぎは悲しんでいるようだ。 モモ「でも、きっと‥ 私達が連れて行くのを変異体は望んだはず‥ よね、きっと?」 ニーナ「ねぇ‥ その子の名前‥ ペコロスって、どうかな?」 ペコロスが仲間になった。 プラントに戻り、ウインディアに行くと言うと、所長が荷車に隠れて行くように勧める。 本当にこんなんで大丈夫かと思っていたら、やっぱり捕まってしまった。 所長「うふう‥ やれやれ 街道の奴等が探してるのが モモ達ってのは都合が良かったな‥」 「後はあいつらが始末してくれるだろう‥ 変異体の秘密と一緒にね‥‥ うふううふう」 379 ブレスオブファイア3 sage 04/04/15 19 52 ID xcXxq0bx ―漢羅強烈大武会― 年に一度闘都で開かれるこの大会はバリオ達の組織が仕切っており、世界中から 兵が集い戦って優勝した者は何でも思いの物を手にすることができ、また観客は賭けで熱くなる。 また闘都までさらわれて来た4人。バリオ達の部屋に連れて来られる。 バリオ「どうだ、子供達よ‥ 世の中の仕組みってものが 少しは分かったかな?」 サント「最後はわしらみたいな‥ 強いもんの思う通りになるって事じゃな、兄者?」 バリオ「‥強い者が全てを手にする そして、弱い者も逃げ出すことは出来ない‥ 漢羅強烈大武会と同じだ‥」 ニーナはそれを聞いて自分達が大武会に出場する事、優勝したらみんなを解放する事を頼む。 バリオ「誰も、こいつらに金を賭けない‥‥ と、言うことは‥だ もしこいつらが勝てば その分俺達が儲かるってワケだ‥」 出場を認められたが仲間を一人人質に取られてしまう。 一回戦は烈火の闘場でのパトリオチーム戦を勝ち抜く。 二回戦の禁呪の闘場で、エミタイチームが泣き落とし作戦とマッスルゴーレムを使ってきたがこれを倒す。 次は決勝のガーランド戦だが、覇王の闘場でリュウ一人の一騎打ちと決まった。控え室で時間を待つ。 一方その頃、ガーランドの控え室では…… バリオ「‥決勝前に何だよ ガーランド」 サント「わしらがつるんでるのがバレたらどーすんじゃ!?」 ガーランド「‥相手の、あの子供 一体、何者だ?」 バリオ「あいつは‥ ナリは小さいが中身はドラゴンさ」 話を聞いて何かを考え込むガーランド。 いよいよ決勝戦が始まりチャレンジャーとしてリュウが登場する。 アナ「‥‥‥‥そしてっ!迎え撃つは、この人!漢羅強烈大武会はこの人なくして語れません!」 「恐怖の翼! 一撃必殺の男! ‥伝説のチャンピオン! ミスター・ダイナマイツ ガーランド!!」 スポットと共にガーランド入場。 ガーランド「‥‥リュウとやら全力を出し切らねば死ぬことになる‥ とだけ言っておこう」 アナ「おぉ~~っと、イキナリ不敵ですっ、チャンピオン! ‥子供相手に大人気無いとも言えますが、 とにかく恐ろしい闘いになりそうです」 全力で立ち向かうリュウだったがガーランドの凄まじい攻撃の前に倒れてしまう。 アナウンサーがガーランドの優勝を告げて、バリオを呼ぶ。 ガーランド「‥‥何でも望むものが貰えるんだったな? ‥だったら、リュウとその仲間を貰うことにしよう」 バリオ「な、何トチ狂ってんだ!話が違うぞ‥?」 ガーランド「何だったら、お前さんの生命でも‥かまわんが?」 アナ「‥‥チャンピオンのガーランドさんには リュウさんと、その仲間が与えられま~~す!?」 380 ブレスオブファイア3 sage 04/04/15 19 57 ID xcXxq0bx ニーナの呼びかけで目が覚める。 ガーランド「で、お前達の身柄は俺が、預かることになった‥」 ガーランドと一緒に人質も返してもらいに行く。 「‥確かにこいつらは俺のものになったんだよな? ‥‥貰っていくぞ?」 出て行く5人。 サント「‥‥兄者ぁ どうなってるんじゃ?」 バリオ「散々コケにされてこのまま帰すワケにはいかねぇな‥ リュウ‥」 何故助けてくれたのか聞くと、ガーランドはリュウが竜族だからだと言う。 ガーランド「リュウよ‥ 助けた礼、とは言わん 竜の血を‥ 知りたいと思うのであれば‥ ‥東の地に 『天使の塔』と呼ばれる遺跡が、ある そこへ、来てもらおう‥ 待ってるぞ‥‥」 去って行くガーランド。何にせよリュウ達は一度ウインディアに行かねばならない。 メーカース峡谷まで来ると馬兄弟が手下を大勢連れて待ち伏せしていた。 バリオ「‥リュウ おめぇは、全く大したガキだよ‥‥」 サント「わしらにここまでやらせるんじゃから、なぁ‥」 襲ってくる手下どもと戦うが数が多すぎる。 敵の一翼をかたずけた時、ガーランドが現れ背後の敵を殲滅した。 バリオ「‥おい、ガーランド 俺達を裏切ってそいつらを助けるのか? 一体、何のために?」 「さあな‥‥ だが‥ 手を出すなと言ったぞ?」 「先に裏切ったのはそっちのよう、だな?」 「ガーランドよ‥‥ このままじゃ親父も黙っちゃいねぇぞ!?」 「下らん‥」 「キサマらのボスがどうしようと、知らぬ‥」 「よく‥ 分かった‥ ならば‥ ここで‥‥ 死ぬが良かろう‥‥」 バリオとサントが合体する! スタリオン「ふううぅぅぅん 強烈合体! すたりおんん! わしらのこの姿を見て生きていた奴ぁ、おらんんん」 スタリオンを倒してレイとティーポの敵を討つ。 王女をウインディアに送ったら天使の塔に向かおうと言うガーランド。 ニーナは、リュウがレイとティーポと言う二人を探していることを話す。 ガーランド「俺には、そいつらが生きてるとは思えんが‥」 泣き出すリュウ。ニーナも怒る。 「あいつらを見ただろう? 平気で人を殺すような連中だ‥‥ リュウが助かったのは竜の血を持ってるからだ‥‥ 違うか?」 まずウインディアに行きニーナを城に帰し、王から通行手形を貰うことに。 リュウの旅は新しい局面を迎えようとしていた。 181 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23 23 ID WLp5ACLn ニーナが帰ってきて喜ぶお城の人達。リュウ達は会食で迎えられた。 リュウは詐欺師の一味だと思われてたのでニーナが誤解を解く。 ナイトのビゼネクトが子供に何が出来るのか、とリュウの力を疑う。 ニーナはリュウはドラゴンだと話そうとするが、ガーランドが遮って手形の話を切り出す。 ニーナ「みんな‥ もう‥ 行ってしまうの‥‥?」 モモ「‥ニーナ ‥王女様 また、会えますわよ‥‥」 会食を終え、ニーナはリュウ達と別れた。 部屋にいたニーナだが下で悲鳴が聞こえたので行ってみる。 すると何故か、逃げてくハニーの姿が見えた。城の人達は皆ハニーに驚いている。 城の中をウロチョロするハニーを捕まえようとして二階のバルコニーから落ちてしまうニーナ。 その時ニーナの体(ハニーの目も)が光り、ゆっくり地面に着地した。 ハニーは着地に失敗し動かなくなってしまう。 「い、今のは‥ ハニーの、力‥‥?」 「どうしよう‥‥ モモさんに見せないと‥」 一方、キャンプ中のリュウ達。モモがハニーのいないことに気づく。 リュウとモモがハニーを探してるとニーナがやって来た。 モモ「ニーナ、どうしたのー!?」 ニーナはモモにハニーを渡す。テントで修理に取り掛かるモモ。 今まで黙っていたガーランドが口を開く。これから向う所で竜族の事を知ることができる、と。 ニーナがテントから出てくる。 ガー「しかし‥ 場合によると お前は、そこで‥‥ 死ぬ」 その言葉に驚くリュウとニーナ。 ニーナ「どうして、リュウが死ぬなんて言うの!? リュウはドラゴンの事を調べに行くだけじゃないの?」 ガー「世界を破滅させる程の力を持つ生物だから‥ そのぐらいの決意が必要だと、言う事だ‥」 「‥‥私も、行きます!」 「私の知らない所でリュウが、死んじゃうなんて ‥‥嫌だもの リュウは、悪いドラゴンじゃないもの!」 ニーナは家出をして付いてくることに。モモもラパラの動力船が見たいと言っている。 ペコロスは一緒にいて当然という顔をしている。 ウインディア関所。この先には東へ通じる長いつり橋が架かっている。 守備兵がニーナに気づくが、ガーランドが自分の娘だと言って通した。 ニーナ「ふう‥ 良かった‥‥ ありがとうガーランドさん 誤魔化してくれて‥」 ガー「ふむ‥ リュウが‥ 何度も守ったと聞き‥ リュウが、力を出すのに必要なのでは、ないかと思ったからだ‥」 「竜の力を出してもらわんと 意味が無いので、な‥」 ニーナ「!」 「リュウが‥ 竜の力を使うのは、私のせい? 私を守るため?」 早足になるリュウを止める。 「だったら、私‥ 強くなるから!」 「そうすれば、リュウは竜の力を使わないで、いいし 竜の力のせいで危ない目に遭わないですむから、ね?」 182 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23 26 ID WLp5ACLn 港町ラパラに着いた。ここから荷運びギルドの船で天使の塔のあるウルカン地方まで行く予定だ。 ギルド長のシンカーに話をつけに行くが船の事は娘のシャッドに任せていると言う。 港に行くと船乗りのジグがシャッドに求愛行動をとっていた。 シャッドに船の事を聞こうとするが機嫌が悪い。 会計のベイトがいさめるが、シャッドは誰のせいで機嫌が悪いんだ、といって去ってしまう。 ベイトはシャッドの事を謝ると船が戻ってこないのでシンカーに街道を使わせてもらうよう話してくれと言われる。 話を聞いて回ると灯台にモンスターが出て、灯火が消されて船が戻って来れなくなったらしい。 後、ベイトとシャッドは幼馴染で、シンカーはジグとシャッドを結婚させたいようだ。 シンカーと話すが街道もこの間の火山の噴火で使えないと言われた。 キャンプ中。 モモ「あーあ‥ せっかく来たのに 動力船、ないんじゃねー‥」 ガー「街道も、使えんとなると‥ お手上げだ」 「灯台を点火したら‥ 船、帰って来るかしら?」 「いくら、機械に強いとはいえ ギルドが、部外者に灯台をいじらせたりせんだろう、な」 足止めを食らってしまったリュウ達。 ニーナ「ねえ‥‥ シャッドさんって ベイトさんの事が好きなんじゃ、ないのかな?」 モモ「そ、それは そうかもしれないけど‥ それが、どうかしたー?」 「‥それで、ベイトさんもシャッドさんが好きなのよ」 「でも、ベイトさん言い出せないで‥‥」 「私、ベイトさんに勇気を出すよう、言ってあげる そうでないと、シャッドさんもかわいそうよね?」 ニーナのおせっかいが始まった。 港に行ってニーナがベイトに、プロポーズするよう勧める。ベイトには結局断られてしまう。 その時ジグの笑い声が響いた。どうやらジグが灯台を修理することになったようだ。 もしジグがこの仕事をやり遂げて船が戻ってきたら、シャッドとの結婚が決まってしまうだろう。 ベイト「‥‥みなさん わ、私を‥ 鍛えて下さい」 「何もしないで‥‥ 諦めるなんて やっぱり、出来ません」 ベイトは心を決めた。ジグの代わりに灯台を修理して、シャッドと結婚すると。 修行は連日連夜続いた。そしてついに灯台に行く時が。 だがそれを聞いたジグが決闘を申し込んできた。勝った方が灯台に行くことに。 決闘はベイトの勝利で幕を下ろした。 ベイト「か‥ 勝っ‥た」 シャッド「ベイト‥‥ こんなに‥ ボロボロになるまで頑張って‥‥」 「いや‥ 皆さんが‥ 力を貸してくれなければ ジグに勝つ事は出来なかったよ‥‥」 「分かってますよ‥ 今回、ジグに勝てたのは リュウさん達の‥ おかげだって事は‥‥、でも‥ 何も、しないでいたら 何も、起こらなかった‥‥」 「シャッド‥‥ 君の‥ 力になりたい 二人で、ギルドをやってゆこう」 184 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23 30 ID WLp5ACLn 翌日。ベイトが灯台に行くはずだったが、決闘の怪我でしばらく修理に行けないという。 もし急ぐのであれば、と灯台へ入ることを許可してくれる。 ベイト「灯台を修理して‥ 船が戻ってくるとは限りませんが‥ 何も、しなければ‥ 何も、起こりませんから、ね」 話通り灯台にはモンスターが出没していた。 ボイラーにゴースト鉱を供給して、バルブを切り替えてエネルギーを送る。後は屋上で点火するだけだ。 階段の前で、頭の無いトカゲの様な奇妙な物体を見つけた。物体はピクリとも動かない 魔物ではないようだ。 モモ「やだ、何よアレ かわいいじゃない!?」 「まぁ、何にせよ‥ ここの、ボスって感じじゃないわよねぇ?」 しかし階段を上ろうとしたら、家一軒はあろうかという巨大な目玉が降ってきて、さっきの物体と合体した。 ガー「誰だ‥ 魔物じゃないって言ったのは‥‥」 襲ってきたゲイザーを倒す。 屋上で点火すると妖精が飛んできた。 「だめよう!」 「灯台をつけちゃだめなのよーう!」 「消しなさいよう!」 妖精が棍棒で点火スイッチをブッ叩くが、逆にスイッチが入りっぱなしになってしまった。 「せっかく、メダマちゃんに守ってもらってたのにー‥ 消せなくなっちゃったわよう ひどいわよう!」 事情は良く分からないが、責任とってもらうとフェアリーティアを渡された。花畑でこれを使えと。 船が戻るまで時間があるので妖精の件を片付けることにする。 花畑でフェアリーテリアを使うと、妖精の隠れ家(共同体)に行くことが出来た。 話によるとここは灯台の裏で、灯台が光っているとモンスターがいぢめに来るらしい。 モンスターを倒すため、浜辺でそいつが来る夜を待つ。 怪しい影が見えたので陸に近づいたところを一気にフクロにした。 だがそれは大人しいイルカだった。モンスターとはこのイルカなのか、ニーナとモモが妖精を呼んでくる。 途端にイルカの態度が豹変した。汚い関西弁で、灯台が光っていると眠れないとイチャモンをつけてきた。 さっきは女性がいたから大人しくしていたらしい。 妖精とニーナ達が戻ってきた。イルカはまた猫をかぶったが、妖精ががなり立てるとキレた。 「じゃかっしわいチビども! われ、火であぶってサクサクっといてこましたろかい!?」 本性を現したかんさいイルカを退治した。 リュウはキスでお礼された。また遊びに来てね、だって。 港に行ったがまだ船が戻ってないらしい。何所かでトラブルでもあったのかも知れない。 シンカーと話すと最終手段として、街道ができる前にギルドが使ってた火山の抜け道を使わせてくれるらしい。 185 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23 33 ID WLp5ACLn ズブロ火山にやって来た。この火山の内部を通って先に進むことになる。 マグマやガスで危険な所を抜けると変な爺さんが現れた。 「ぎひひっ ここまで手が回ったか?」 一同「?」 モモ「‥何言ってるのー? 私達、ここを抜けて『天使の塔』ってとこに行くんですけど‥?」 老人はケタケタと笑い出す。 「ぎひひひぃ、そうとも‥ 塔に眠る、皆のためにも わしがここで死ぬわけにはいかんのじゃっ」 「ぎぎっ、聞こえるぞ‥ 死んでいった者達の 恨みの声がぁなぁ‥」 老人はキチのようだ。アーヴィとルーファスという二体の魔物を召喚して襲ってきた。 なんとか謎の老人ギシャボルゴを倒すが、一体何者だったんだろう…? ズブロ火山を抜けてウルカン地方に出た。 天使の塔に行く前に、ウルカン・タパの町に寄っていく。 ガーランドはここではガーディアンと呼ばれ親しまれていた。 話と聞くと、ここは一神教の宗教の町のようだ。 伝説では邪悪が現れた時、神によって天使が遣わされ、ウルカンの民を率いてこれを滅ぼしたらしい。 そしてガーランドはその天使の一人だそうだ。 長老のスーダマに挨拶に行く。 「‥‥‥ガーランドか?」 「よくぞ、戻った‥‥ で、どうじゃ‥ 仲間の所に行く気になったのか?」 「まあ‥ そんなところです」 「それでは、邪悪は滅んでいたのだな、やはり‥」 「お主のカンは外れたと、言うわけか‥‥ 眠りにつく時が来たようじゃな‥ ガーディアン・ガーランド」 スーダマから天使の塔に入る許可をもらう。 キャンプ中にて。リュウとガーランドが話している。 ガー「‥姿こそ、違うが 俺は、元々連中と同じウルカンの民だ‥ ガーディアンとは俺の様な‥ 戦闘用のウルカン人の呼び名だ‥ 邪悪なものから民を守る者」 ニーナがまだ休まないのかと、リュウとガーランドをを呼びに来た。テントに入ろうとするリュウ。 「この前、言った‥‥ お前が死ぬかもって話な‥」 「いや‥ いい‥‥ 遺跡に行けば分かる事だ‥」 186 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23 40 ID WLp5ACLn いよいよ竜の秘密を知ることが出来る天使の塔へ来た。 天使の塔はピラミッド状で、階段で上がり、中に入ってから下を目指す。 最深部にくるとガーランドがリュウと二人にしてくれと言う。仲間は塔から出た。 そこには巨大なピラミッドがあり、その周りに石碑が並んでる。 ガーディアン・ガイスト 234 ガーディアン・ガウ 198 ガーディアン・ガッツ 201 そして・・・ ガーディアン・ガーランド 299 ガー「こいつは、俺の名だ‥ そして、ガーディアンの別名は ‥‥‥竜殺し」 リュウ「!」 周りを良く見ると無数のドラゴンの骨が転がっていた。 「下の数字は、俺が前の戦で、殺した‥ 竜の‥ 数だ‥‥」 竜の怨霊が出てガーランドを威嚇するが、ガーランドの一睨みで掻き消える。 ガーランドは竜族がどうなったか教えてやろうと言う。 「邪悪で、争いを好む竜の一族は‥ 世界を我が物にしようと戦を起こした‥ 400年程前の話だ‥」 「竜族の力は強大だった‥ 俺達、ウルカンの民は邪悪と戦う力を神に求め‥ そして‥‥ 俺達、ガーディアンは神の力を使って‥ お前達、邪悪な竜族のほとんどをこの地に封印したのだ」 ガーランドが槍を構える。 「リュウよ‥‥ お前は竜の一族の 恐らくは、最後の生き残りだ」 「お前を封印すれば 俺の使命も終わる‥ 行くぞ、リュウ!」 激しい攻防の末、ガーランドの膝が地に付く。 「ぐう、ぅ‥‥ やはり、竜族が‥ その気に‥ なったら 俺達では、敵わん‥‥ ‥‥‥何故」 ガーランドに近寄ろうとするリュウに、竜の怨霊が何かを訴えかける。殺せとでもいうのであろうか? 「‥‥どうした とどめを刺さないのか?」 チ ガ ウ 敵デハナイ ガー「!」 リュウの頭に声が響き、リュウの様子がおかしくなる。 リュウは今まで変身したことの無い凄まじきドラゴンに姿を変えた! 「カイザー‥ ドラゴン‥?」 リュウは何処へと消え去った・・・ ガーランドは力尽き倒れ、部屋は崩壊し始める。 リュウは暗闇の中をひとりぼっちで彷徨っていた。 何故逃げる いつか夢で見た長髪の男が語りかける。 「俺達は他の連中とは違う 一緒にいては いけないんだ」 リュウは暗闇から逃げ続け、力尽きて倒れてしまう。そこで、リュウの意識は途絶えた・・・ 少年期編・完 203 ブレスオブファイア3 sage 04/04/24 18 31 ID Et3tsLFi 181-186の続き ~青年期編~ -ダウナ鉱山- ダウナ鉱山に再びドラゴンが現れた。 ドラゴンは再び殺戮を繰り返す。 ドラゴン退治を引き受けて、男がやって来た。 男の槍がドラゴンを捉える。 倒れたドラゴンは一人の青年に姿を変える。 「‥‥‥リュウ? 俺が‥‥ 分かるか‥?」 ガーランドはリュウが天使の塔で消えてから、何年も行方を捜していたのだった。 ガーランドが辺りを見回す。 ガー「ここは、お前の‥‥‥」 リュウが首を上げる。 ガー「リュウ‥‥ 俺を憎んでるか?」 リュウ「‥‥‥」 ガー「俺の話を聞いてくれるつもりがあるなら‥ 一緒に来てくれ ここは、いつまでも俺がいていい場所では、ない」 「お前が、俺を殺す気なら‥ お前にはその力も そして恐らく権利も、ある‥」 「だが‥ お前は自分を殺そうとした俺に、とどめを刺さなかった 400年前のドラゴン達がそうだったように‥‥」 ガーランドは続ける、竜族が本気を出していたら負けていたと。 何故、ドラゴンは大人しくやられた? 何故、神はドラゴンを殺させた? 「こんな事、とても言えたギリでは、ない‥ だが‥ 俺は、真実が知りたいのだ‥」 「‥だから、それまで俺の命を‥‥ 預かっておいてくれ‥」 うなずくリュウ。 「すまない‥‥」 エレベーターに乗り上を目指す。 「ここは‥ お前が‥ 生まれた場所、なんだろうな」 「ここの強い竜の気が リュウを呼んだのか‥」 エレベーターが上った後、大きな影が現れた。 そうだ‥ 私が、呼んだのだ‥ 204 ブレスオブファイア3 sage 04/04/24 18 32 ID Et3tsLFi 爆弾を積んだトロッコをぶつけて道をふさいでた岩を壊すと、影が現れた。 勝手なまねはさせんぞ ガーディアン ‥‥‥リュウよ ガー「リュウの名を!?」 リュウよ、何故その男を生かしておくのだ? ‥‥‥我らの敵を!? 「ドラゴン‥‥、か?」 影が弾け、血溜まりができる。 見えるか、ガーディアン 我ら一族の恨みの血が!? 血溜まりの中に竜骨が浮かび上がる。 ドラゴンゾンビ「ガーディアン‥ 400年ぶりだな‥‥? 我らを根絶やしにしようとした お前が‥‥ 今度はリュウを どうしようと企むのだ?」 「俺は‥ リュウを連れて‥ 俺達の神に会いに行く‥‥」 リュウ「!」 「最後のドラゴンを 生贄に捧げるとでも?」 「確かめる‥‥ 400年前の大戦が 正しかったのか、どうか‥」 「下らん! ‥リュウ、そいつを殺せ! 我らが一族の恨みを晴らせ! そいつら、ガーディアンに 一族は滅ぼされたのだ!」 だがリュウは応じない。 「何故だ!? そいつが憎くないのか?」 ニクンデハイケナイ ドラゴンゾンビ「うるさい! 小賢しいマネをするな!」 リュウ「?」 謎の声はドラゴンゾンビにしか聞こえていない。 襲ってきたドラゴンゾンビを退ける。 205 ブレスオブファイア3 sage 04/04/24 18 33 ID Et3tsLFi ドラゴンゾンビ「何故、いつも邪魔をする?」 一同「?」 「何故、いつも‥ 我らの力を抑えるのだ!?」 ドラゴンゾンビはダーク・ジーンに姿を変えた。リュウの中に暗い力が流れ込んでくる。 光とともに、翼を持つ女性が現れた。 それは、ドラゴンではない ガー「お前は‥ 竜族か‥?」 女はリュウを指差す。 真の竜は‥‥ 女はフュージョン・ジーンに姿を変えた。リュウの中に親しみが流れ込んでくる。 「リュウ‥ 今のは‥?」 「真の竜‥‥ 確かに、そう聞こえた それは‥‥?」 リュウはぼんやりとしてる。 「ふむ‥ 分からん、か‥」 さっきの女性はリュウの母親だろうか・・・? 鉱山を出ると鉱山長が出迎えた。 ガーランドがドラゴンを退治したと伝えるとお礼を言われる。 鉱山長はドラゴンがどんな酷い事をしてきたかグチる。 リュウはショックを受けてうなだれてしまう。 監督から礼金をもらうと、 オウガー街道に凄いモンスターが出るから気をつけるよう言われる。 キャンプ中、リュウはドラゴンになって殺戮を行う夢を見て、目を覚ます。 「‥‥眠れん、か?」 「‥‥リュウには悪い事を、した」 「殺そうとしたのも、そうだが 今‥ こうして‥ リュウを連れ出してきた事が‥‥」 「リュウを‥ 神の許しに連れて行くのが正しいのか、どうか 分からない‥」 「ただ‥ 神が‥ どうして竜を滅ぼそうとお考えになったのか‥ それを知る権利が リュウには、ある」 ガーランドはもう一度天使の塔に行こうと言う。 Part2
https://w.atwiki.jp/horserace/pages/3250.html
ピラーオブファイアをお気に入りに追加 ピラーオブファイアの情報をまとめています。リンク先には学生・未成年の方には不適切な表現内容が含まれる場合があります。またリンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。 ピラーオブファイア <保存課> 使い方 サイト名 URL ピラーオブファイア <情報1課> #bf ピラーオブファイア <情報2課> #blogsearch2 ピラーオブファイア <情報3課> #technorati ピラーオブファイア <報道課> gnewプラグインエラー「ピラーオブファイア」は見つからないか、接続エラーです。 ピラーオブファイア <成分解析課> ピラーオブファイアの32%は果物で出来ています。ピラーオブファイアの29%はミスリルで出来ています。ピラーオブファイアの20%は花崗岩で出来ています。ピラーオブファイアの15%は媚びで出来ています。ピラーオブファイアの3%は優雅さで出来ています。ピラーオブファイアの1%は陰謀で出来ています。 ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/medarot7/pages/153.html
編集わざ一覧 ファイア 説明簡易解説 Yボタン解説 詳細仕様 備考 所有パーツ・ドライブ一覧 説明 簡易解説 継続ダメージ効果 Yボタン解説 ファイア症状をつける格闘攻撃、 ファイアの症状により冷却が完了した時に全パーツに10ダメージを与える。 詳細仕様 しょうじょう 効力 ステータス変化 対象 ファイア 4 冷却終了時全パーツに10ダメージ 症状付加機体 冷却が完了した時と書いてあるが、実際はロボトル中台詞「行動終了時」にダメージを受けている。 なお、コンボの場合は、コンボ行動1回終了するたびに冷却終了と見なされ、 即座に症状効果が発動し全パーツに10ダメージを受ける。 ファイア症状によるダメージででパーツは破壊されない。 備考 メルト症状との違いは「行動の度」ダメージが発生する点。 メルトは1往復あたり20ダメージ発生するが、ファイアの場合だと相手の行動に応じて10~30のダメージとなる。 コンボを狙う相手も相応に居る対戦向け。 所有パーツ・ドライブ一覧 部位 パーツ名称 装甲 成功 威力 充填 冷却 回数 スキル 性別 あたま ブラストガン 150 38 50 38 5 4 なぐる ♂ ブレスファイア 235 10 52◎ 32 14 4 がむしゃら ♂ デストルクシオン 250 9 36◎ 29 28 3 がむしゃら ♂ 部位 パーツ名称 装甲 成功 威力 充填 冷却 スキル 性別 右うで シュラドー 115 24 45◎ 25 16 がむしゃら N ファイアガン 105 21 37 45 16 なぐる ♂ フレイムハンド 85 44 27 37 18 なぐる ♀ カガビコ 115 31 29 43 14 なぐる ♂ 部位 パーツ名称 装甲 成功 威力 充填 冷却 スキル 性別 左うで フレイムガン 105 15 45◎ 35 18 がむしゃら ♂ フレイムアーム 85 38 35◎ 27 20 がむしゃら ♀ ヤギハヤ 115 25 37◎ 33 16 がむしゃら ♂ ドライブ名 機体名称 成功 威力 充填 冷却 スキル 性別 ドライブB ガルトマーン 38 56 62 30 なぐる N ▲ページ上部へ▲
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/27920.html
爆裂オブファイア UC 火 (7) クリーチャー:フレイム・コマンド 9000 ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにあるすべてのクリーチャーは、自身の一番下のカードを1枚だけ残し、それ以外をすべて墓地に置く。 ■W・ブレイカー 作者:翠猫 DMAE-06「ブレイズ・イン・ザ・ダーク」収録のフレイム・コマンド。 要するに 進化クリーチャー クロスギアをクロスしているクリーチャー バトルギアをライズしているクリーチャー 封印をつけられているクリーチャー 何らかの効果により下にカードが置かれているカード等 これらを一番下のカードだけを残してそれ以外をすべて墓地送りにする。墓地送りという書き方ではあるがルール上はクリーチャーの場合は破壊扱いになる。進化クリーチャーであっても下に何もカードがない場合は破壊されず、一番下に複数カードが置かれている時は1枚だけ残してそれ以外をすべて墓地に送る。 扱い方としては進化クリーチャーの破壊、クロスギアやバトルギアを装備しているクリーチャーの破壊、墓地退化、封印されているクリーチャーの開放などが主となる。 《禁断機関 VV-8》とはマナカーブ的に綺麗に繋がり、更に封印を一気に外して禁断機動を発動させることが出来る為好相性。ドキンダムとは一気に封印を外せる為相性が良さそうに見えるが、普通にソニック・コマンド達を活用するほうが早く、むしろドキンダムが貼った封印を外してしまう可能性があるためあまり相性は良くない。癖が強い独特な効果を持っている変わり種クリーチャー。 名前の由来となっているのは「NIGHT OF FIRE」。 関連エキスパンション DMAE-06「ブレイズ・イン・ザ・ダーク」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/fedic/pages/349.html
ファイアーエムブレム メモリアルブック アカネイア・クロニクル アスキー・メディアワークスより2010/12/17に発売されたファンブック。 暗黒竜発売から20年を記念してという名目だがページ数や版型もほぼ同じで、同年6月に出たファイアーエムブレム大全の後追い企画に見える。 大全との大きな違いはハードカバーである事と"アカネイア・クロニクル"という事で新・暗黒竜、新・紋章をメインに、暗黒竜、紋章、BSアカネイア戦記と掲載作品をアカネイア大陸を舞台にした絞られている事が挙げられる。 作品数が絞られている分載っているイラストが全体的に大きい事が強み。 小屋勝義の手掛けたTCGからのイラストや新・暗黒竜の士郎政宗、新・紋章の井塚大介によるイメージビジュアルギャラリー、他にも説明書に使われていたイラストなども色々載っている。 井塚大介(一人だけ2ページ使いカタリナとクライネを描いている)・金田榮路・北千里・箱田真紀・日野慎之介・山田孝太郎・わださちこのシリーズに関係がある人達や えぃわ・末次誉亮・西村きぬ・夢路キリコ・雑君保プ(4コマ漫画)による描き下ろしイラストも見応え有り。 他にアカネイア大陸の歴史や新・暗黒竜&新・紋章のシナリオテキスト、20年間に出た関連商品リスト、各作品における初期能力値・成長率(S,A~Eで分けられている)表、聖戦の系譜~暁の女神までを含む全作品のシステム概論、用語集などがある。 各コンテンツは全体的には内容としては悪くないものの、多い情報を捌くためにフォントサイズが小さく、非常に読みづらいのが難点。
https://w.atwiki.jp/medarotdual2ch/pages/153.html
わざがファイアのパーツ一覧 ダウンロードコンテンツで入手できるパーツには、メダロット名の欄を黄緑にし【DLC】と記載してあります。 ♂パーツあたま みぎうで ひだりうで ♀パーツみぎうで ひだりうで 【ファイア】 チャージ攻撃時、相手に継続ダメージ効果を付与する格闘攻撃。 継続ダメージは全パーツに効果がある為、格闘攻撃では珍しく命中部位以外の装甲を削る事が出来る。 その為、ガードに対して有効な攻撃の内の一つと言える。 ただし、この効果でパーツは破壊されない(装甲が1だけ残る)。 また、効果時間や合計ダメージは、パーツの威力が低いほど長く、大きい。 継続ダメージ効果にどれだけ重きを置くか、によりパーツを選ぶとよいだろう。 (例:サンダー等他の状態異常を与える場合がある時は、継続ダメージ時間が短くても良いので高威力なものを選ぶ、等。) ファイアはチャージ攻撃1回でかなりのダメージ効率を出せるが、 全パーツへのダメージであることと、時間当たりのダメージである事から、 速攻でパーツを破壊する事が難しいため、短期決戦には不向きであることに注意しよう。 ♂パーツ あたま メダロット パーツめい せいのう パーツ説明 ヘルフェニックス ブラストガン 装甲 280 チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 40 / 60 充填 2 冷却 1.1 s ヘルフェニックス【DLC】 ブラストガン 装甲 260 チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。持続ダメージが強力。 威力 40 / 0 充填 2 冷却 16.6 s アタックティラノ ブレスファイア 装甲 200 効果持続時間に特化したファイア。チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 20 / 40 充填 2 冷却 2.7 s みぎうで メダロット パーツめい せいのう パーツ説明 ヘルフェニックス ファイアガン 装甲 230 チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 40 / 60 充填 2 冷却 2.0 s ヘルフェニックス【DLC】 ファイアガン 装甲 260 威力の高いファイア。チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 60 / 90 充填 2 冷却 2.0 s ア・ブラーゲ カガビコ 装甲 130 効果持続時間に特化したファイア。チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 20 / 40 充填 2 冷却 2.7 s ひだりうで メダロット パーツめい せいのう パーツ説明 ヘルフェニックス フレイムガン 装甲 230 チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 40 / 60 充填 2 冷却 2.0 s ヘルフェニックス【DLC】 フレイムガン 装甲 260 威力の高いファイア。チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 60 / 90 充填 2 冷却 2.0 s ア・ブラーゲ ヤギハヤ 装甲 130 効果持続時間に特化したファイア。チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 20 / 40 充填 2 冷却 2.7 s ♀パーツ みぎうで メダロット パーツめい せいのう パーツ説明 フレイムティサラ フレイムハンド 装甲 190 効果持続時間に特化したファイア。チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 40 / 25 充填 2 冷却 1.1 s ひだりうで メダロット パーツめい せいのう パーツ説明 フレイムティサラ フレイムアーム 装甲 190 効果持続時間に特化したファイア。チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 40 / 25 充填 2 冷却 1.1 s ラピュセル フルールドリス 装甲 260 威力の高いファイア。チャージこうげき時にけいぞくダメージを追加。 威力 60 / 90 充填 2 冷却 2.0 s ▲ページ上部へ▲